黒竜江省の白麗艶さん 刑務所の迫害で右目を失明
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年12月21日】黒竜江省ハルビン市賓(ひん)県の法輪功学習者・白麗艶さん(63歳女性)は、2018年11月8日に警官に連行された。その後、依蘭県裁判所は白さんに不当に懲役5年の判決を言い渡した。黒竜江省女子刑務所に送り込まれた白さんは、刑務所での迫害により、一度右目を失明する状態になった。

 白さんは賓県公商銀行で会計の仕事をしていた。1995年、病気治療のため、白さんは法輪功を学び始めると、病気が瞬く間に消えた。白さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分に要求し、友人や親戚から良い人だと評判になった。

 しかし、1999年7.20、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。それでも、信念を貫く白さんは、その理由で職を失うことを余儀なくされ、何度も連行・拘束され、労働教養処分などの迫害を受けた。母親の安否を心配し続けた一人息子は、恐怖に打ちひしがれ、2005年に18歳で病死した。しかし、白さんはその悲しみを乗り越え、法輪功で培った誠意、優しさ、寛容の心をもって、自分を傷つけた人たちに接し、「真・善・忍」を実践した。

 2018年11月9日、黒竜江省国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の副所長・楊博らの指示の下、賓県公安局は白さんを含む25人の法輪功学習者を連行した。2019年末、白さんは依蘭県裁判所から懲役5年の判決を下され、2020年1月7日、黒竜江省女子刑務所に送られた。

示意图:中共监狱中的奴工迫害

イメージ図:刑務所での奴隷のような労働

 刑務所で白さんはつけまつげの製造などをさせられ奴隷のような労働を強いられ、迫害によって、視力が低下して生産ノルマを達成できなかった。釈放3カ月前の今年8月末、白さんは突然右目の視力を失い、刑務所の医師から、ここでは治らないので、外の病院に行くようにと言われた。外の病院に行くには、外来を受信するには申請や、予約などしなければならなかった。また公衆の面前で手錠と足かせを掛けられたままで行かなければならないので、白さんは、これは人格に対する侮辱だと考えた。

 今年11月8日、白さんは解放される当日に病院で検査を受けたところ、「白内障で手術が必要だ」と診断され、さらに、糖尿病、高血圧、高コレステロールなども見っかった。20年以上法輪功を修煉し、健康だった白さんは、「これはすべて刑務所での5年間の拘禁と迫害の結果です」と話した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/16/469352.html)
 
関連文章