【明慧日本2024年10月19日】黒竜江省ジャムス市の法輪功学習者・任長斌さん(60歳)は、今年7月25日、市向陽区裁判所に懲役3年の不当な判決を言い渡された。任さんは9月23日、双鴨山刑務所で集中訓練(集中強制転向)を受け、拷問により、わずか5日後の9月28日、頭に縫合痕があり、目と体のあちこちにあざがあり、足に傷を負った状態でこの世を去った。
任長斌さん |
2024年9月28日午前8時、任さんの姉は刑務所から電話を受け、任さんが急病で死亡したと告げられ、家族は死因について問い合わせたが、刑務所の警官は任さんが死亡した理由を明らかにせず、任さんの遺体が冷凍保存されるために葬儀場に送られたと家族に告げた。任さんの姉はすぐほかの家族に連絡し、葬儀場に駆けつけた。任さんの頭には縫合痕があり、目と体には多くのあざがあり、足にも傷があるのを見た。
明らかに殴られ、ひどい虐待を受けていた任さんの遺体を前にして、刑務所の警官は家族に、任さんが刑務所に収容されたときの身体検査の結果は正常だったが、体が非常に弱っていたこと、刑務所に着いてからは2人の受刑者が看病していたこと、任さんの頭や体の怪我は入浴中に転倒したことが原因であることなどを話したが、これらはすべて通常の論理に当てはまらない嘘であった。
法輪功を学んでから、非常に健康であったことは、任さんを知る人なら誰でも知っている。しかし、双鴨山刑務所に収監されてからわずか5日後に、悲劇的な死を遂げた。任さんの友人や家族はみな信じられない、受けいられないと言った。
任さんは、ジャムス市公農ガラス工場の元従業員で、退職後、市の建興商業コンクリート会社に勤めていた。任さんは法輪功を学んでから、真・善・忍の教えに従って、心身が大きく変化した。よく人を助けたり、職場と隣人の心の中で、最も誠実で信頼できる優しい人であった。任さんが拘禁された後、同僚や隣人たちは、当局が一刻も早く任さんを解放し、早く家に帰してくれることを願い、彼を支持する署名と指紋押捺を行った。
法曹機関が共謀して任さんを連行、罪を着せる 任さんは迫害で死亡
2023年9月14日と15日、ジャムス市公安局カルト分遣隊は、各公安局や警察署の警官を統制し、法輪功学習者を連行し、家宅捜索を行い、合計30人近くの学習者とその家族の身柄を拘束した。その中の一人である任さんは、14日夜、警察に騙されてドアを開け、自宅から連行された。警察は捜索令状も見せず、任さんの自宅から法輪功の関連書籍と資料、銀行カード、携帯電話、身分証明書、マイクロバスなどの合法的な所有物を押収した。マイクロバスを除き、その他の物品は返還されていない。
前進公安局支局政保大隊は、任さんにいわゆる「邪教を利用し、法律の実施を破壊する」という名目で立件した。向陽区検察庁は案件の事実が不明確、証拠が不足している状況で任さんを起訴した。向陽区裁判所も任さんの犯罪行為がないにもかかわらず、裁判を開き、不当な判決を宣告した。全体のプロセスは完全に法曹関係者の違法と犯罪のプロセスである。この事件の初めから終わりまで、任さんがどのように邪教を利用したかを証明する事実がない。任さんがが普通の市民として、どのように法律の実施を破壊したか、社会的な危害をもたらしたかを指摘しなかった。
任さんは、このように双鴨山刑務所に送られた。双鴨山刑務所は、以前は筆架山刑務所と呼ばれ、黒竜江省にある男性法輪功学習者を強制転向させる場所である。不当な判決を受けたすべての男性学習者は、まず双鴨山刑務所に入れられ、罪を告白させ、「懺悔書」に署名させるなどの集中訓練を受けさせられ、数カ月の集中訓練の後、黒竜江省各地の刑務所に送られる。 双鴨山刑務所の訓練チームの転向方法は非常に残酷で、任さんは収監されてわずか5日後に迫害により亡くなった。
双鴨山刑務所 |
心優しい人々は、中国本土のいわゆる「平和で繁栄した時代」に起こったこの人類の悲劇に注目し、中国共産党によって弾圧され迫害されている法輪功学習者の苦境に目を向け何が起きているのかに注意を払うよう願っている。そして、この残酷な迫害を早期に終わらせることを願っている。
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に中秋のご挨拶を申し上げます(18通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に中秋のご挨拶を申し上げます(19通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に中秋のご挨拶を申し上げます(18通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に中秋のご挨拶を申し上げます(18通)
- 陝西省安康市の法輪功学習者2人は不当判決で収監される
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に旧正月のご挨拶を申し上げます(21通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に旧正月のご挨拶を申し上げます(18通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に旧正月のご挨拶を申し上げます(18通)
- ジャムス市の法輪功学習者 師父に旧正月のご挨拶を申し上げます(19通)
- 広東省の法輪功学習者 3人が不当収監