撫順市の呂慶さんは不当連行、家族が恐喝され署名と拇印
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  【明慧日本2024年5月16日】(遼寧省=明慧記者)撫順市の法輪功学習者・呂慶さんは2023年10月19日午後2時頃、電動自転車に乗って帰宅したところ、東洲公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)および東洲派出所の警官により不当に連行された。5、6人の警官が呂さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行い、部屋中のものを散乱させた。現在、呂さんは撫順南溝留置場に拘禁されており、いわゆる「案件」の公文書はすでに東洲裁判所に渡された。

 東洲派出所の警官はビデオカメラを持ち、一枚の紙を手に取り、「これは呂慶が印刷したものなのか?」と家族に尋ねた。国保の隊長・張愛群は、「きちんと答えろ、さもなければお前も刑務所に送るぞ! 『証人』になるか『容疑者』になるか、どちらかを選択しなければならない」と脅した。

 東洲国保の隊長・張愛群、副隊長・張哲、派出所の警官・孟憲宇らは、呂さんを罪に陥れる書類に、署名と捺印するよう家族に要求した。家族は「最後の3枚の紙には何も書いていないじゃないですか?」と聞いた時、孟憲宇は「万が一のためだ、予備資料としてだが、使わないと思う」と言った。家族は何も考えずに捺印をし、指紋を取られた。

 弁護士は呂さんに会った時、呂さんが睡眠障害を患っていることを知った。家族は事件担当者を訪ね、呂さんの保釈を求めた。呂さんは前回刑務所から帰宅した後、体調がまだ回復していない。家族は保釈申請書を提出したが、東洲検察庁は保釈を認めず、逮捕状を発付する方針であった。

 呂さんは1971年生まれで、撫順石油化学会社の第二石油工場で働いている。 法輪功を修煉する前、呂さんはB型肝炎を患い、後に重度の肝硬変に進行した。この病気は、20代の青年だった呂さんにとって非常に苦痛なもので、呂さんの性格も荒くなった。法輪功を修煉し始めてから、重度の肝硬変が治り、呂さんの性格も優しくなった。

 2016年7月21日夜、呂さんは学習者・李明宇さんと劉鳳娟さん夫婦の自宅を訪問した時、侵入してきた撫順市国保と東洲区公安支局の警官らにより、李明宇さん夫婦とともに連行された。 撫順留置場に2年5カ月拘禁された後、呂さんは懲役2年11カ月と罰金1万元を言い渡され、2019年6月に解放され、自宅に戻った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/18/475319.html)
 
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