教訓を学び 人心を放下する
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2024年2月8日】数日前、明慧編集部からの通告で、ある人が「もはや大法弟子ではない」と知らされました。私たちの知る限り、その人はもう修煉をしていないという状況です。しかし、一部の学習者は依然として主観的に彼女を同修として扱い、同修として要求しようとしています。

 真に修める弟子ならみんなわかっていますが、修煉は容易なことではなく、常人のなかの如何なることよりも難しいのです。修煉の道は常に平坦ではなく、旧勢力は嫉妬や虎視眈々と狙っており、さらに困難が重なります。厳正声明は、旧勢力の按排を破るために用意されたものです。正法が終わらない限り、改めて修めるチャンスがあり、師父はその機会を与えてくださいました。ただし、改めて修煉するには、倍の補いが必要であり、容易ではありません! 人間はそもそも業を持っており、大法弟子が修煉できるように、師父はほとんどの業を引き受けてくださり、僅かな業だけが残っているのに、私たちは依然として非常に苦しく、難しいと感じることがあり、心性の関を乗り越えることができない場合もしばしばあります。しかし、他の大法弟子を傷つけ、多くの常人が法を得ることを遅らせるような最低ラインを越えた行為は重大な業を作ってしまい、改めて修煉を始めたときに大きな困難に遭遇します。それを乗り越えることができるでしょうか? これは当たり前のことではなく一般の人々には理解できません。

 この出来事は教訓です。師父は「トラブルに遭ったら自分を探す」(『各地での説法七』「米国首都法会での説法」)とおっしゃいました。この出来事に直面して、自分を当たり前に「大法弟子」と呼んでいる学習者や弟子たちは、心を静かにして、自分たちが歩んできた道を反省しなければなりません。それは、今後の道を正しく、安定して歩むためであり、自分たちの修煉をより純粋で殊勝なものにするためです。

 振り返ってみれば、旧勢力によって按排された迫害は、法を学び始めて間もない多くの学習者がまだ、どのように修煉すれば良いかを理解する余裕もなく、十分な心性の錬磨も経験していない状態なのに、急いで正法の修煉段階に押し込まれました。この20年以上の修煉を振り返ってみると、かなりの数の学習者が実際には常人の中に基点を持っていることが明らかです。その特徴は次のとおりです。まず、第一に、常人の能力、さらには大法から与えられた能力や誓約を果たす機会を個人の資本と見なし、自己を実証し、自己を誇張し、自我に執着することです。第二に、法を学んでも法を得ておらず、心性が常人のレベルにとどまり、具体的な表現としては、常人の物事に執着すること、トラブルに直面したときに盲目的に外を見て、常人の理論や常人の人情と道理を使い、他人がどのように修煉すべきかを導き出すことです。一部の学習者はさらに常人の角度から、師父がいかに修煉を指導し、学習者のなかの人々や出来事にどのように対処すべきか、と妄言しています。

 これら二つの特徴(自己を実証すること、および常人の学術、理論、人情と道理、論理、科学、利益、名誉などを大法よりも高く評価すること)は、心が常人の中にあることを示しています。常人に執着し、そこから抜け出そうとせず、それに気づかないままでいると、時間が経つにつれて、これらの物質の密度と量が増えるだけでなく、旧勢力の介入を招き、自分の修煉の道に重大な罠を仕掛けることになります。結局のところ、修煉できなくなり、或いは誤って邪道に陥ります。人間の理で修煉を理解することができるでしょうか。現代の常人の心性や観念を用いても、修煉の高みを越えることはできません。

 真に修める弟子は皆知っています。生命は本来天上の仙人であり、上界の生命が一層一層と下って、人間世界に降りてくると、能力も一重一重と封印されます。真の佛や真の道であっても、改めて最初から修め、悟るしかありません。しかしながら、封印された能力は消え去るわけではなく、生命が長い歳月の中で蓄積し、輪廻転生の中で得たものは、創世主によって保護され、大切にされています。これらの能力と蓄積は、一部だけが解放されても非常に優れているものであり、まともなものを作り上げることができます。しかし、これは一つの生命が人間社会で傲慢になり、思い上がっているための資本ではないのです。思い上がりと傲慢は常人が失敗に向かう道であり、本来修煉したかった人の悟性を妨げ、常人の域を超える法理を悟ることをできなくします。

 この機会を借りて、私たちは自分自身に注意を促しましょう。人を捨て、人の次元を超えましょう。私たちは新しい宇宙の正覚を修めに来たのであり、常人のように行動するために来たのではありません。法の中で自分を修め、常人の心を捨てることで、最終的に殊勝な結末にたどり着くことができるのです。

 以上は、個人が思いついた些細な内容です。同修のみなさんと共有させて頂きます。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/5/472159.html)
 
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