子供弟子:修煉して、ネット中毒から抜け出す
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年10月26日】昨年、学校の前半学期はオンライン授業でした。その前から、私は短いリール動画にはまっていました。最初はオンライン授業が始まっても、それなりの成績を収めていました。おそらく、私の正念が執着に勝っていたのかもしれません。動画を見たくなる度に、正念がそれを抑制していました。

 しかし、オンライン授業が長く続くと、クラスメイトとチャットを始め、そこでゲームや最新の曲などについて多くの情報を得るようになりました。その結果、私は授業に集中できなくなり、次第に、他のことをやるようになったのです。母親も同修で、極力注意してくれますが、母親が見ていないうちについつい見てしまいました。

 あの頃はゲームをやりたいという念がどんどん強くなっていき、宿題が多いことを理由に法も勉強せず、煉功もしなくなりました。そして、いつの間にか正念がなくなりました。

 動画を見ているときは楽しいのですが、見ていないときでもそれを考えるようになり、徐々に宿題がわからなくなり、先生が言っていることも理解できなくなったのです。そして、身体が重く感じ、以前すっきりしていた頭も、どんよりとしたものでいっぱいになりました。目からも水が流れ出し、その度に、目がゴロゴロしたり、極度の乾燥状態になったりと、非常につらかったのです。

 ついに、成績も一気に落ち、平均90点台から70点台まで下がりました。期末テストが控えている時期でもありましたので、非常に焦りました。仕方なく師父にテストを延期するようお願いしたところ、多くの生徒がコロナにかかったことで、教育局は冬季休暇を早めることにし、期末テストは次の学期はじめに行うことになりました。まさに師父が与えてくださったチャンスなのです。

 はじめは、休暇中にできる限り多く学法するつもりでしたが、2、3日もしないうちに再びよくないことを考え始めました。そこで、母親は私のスマホを没収しました。私はこれに怒り、反抗心から宿題もやらず、学法もせず、煉功もしなくなりました。

 師父は「このゲームはあまりにも危害が大きく、大法弟子の子供だけが対象にされているのではありません。人にとって大きな誘惑であり、常人にも非常に消極的な作用をもたらしています。そのせいで、人々は真面目に働かず、睡眠も休憩もちゃんと取れません。人間の情が薄れていき、家庭を顧みず、学生はそれで勉強をおろそかにし、はまってしまい、どっぷりのめりこみ、同様に人類をダメにしているのです。ゲームメーカーは普及させるために、絶えず新しい機種を開発し、力を入れて行い、宣伝しています。人類はこれほど巨大な罪業を作り、どのようにすればいいのでしょうか? これは人類を堕落させているのです」 [1]と説かれました。

 師父はすでにゲームに関する法を説かれたので、私もこれ以上わがままは言えません。母親はほとんどの電子機器を管理し、私は毎日母親と学法、煉功を始めました。まもなくして、心が落ち着き、ゲームがしたい、動画を見たいと思うのは本当の自分ではないと悟りました。

 しかし、その後、宿題をやるにあたりネット上で資料を探さなければなりません。母が見ていないとき、私の執着は再び復活してしまいました。我慢できずに数分の間でも「必死に」動画を見ます。しかし、見終わると、強い後悔の念が押し寄せてきました。時々、スマホを弄った後、鋭い痛みが両目を襲いました。

 これは非常に大事なことだと悟りました。毎日15ページくらいの『轉法輪』を勉強し、これに加えて、各地での説法も読みました。もちろん、最初は気がそれたりして、法に集中できませんでしたが、徐々に改善されていきました。この冬期休暇で母と合わせて15冊の各地での説法、『轉法輪』を2回ほど読み、子供弟子たちの交流や、明慧ラジオなども聞き、目の調子もだんだんと良くなりました。

 ある日の晩、眠っているときに、突然頭が熱流で隅から隅まで洗い流されたような気がしました。まるできれいで透き通った頭と取り換えられたかのようです。朝起きると、これまで以上にすっきりし、どんよりしていたものが無くなったとはっきり感じました。理解できなかった知識もわかるようになり、心も軽くなり、長い間愉快な気分でいられました。

 新学期が始まり、宿題以上のことをしていないのに、授業のスピードに追い付くことができました。テストが始まったとき、少し慌てましたが「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と心の中で唱えると、だんだんと落ち着いたのです。テストの総合成績もクラスで4位となりました。

 すべては大法のおかげです。ネット中毒になった私を救ってくださった師父に感謝いたします。まだほかにも嫉妬心や闘争心、言われたくない心理、名利を求める心理などがありますが、しっかり実修していきたいと思います。

 師父に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十三』「二〇一四年サンフランシスコ法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/24/467155.html)
 
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