80代女性 不当判決・巨額罰金さらに懲役刑加えられる
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 【明慧日本2024年4月6日】南京市と靖江市の中国共産党(中共)は過去6年間、法律を悪用し、80代の法輪功学習者・耿迎鳳さんの量刑に2回立て続けて刑を加えた。2021年の中秋節の後、耿さんに懲役4年の不当判決を言い渡し、罰金4万5千元(約90万円)を科した。現在、高齢の耿さんは依然として常州女子刑務所に拘禁されており、4万5千元を強要された嫁は子供の学費が払えなくなり、非常に困窮している。

 1996年、耿さんは法輪功を修煉し始め、真・善・忍の理念に従って行動を律しているため、善人として広く知られている。さらに、修煉することにより関節周囲炎、坐骨神経痛、偏頭痛、関節リウマチ、婦人病などが服薬をせずに治った。

 耿さんは、2回立て続けに不当判決を言い渡され、法外な金額を強要される

 2017年8月15日、耿さんは、南京市の自宅で靖江市と南京市江寧区公安支局の警官らに連行され、靖江市公安局の留置場に16日間不当に拘束された。

 3カ月後、2017年12月7日、耿さんは再び靖江市公安警官によって南京の自宅から靖江市裁判所に連行され、不当に裁判にかけられた。判決の結果は下されず、耿さんは20日間拘留された後、釈放された。

 2018年3月22日、当時80歳であった耿さんは、再び景江市裁判所の王頻裁判長の前に引き出され、禁固3年の判決を言い渡された。健康上の理由から、泰興刑務所は受け入れを拒否し、耿さんは拘禁期間2年を残したまま「保釈」された。

 2019年8月26日、耿さんを含む4人の高齢女性の法輪功学習者は、黄さんの自宅で法輪功の書籍「轉法輪」を読んでいたところ、南京市江寧区の警察に高新園派出所に連行された。 同日、耿さんの86歳の夫も連行されたが、他の高齢者の状況は不明であった。

 その後、耿さんは南京市雨花区裁判所で開廷され(正確な時間は不明)、元の刑期の残り2年に、さらに、懲役2年を言い渡され、3万元(約60万円)の罰金を科された。

 2021年の中秋節の後、耿さんは常州女子刑務所に拘禁され、そこで拷問を受け、4年間の懲役を言い渡された。

 しかし、南京の雨花地方裁判所は耿さんの家族に罰金4万5千元の支払いを求め、3万元の領収証しか渡さなかった。残りの1万5千元は返金されず、領収証もなかった。

 家族が尋ねると、雨花区裁判所側は、1万5千元は「出廷費」だと答えた。 耿さんは中国共産党の司法機関に迫害され、禁固刑を言い渡され、いわゆる「出廷費」の支払いも要求され、領収証も渡されなかった。

 耿さんの嫁が子供の学費のために貯めていたお金だったが、現在、娘の学費を支払えなくなり、訴えるところもない。

 耿さんの90歳の夫は身の回りのことが全くできない。耿さん一家は不幸のどん底に突き落とされた。

 中国共産党に繰り返し迫害される

 1999年7月、中国共産党による法輪功迫害の後、耿さんや他の多くの学習者は、何度も警察に不法に逮捕・拘留され、強制的に「転向」を強要され、迫害された。耿さんは「転向」に抵抗したため、一昼夜縛られて戸口の上に吊るされ、警察署に出入りする警官に次々と平手打ちされ、蹴られ、戸枠に叩きつけられたこともあった。警察は耿さんに睡眠、食事、水をとることを禁止した。

 2012年11月6日、靖江市と南京江寧区の国内安全保衛部門の警官らは結託して耿さんの家に押し入り、耿さんを連行した。その後、耿さんは不当に3年の懲役を言い渡された。3年間の獄中生活で、耿さんはあらゆる虐待を受け尽くした。

 2015年6月、耿さんが江沢民を最高検察院と最高裁判所に告訴した後、さらなる嫌がらせと迫害を受けた。

 2017年8月15日、耿さんは再び南京市江寧区の天世園アパートにある自宅から、南京市江寧公安局の警察官と結託した京江公安局によって連行され、その後、不当に禁固3年の判決を言い渡され、さらに2年追加された。

 現在、耿さんは刑務所で拷問に苦しみ、辛い日々を過ごしており、2025年6月に刑期が満了する予定だが、家族はとても心配している。

 耿さんの夫は、1950年代の朝鮮戦争の退役軍人で、自分の身の回りのこともできず、妻が刑務所から出てくるのを待ち望み、孤独を感じている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/3/474837.html)
 
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