【明慧日本2024年8月2日】遼寧省葫芦島市の法輪功学習者・劉聡さんは、今年7月12日、葫芦島市公安局龍港分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と西街派出所の警官に自宅から連行され、葫芦島市留置場に拘禁された。劉聡の夫・欒長輝さんは2021年連行された後、懲役4年の判決を受け、現在も刑務所に拘禁され迫害を受けている。
劉さん一家は葫芦島市龍区西山坡に在住で、夫の欒さんは葫芦島市造船所のシニアエンジニアである。夫婦ともに法輪功を学び、真・善・忍に従ってより良い人なるように努力し、心身共に恩恵を受けた。
今年7月12日午前5時ごろ、葫芦島市公安局龍港分局の国保と西街派出所の警官十数人が劉さんの家の前に到着し、劉さんの家の階下の女性だと名乗り、「水が漏れている」と言いながら、家のドアをノックした。劉さんがドアを開けると、十数人が一気に家に押し入り、そのうちの1人だけは制服を着ていたが、他の者は私服だった。劉さんが彼らに証明の提示を求めたところ、警官らは1枚のいわゆる「検査書」だけを示して捜索を始めた。警官らは法輪功の書籍、ノートパソコン、携帯電話、USBメモリ、空白のTFカード、車の鍵、現金2000元を押収した。
同じ日、葫芦島市の数人の法輪功学習者も連行された。劉さんは葫芦島市留置場に送られ拘禁された。
劉さんの夫・欒さんは仕事熱心で、勤勉で、多くの優秀賞を受賞し、上司に高く評価され、同僚に尊敬されている。2021年7月20日、渤海造船所に勤務中、欒さんは、葫芦島市龍港区辺防派出所の所長などの警官によって連行された。8月3日、欒さんは葫芦島市龍港区検察院に逮捕令状を発付されたが、9月15日に葫芦島市連山区検察庁に移送された。9月24日、連山区検察庁に濡れ衣を着せられ、欒さんは連山区裁判所に起訴された。
2021年11月24日午後2時、欒さんは連山区裁判所の葫芦島市留置場で裁判が行われた。 法廷で、公訴人は、「証拠資料」を一切提出せず、押収品のリストと数枚の写真だけを提出した。家族弁護人の妻・劉さんは法廷で、すべての証拠資料の提出、識別、証言を問いただすよう要求したが、検察官と裁判官は直接の回答をせず、あいまいな態度をとった。検察官の公訴に対して、弁護士と家族弁護人は全面的かつ強硬に反論した。審理時間はわずか1時間で、終了した。しかし、11月30日、欒さんは、法律を無視した連山区裁判所に懲役4年、罰金2万元の判決を言い渡された。
その後、欒さんは葫芦島市中級裁判所に控訴し、公開開廷を求めたが、拒否された。2022年1月25日、葫芦島市中級裁判所は公開開廷せず、「原判決維持」との結果を出した。8月6日、51歳の欒さんは遼寧省瀋陽第一刑務所に送られ拘禁されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)