吉林省の劉桂傑さん 不当に拘束され娘も警官に殴打される
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 【明慧日本2023年2月23日】吉林省公主嶺市大嶺鎮の法輪功学習者・劉桂傑さん、王麗さんの2人は、2023年2月6日、地元の警官に拘置所に連行され不当に拘束された。同月10日、警官は誰もいない劉さんの家に押し入って家宅捜索した。その後、劉さんの家族は警察に通報したが、家に来た警官は、劉さんの娘を殴打し、連行した。

 2月6日、劉さんは出かけたまま帰らなかった。2月8日、家族は大嶺派出所の警官からの電話で「劉桂傑を拘置所に送った。13日間拘留する」と告げられた。翌日、家族は公主嶺市公安局と拘留所に行き、劉さんとの面会を求めたが、すべて拒否された。

 2月10日午後、劉さんの家族は部屋にあったものが散乱し、パソコンがなくなっているのに気づき、警察に通報した。しかし、大嶺派出所の警官は公安官と名乗る数人を率いて劉さんの家に向かい、劉さんの娘の李静さんを強制的に引きずって車に乗せ連行した。警官は反抗した李静さんの頭部を殴打した。

 李さんは警官らに大嶺鎮に連行され、取り調べを受けた。警官は李静さんに、法輪功を学んでいるか、両親がどのくらい法輪功を学んだかなどを尋問した。警官らは李静さんの仕事用の携帯電話2台を押収し、電話の記録を調べ、車のキーを取り上げ、李さんの車を派出所に移動した。

 情報筋によると、劉さんは迫害され高血圧症を発症し、現在、公主嶺市センター病院に入院しているという。

 明慧ネットの報道によると、劉さんは迫害の実態を伝えたとして、二十数年来、当局の警官に嫌がらせ、連行、拘留、労働教養処分などの迫害を受けている。

 2009年12月4日、劉さんは公主嶺公安局の警官に連行された。その後、1年6カ月の労働教養処分を科され、劉さんは平瑞労働教養所第四旅団に拘禁された。教養所で劉さんは様々な拷問を受け、高血圧症になった。その後、家族の救助の下、劉さんは8カ月拘禁された後、解放された。

 2014年7月、警官は劉さんの自宅を数日にわたって監視していた。

 2015年10月21日朝5時ごろ、公主嶺の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と大嶺鎮派出所の警官は別行動して、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した数人の法輪功学習者の家に行き、家宅捜索し、学習者たちを連行した。劉さんは家から離れていたため、免れた。

 2020年6月24日午後1時、警官2人は劉さんの家に行き、劉さんに「法輪功をまだ学んでいるのか?」と聞いた。そして劉さんの電話番号を聞き出し、「陳情や人に電話をかけること、ステッカーを貼ることをしないように」と要求した。

 2020年10月12日午後2時過ぎ、大嶺鎮派出所の警官と鎮政府の職員は劉さんの家に行き、「政法委の指示で訪ねてきた」と言って、劉さんに法輪功を放棄する誓約書、三書にサインを強いた。彼らは「サインをしなければ、サインをするまで毎週1回来るぞ」と脅迫した。

 2021年9月11日午後1時過ぎ、派出所の警官は十数人の警官を連れて、劉さんの家に行って嫌がらせをした。彼らは街道派出所と公主嶺市政法委、長春市政法委の警官だった。

 2021年12月15日午前9時、大嶺鎮の婦人会の主任は劉さんの家に行って部屋をめちゃくちゃにしたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/12/456705.html)
 
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