黒河市の楊立華さん 黒竜江省女子刑務所で殴打され死亡
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 【明慧日本2022年11月7日】黒河市孫呉県の法輪功学習者・楊立華さん(43)は懲役3年の実刑判決を言い渡された後、2019年11月5日、黒竜江省女子刑務所で迫害されて死亡した。家族は刑務所側から「重篤」という知らせを受けて病院に駆けつけると、楊さんはすでに死亡していた。事情を知っている人によると、楊さんは2019年11月6日に黒竜江省女子刑務所で殴打され死亡したという。

 信頼性の高い消息筋によると、楊さんは2019年11月6日に黒竜江省女子刑務所8監区7組で受刑者・李玉那と趙冬梅らに殴打され死に至ったという。調べによると、楊さんは刑務所の邪悪なルールに抗議して従わなかったため、組長の矯麗麗に倒されて顔を踏まれて、受刑者の李と趙に酷く殴打された。殴打された楊さんが意識不明になった時に8監区の大隊長が見に来たが、「死んだふりだ!」と言った。受刑者の1人は「死ぬかもしれない! 早く病院に送ろう」と主張した。

 楊立華さんは明るい性格で、話すことが好きな優しい人だった。楊さんと関わった人は皆、「本当にいい人だった」と言っていた。 楊さんが急死したことを知った村人たちは、「こんなことがあり得るのか」、「こんなに若い人が突然亡くなるなんて」、「あまりにもひどい」、「冤罪だ」と言っていた。

中共酷刑示意图:殴打、撞头

拷問によるイメージ図:殴打

 楊さんは法輪功の信仰を諦めないとして、2014年8月に孫呉県裁判所に3年の実刑判決を言い渡され、黒竜江省女子刑務所で体罰や激しい殴打などの残酷な拷問を受けた。楊さんは、やせ細り、まっすぐ立つこともできず、歩くのも困難になった。2017年8月に解放されて帰宅した。楊さんはまだ回復しておらず、解放されてわずか3カ月、ガソリンスタンドで給油の仕事を見つけ、家計を助けた。

 ガソリンスタンドでアルバイトをしていた際、ある日、現地の派出所の所長に遭遇し、勤務先に解雇を強要された。楊さんと学習者・曲永霞さんはこの件について現地の政府部門に陳情したが、「公務妨害、法輪功を宣伝した」という理由で連行され、2017年12月26日、曲さんは懲役3年、楊さんは懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 2019年11月6日、楊さんの家族は刑務所から「楊は重篤で入院中」という電話連絡を受けた。楊さんの夫と弟夫婦はすぐに電車のチケットを購入して刑務所に行こうとしたが、午後また刑務所から「楊は死亡した」という電話を受けた。家族はハルビン医科大学第二院に駆けつけた時、楊さんはすでに息が絶えていた。

 ハルビン医科大学第二病院で、楊立華さんの家族は、「こんな若い人がどうしてこんなに早く死んでしまったのか、その病歴を見たい」と言ってきた。 警察は遺族に自由に病歴を見せず、警官は手に持って見せただけだったった。家族は楊さんの遺体が全身傷だらけでボロボロになっているのを見て、「すぐに火葬せず、解剖を希望する」と言ったが、警察は解剖に時間がかかると理由をつけ、上に報告して認可を受けなければならないから、何カ月かかるか分からないと言って騙した。遺族は理解できなかったが、仕方なく火葬の同意にサインをした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/20/449842.html)
 
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