アイルランドの学習者 中国首相の国賓訪問中に迫害停止を呼びかける
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年1月30日】中国の李強首相は2024年1月16日から17日にかけて、アイルランドを訪問した。イギリスおよびアイルランドのメディアも報じたように、アイルランドの法輪大法佛学会は、李氏が到着する前夜にアイルランド首相に嘆願書を提出し、アイルランド政府が会談の中で中国における法輪功学習者(以下、学習者)への迫害を取り上げるよう求めた。

 李強氏の訪問中、学習者は首都ダブリンで平和的に陳情活動を行い、法輪大法について人々に伝えるとともに、中国共産党(以下、中共)による24年以上続いてきた学習者への迫害事実を伝えた。通りかかった車はクラクションを鳴らして学習者への支持を示し、車窓を開けて学習者に親指を立てる運転手もいた。また、迫害の真実を知って学習者と握手を交わす通行人もいた。

'图1:爱尔兰法轮功学员在总理府递交请愿信'

首相官邸に嘆願書を提出するアイルランドの学習者

'图2:法轮功学员在都柏林洲际酒店(InterContinental Dublin)外和平请愿'

中国当局者が滞在したインターコンチネンタル・ダブリン・ホテル前で、平和的に抗議活動を行う学習者

'图3:两位德国小伙表示支持学员反迫害'

2人のドイツ人の青年、「迫害を終わらせることを支持します」

 中国での迫害にメディアが焦点を当てる

 1月17日、中国の李強首相がアイルランドのマイケル・D・ヒギンズ大統領およびレオ・バラドカル首相と会談した際、地元メディアの『アイリッシュ・エグザミナー紙』は学習者の訴求と、中共による学習者への迫害に関する特別レポートを掲載した。『アイリッシュ・エグザミナー紙』はアイルランドの3大新聞の一つである。

 レポートは、学習者に対する残酷な迫害は24年以上続いていると指摘し、「アイルランドの各地域、各業種の人々は、学習者に対する残酷な迫害を直ちに停止することを望んでいると表明した」と書かれている。2024年1月9日時点で、約8万5千人が法輪功迫害の終結を求める嘆願書に署名した。

 英BBC放送は1月20日、学習者がアイルランド政府に対し、中共の残虐行為を止めるよう呼びかけたと報じた。同報道はまた、中共が1999年から学習者を迫害し始めたことにも言及した。

 アイルランドのマルコム・バーン上院議員は、李強氏との会談で人権問題を最優先するよう当局に呼びかけ、アイルランドと中国との間に関係が築かれたからといって、中共の「継続的な人権侵害に目をつぶっている」ということではないと表明した。バーン議員は、中共はウイグル族、キリスト教徒、法輪功学習者を弾圧し続けているとも指摘した。

'图4:参议员马尔科姆・伯恩(Malcolm Byrne)'

マルコム・バーン上院議員

 人々は学習者の平和的な請願を支持する

 李強首相の訪問に先立ち、数人の共産党幹部は先にインターコンチネンタル・ダブリン・ホテルに到着した。学習者は1月15日と16日の夜、ホテルの近くで平和的な抗議活動を行った。学習者が音楽に合わせて静かに煉功しているのを見て、多くの通行人は立ち止まって興味津々に見たり、資料を受け取ったりした。そして学習者と会話を交わした後、多くの人が活動を支持すると言った。

 1月17日、アイルランドのヒギンズ大統領と李強氏の会談の際、学習者は会場の外で英語と中国語で書かれた「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍」、「法輪功への迫害を停止せよ」、「学習者に対する生体臓器狩りは天理が許さない」などの横断幕を掲げた。 

'图5~6:一月十七日,法轮功学员在总理府外和平请愿'

1月17日、学習者は首相官邸前で平和的に陳情

 学習者が来たのを見て、勤務中の警察官は道路を渡って学習者と友好的に挨拶し、歓迎を表した。ある警察官は、「数年前にも街で学習者が開いた集会を見たことがあります」と言った。そして、同僚に「法輪功は平和的で善良ですね」と感嘆した。

 近くの住民の多くは、通りかかったとき足を止めて学習者と会話を交わしたりした。あるアイルランド人女性は、「学習者に会えてとても嬉しいです。ニュースを見てから、ここで学習者に出会えることを楽しみにしていました。皆が素晴らしいことをしているからです」と話した。

 また、中年のアイルランド人女性は、中共による法輪功迫害の実態を知った後、その場にいた学習者全員と握手し、「私はあなた達を全面的に支持します!」と言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/22/471224.html)
 
関連文章