人生の果てに大法に救われ、精進して確実に修煉する
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 文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2024年9月7日】私は2004年に法輪大法の修煉を始めて19年になります。師父に守られ、救われたご恩に感謝申し上げます。

 大法に出会う10年近く前、私はガン治療のために入退院を繰り返していました。最後には薬でもがん細胞を制御できなくなりました。一回の治療を受けるたびに、まるで地獄から戻ってきたようで苦しくてたまりませんでした。「人はどうしてこんなに苦しいのだろうか?」と無力感に包まれた私に、誰も満足できる答えをしませんでした。

 最後の入院治療で人生の終わりを感じました。しかし、幸運なことに退院して間もなくして、私は法輪大法に出会い、心身ともに健康になりました。

 一、家庭のトラブルの中で自分を高める

 私の夫は4人の兄弟がいて、夫は長男としてとても親孝行です。私たち夫婦は、大家族のことをできるだけ多く担うようにしていました。私にがんが見つかったときでも夫は、「両親のために無理をしてでも頑張るようにしよう」と言いました。

 義父は一生の間、苦労して所有した畑を義母の名義にしていました。ところが、夫の叔父がその畑を売ろうとしていたので義父母は毎日悩んでいました。それを見た夫は、私を説得して私たちがその畑の三分の二をローンで引き受けました。その後、義弟が借金をしたため、義父は彼に金を貸しました。私は不満を感じてとても悔しく思いました。そのため、家族の中で大きなトラブルが生じました。

 修煉して間もないある夜、私は自分が夫の実家のために、こんなに力を尽くしているのに誤解されていると思うと、悔しくて居ても立っても居られず、思い出すと心が辛くなりました。

 その時、私は発正念をして「自分のマイナス思考を取り除こう!」と思いました。発正念が終わると、何事もなかったかのように落ち着き、心が穏やかになりました。そこで、私は発正念の威力を初めて体験しました。

 しかし、その後もまた、「マイナス思考」が出てきました。私は自分の中にあった不満や、利益心、嫉妬心、怨恨心などを見つけました。これらの心はすでに多く取り除かれたはずなのに、なぜまだそこにあるのでしょうか? 最近マイナス思考が再び現われてきた時、義理の両親を見ただけで気分が悪くなりました。

 「どうして自分は修煉者らしくないのか」と思いました。とても悔しくて徹底的に根源を探ろうと決心しました。

 法理上から、これらの不公平なことは私と夫、義理の両親との因縁であり、私の業力を消すためであり、私が法を得る大法を修煉するための道を開くことであると分かりました。「これこそ良いことではないか? 彼らに感謝すべきだ! 義理の両親の立場になって考えると、彼らも大変でかわいそうだ。私はなぜ不機嫌になり、不公平と思うのか? これは本当の自分ではない。義父も義母も救うべき衆生なのであって、私はそのような人心はいらない」と思うようになり、心性を高めると師父は私の業力を取り除いてくださいました。

 二、観光スポットに行って大法を伝える

 私は法の中から、自分の使命は師父を手伝って法を正し、衆生を救うことであると認識しています。私は毎月のシフトで阿里山の観光地に行って観光客に法輪大法を紹介し、中国共産党による迫害の実態を伝える活動に参加しています。私はもともと車酔いがあるため、車で山道を走ることに抵抗がありましたが、恐怖心を克服するために活動を続けました。山に登っても体に何の不調もないときもあれば、苦しくて仕方ないときもあります。私は心の中で、「人々を救うために続けなければならない」と自分に言い聞かせました。何回か通った後、山道を走るのが怖くなくなりました。

 強い台風が来て土砂崩れで落石が起き、数日間閉山したことがありました。ちょうど私たちの煉功グループが観光スポットで大法を伝える順番になりました。山道に不安があって行かない同修もいる中で、夫も「行かないように」と言いました。しかし、私は心の中で「通行止めが解除すれば、必ず行く!」と決めました。

 報道によると、その日の朝6時に開通するということでした。朝、私は1人でバスに乗って山に登ったのですが、道沿いには車が1台もありませんでした。阿里山に着いたら、駐車場はがらんとしていて、観光バスもありませんでした。私は心の中で「中国からの観光客がいないので、今日は無駄に来たのではないか」と心配しました。しかし、私はすぐにこの考えが正しくないことに気づき、「来て正解だ」と自分を落ち着かせました。

 私が活動拠点に行くと、嘉義市の4人の同修が1台の車を運転してやって来ました。皆は喜んで握手を交わし、「来てよかった!」と言いました。私たちが大法を伝えるパネル資料を並べると、たちまち四方から大勢の中国人観光客が押し寄せて来て、山全体が賑やかになり、見たこともないほどの人で溢れかえりました。

 一人のガイドが私の前にやって来て、「あなたたちはどうしてこんなに情報に詳しいのですか、私たちが今日ここに来ることを知っていたのですか」と聞きました。私は「知っていましたよ。早くからこちらに来て皆さんを待っていたんです」と言いました。その日は、法輪大法と迫害の実態を知って、中国共産党(以下、中共)の党・団・隊組織から脱退し、三退をした人がたくさんいました。私は「本当に来てよかった」と思いました。

 ある時、私は足を怪我してしまい、歩くと痛みました。そのため、活動拠点でパネル資料を持って何時間も立たなければならないので、行くかどうか迷っていました。しかし、「これは試練だ」と分かっていたので、最後には行くことにしました。阿里山の観光スポットに着いて、パネル資料を固定している最中、二人の姉妹が私の前に来てパネル資料の内容を見ていました。私はすぐに二人を手助けすると三退しました。その日は、三退した人がたくさんいました。何時間も立っていたのですが、足が全く痛くなりませんでした。

 三、電話で法輪功迫害の実態を伝える

 電話で中国の人々に大法の良さと迫害の実態を伝えることは、自分のやるべきことだと分かっていたのですが、どうしても恐怖を乗り越えられませんでした。丸1年余り、私は毎月電話料金を払っていましたが、実際にはかけることはなく、資金を無駄にしただけでなく、心がいつも不安でした。ついに同修がこの事を推進するため学法グループに来てくれたのがきっかけで、私は「突破しなければならない!」と思ったのです。

 その時から私は、中国に電話をかけて大法のことを伝えることを続けています。最初は、電話が鳴って誰も出ないと、「出る人がいなくてよかった」と思い、逃げたい気持ちでした。しかし今では、私は重点電話をかける時、どんなに高いレベルの役人でも平然と話すことができるようになりました。この過程の中で、師父の加持があり、大法の力があり、それに同修たちの助けもあったおかげで、私はこのプロジェクトを続けることができました。

 大法を伝える過程は、心を修める過程でもあります。電話をかける時、私は常に三退の人数を気にしていました。求める心や争う心、認めてほしい心など様々な人心が現れてきます。これらの執着心をなくすために、最初は、電話をかけながら、出てきた人心を一つ一つメモして、それらを取り除こうとしました。そうしたことで、私の心はますます純粋になり、三退の効果も良くなりました。

 神韻公演の推進期間中、私はなかなか電話をかけることができませんでした。この状態が正しくないことに気づきました。ある日、推進活動を終えて家に帰ると、夜の9時30分頃でした。それでも私は時間を無駄にせず電話をかけると、3人の中国共産党員が三退しました。私は心の中で「師父、ありがとうございます」と、師父のご加持に感謝しました。その時から、私は時間をうまくやりくりして、「中国の人々に真実を伝えることを怠ってはならない」と思いました。

 電話のプラットフォームで大法の良さと迫害の実態を伝えるここ数年、私はいつも普通の番号に電話をかけていました。しかし、重点電話の大部分は中国の高官や社会階層の高い人で、より多くのこれらの人々に真実を知ってもらうことは、中国の同修を助け、応援することにもなります。中国国内の同修は、迫害の環境の中でも危険を冒し、すべてを放下して人々を救っているので、重点電話がとても重要であると認識しました。

 「私は重点電話をかけたい!」と決意すると、師父が段取りしてくださいました。私はプラットフォームの第1期重点訓練に参加しました。数カ月の間に多くの経験を積むことができ、体得もたくさんありました。衆生の立場に立って、心から他人のために尽くすことがとても肝心で、そして、最も重要なのは善の心を持つことだと分かりました。同修たちの献身的な努力と助けのお陰で、私は一歩大きく前進することができました。

 中共ウイルス(コロナ)が大流行した後、私はさらに力を入れて電話をかけ、人々を救う必要があると思いました。多くの中国の人々は、中共が新型コロナウイルスの感染拡大を隠していることを知り目が覚め、感染拡大に直面して無力を感じ、私たちの祝福を受け、三退をしました。

 ある北京の女性教師はキリスト教徒でした。電話の中で、彼女は今回の疫病を通して目が覚め、小さい時からずっと中共の噓偽りの宣伝に騙されていたことに気づいたと言いました。

 「中共は本当に邪悪で、この疫病の情報を隠したため世界中に広まり、あんなに多くの人を殺したのです。それなのに、アメリカに責任を負わせようとしています。中共は自分の間違いを認めたことがありません。中共が反対することは皆正しいことに違いありません」と話しました。以前、彼女は法輪功について誤解していました。ある時、香港に旅行に行った時、法輪功学習者が大法の資料を渡しましたが、彼女は断ったと言いました。「今一番知りたいのは法輪功についてのことです。当時資料を受け取らなかったことを後悔しています」と言いました。私は「あなたは今目覚めました。あなたはその責任を果たすために、周りの人々にも伝えて、早く目覚めるようにしてほしいです」と言うと、彼女は静かに聞いた後了承しました。

 もう一人の男性は、電話で私が伝えた内容を聞いた後、私の出身を尋ねました。私は「台湾です」と答えると、「そちらは天国なのに、私たちは地獄にいます」と落ち込んだ声で言いました。私は彼に「そんなに悲観しないでください。あなたは目覚めたのです。周りの親戚や友人に早く真実を知るように伝え、彼らに早く三退させて、災難から逃れて、疫病から逃れることを願っています」と言いました。

 私は修煉の道を歩み今日までたどり着きました。

 師父の慈悲なる救い済度に感謝いたします。

 同修たちの励ましに感謝します。宇宙の法を正すこの最後の時に、私は自分をしっかり修め、人心を捨てて、大法弟子のするべき三つのことを確実に行い、より多くの人々を救い、自分の約束を果たします。

 (責任者編集者:任嘉)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/17/480241.html)
 
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