改めて精進し、正念で魔難に立ち向かう
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文/アメリカの大法弟子

 【明慧日本2024年11月9日】私は中国国内の小学校を卒業したときに法輪大法を修煉し始めましたが、あまり精進していませんでした。これまでの何年間も、周りの古い同修たちに励まされ、引っ張られながら修煉してきました。それでも常人の名、利、情に溺れて抜け出せないことが多く、仕事に関してはなおさらです。

 改めて精進する

 2019年、中共ウイルス(武漢肺炎)の感染拡大は私を目覚めさせました。法を正す進展が終わりに近づいていることを深く理解し、そして「本当にこの万古の機縁を逃してしまうのか?」と自問しました。夢から覚めた私は、半年間の育児休暇を利用して、毎日心を静めて法を学び、煉功をし、常人から必死に大法へ戻りました。毎日一字一句じっくりと法を学び、速度を求めず、一つの字や一文も集中できなかったら、再度読み返しました。

 その時、学んだ法は心に深く入ってくるのがわかり、師父も法理を次々と私の頭に浮かばせてくださいました。法を読みながら、なぜ以前はこれらの法理が見えなかったのかと感嘆しました。毎日法の中に溶け込み、幸福を感じました。本を手に取って法を学ぶたび、世界で最も幸せなことだと感じました。

 しかし、再び修煉に戻ろうとする時、魔難がありました。突然、義母が子供の将来に影響を与えることを心配し、私の修煉に反対し始め、子供に法を学ばせることも強く反対しました。私は子供を連れて自分の家に帰ることを決めましたが、義母は密かに泣き叫び、義父や家族全員に圧力をかけました。結婚して十年、一度も喧嘩をしたことのない夫も突然まるで別人のようになってしまいました。義母の様々な行動に直面し、夫は傍観者として冷たい態度を取り、まるで離婚する準備がすでに整っているかのようでした。

 以前、上の子供が病院で「注意欠陥多動性障害の疑い」と診断され、テレビを見ている時以外は一瞬もじっとしていられない様子でした。私が二番目を出産している間、上の子は長時間テレビを見ていたため、電子画面を見ると目を頻繁に瞬きさせたり涙を流したりするようになり、学校の先生が何度もこのことを私に話してきました。

 子供を連れて帰った後、すべての電子製品をやめ、毎日子供と一緒に法を学び、遊び、運動し、チェスをし、伝統文化を読むようにしました。その上、仕事や家事、食事、数カ月の娘の世話もしなければなりませんでした。時々、疲れ果ててどうしようもない時には、トイレに行くついでに、便座に座って泣いてからまた働き始めました。

 夫は全く手伝ってくれませんでした。ある日、彼が深夜まで酒を飲んでいたとき、子供が夜中に泣き続けました。私は心性を守りきれず、少し言い争いをしました。彼は怒って家の中のすべての携帯電話を壊し、さらにキッチンから包丁を取りに行こうとしました。この結婚は崩壊の寸前にありました。憤りと悔しさが押し寄せ、自分はこれまでの十年間、義母の借金への返済、住宅や車の購入、子育てに追われた結果がこのようなことになってしまったのです。

 これは、情に対する執着、常人の幸せや睦まじい家庭生活への憧れがあるからだと理解しました。そして多く法を学び、正念を発し、内に向けて探し、同修と切磋琢磨し、正念で家庭の困難に対処するよう努めました。

 私は夫や義母、義父に大法のことを説明し、大法への信念が変わらないことと、離婚もしたくないことを伝えました。大法を修煉しているからこそ、子供に良い価値観を導き、教育することができるのです。

 一つの波が去らぬうちに、別の波が襲ってきました。邪悪な「ゼロ行動」が始まり、警官は4カ月間にわたって家に押しかけ、24時間の監視を行い、何度も破門しようとしました。彼らは私の家で悪事を成功せず、今度は私の職場に行き、尾行や嫌がらせを行い、上司に圧力をかけました。

 上司が私を呼び出し、法輪功をやめるように言いました。私はこう言いました。「以前ある社長は公に私が会社の運命を救ったと言いました。それは私が仕事に尽力し、責任を持って取り組んだからです。そして、あなたが私を信頼し、財務を管理する重要な役割を任せてくれました。昨年、私は3800万元の支払いを担当しましたが、一銭のリベートも受け取ったことはありません。あなたが私にその理由を尋ねたとき、私は『それは私に信仰があるからです』と答えました。今日、私はあなたにお教えします。私の信仰は法輪功です」。上司はこの話を聞いて、説得を続けなかったのです。

 その後、警察が上司に圧力をかけ続けた結果、数カ月前まで私を部門の総代理人に任命しようとした状況が大きく変わりました。上司は私を避けるようになりました。一年後、私の名前は会社のリストラ対象として挙げられました。

 この一年間で、私は架空の「副社長」の立場になり、オフィスは以前の「賑やかな状態」から「閑散とした状態」に変わりました。権力は失われましたが、仕事の責任は残っていました。以前管理していたすべての範囲が、他の人から私に指示される仕事に変わりました。これは私が修煉すべきところだと理解し、面子や名利心、リーダーとしての顕示心、他人を指図する心、良い話を聞きたい心を放下し、管理層から再び現場の仕事に戻ることにしました。

 私は、誰からも与えられた仕事に対して真剣に取り組み、怠けることはありませんでした。人情の冷たさや温かさに心を動かされず、仕事があれば取り組み、暇なときは小さなオフィスで法を学び、正念を発しました。毎日通勤の車の中で『轉法輪』や、『洪吟』を暗誦し、家事をしながら師父の説法の録音を聴いていました。

 警官による嫌がらせますます激しくなり、彼らは後ろの廊下に隠れて私を連行しようとしたり、出勤途中に尾行したり、子供の幼稚園の入り口で待ち伏せしたり、夜中に鍵をこじ開けようとしたりしました。多くの危険は師父のご加護によって解消されました。私が毎日仕事を終えて帰宅する際、下に警官が監視しているのを見ました。少ない時で2、3人、多い時で7、8人でした。

 その頃、母(同修)に「毎朝、生死を放下する決意をしなければならないね」と冗談を言ったことがあります。母と私は、最初は恐れや回避の気持ちがありましたが、次第に直面するようになりました。何度か警官と直面する中で、地元の同修の正念の支援を受け、邪悪を否定し、警官らに迫害に関与しないように伝え、4カ月間の対峙状態を経て、危機を解決しました。

 他の家の子どもは、私の子供と同じような目の症状になり、眼科に長い間通院し、多くのお金を使いましたが、医者からは改善はできても元に戻ることはできないと言われ、最終的にはみんな眼鏡をかけることになりました。しかし、私の子供の目は今や完全に正常に回復しました。

 母の助けを借りながら、私が子供に尽くし続けた結果、次第に義母たちも子供の変化に気づき、家庭の難局が次第に和らいできました。警察による嫌がらせの過程で、多くの同僚が私の信仰を知ることになり、真相を伝えるための基層ができました。会社のリストラ前後の間、周りの縁のある同僚たちをみんな三退させました。

 その辛い日々の中、ある朝洗顔をしているとき、こっそりと涙がこぼれ、「修煉はどうしてこんなに苦しいのか?」と思いました。その瞬間、師父の法が私の心に響きました。「修行の路は苦に非ず 生々世々の業力が阻む」(『洪吟』「因果」)。その瞬間に涙が溢れ、師父は本当に弟子の思いを常に見守ってくださっているのだと感じました。

 私がリストラされた後、収入がなくなり、以前購入した投資用の不動産には住宅ローンが残っていました。どうしたらよいのか? 夫のわずかな収入ではとても足りませんでした。そのとき、業界のトップ3に入る会社から年収50万元で部門の支配人にならないかと誘われたのです。朝の煉功の時、「3年間働けば、ローンは返済できる。その後、また修煉すればいい」という声が聞こえました。自分は、行けば名利に溺れてしまうことは分かっていました。私の業種は朝早く遅帰りで、子供はまた義母の家に戻らなければならず、すべてが無駄になってしまいます。結局、私はその仕事を断りました。

 ローンを返済するために、市場価格よりも安く家を急いで売却し、100万元以上の損失を出しました。家を売った後、私は日差しの下で深く息を吸い込みました。まさに「無借金で身軽」という気持ちでした。貧しい生活は苦に感じませんでしたが、15年間の職業キャリアを放棄したことに、家でこっそりと泣いてしまいました。実際、これは「自我を証明する」という執着でしたが、その時は悟っていませんでした。

 自由な環境で心性への要求をより厳しくする

 一、初めて大法プロジェクトに参加

 アメリカに来てから、私は初めて大法プロジェクトに参加しました。その喜びは言葉では表現しきれないほどで、初日の午後に家に帰ったとき、体中の細胞がまだ興奮して震えていました。プロジェクトでしばらく学んだ後、同修から新しい仕事を任されましたが、その仕事は私が常人の仕事でやっていた内容と非常に似ていることに気づきました! 私はとてもうれしくなり、何年もの仕事の経験が、ついに大法のプロジェクトに役立つ日が来るとは思ってもみませんでした。プロジェクトの中で、他の人が難しいと感じていることも、私はスムーズにできるので、全ての経験を活かしたいと思いました。

 そこで、私は同修に何度も言いました。「これなら私にできます。わからないことがあったら、何でも聞いてください」。私は知っていることを隠さず、何でも話しました。自分を誇張しているのではないかと心配になるほどでした。自分はまた「私には本当に腕があります。これまでに非常に素晴らしい成果を上げてきましたから……」と歓喜心や見せびらかしたい心、そして自我を証明したい強い心を持っていて、自分は気づいておらず、大法のために努力していると思っていましたが、実際には法の要求に合っていませんでした。このようにして、同修との間に隔たりが生まれ、後に心性の関もますます厳しくなり、最終的にはこのプロジェクトを辞退せざるを得なくなりました。

 家に帰ってから何日も、私は苦しみ続け、座って食事をする力さえありませんでした。その時、法理を思い出すこともできず、マイナスの感情が私の全ての空間を覆い尽くしていました。私はもう考えることすら恐れていました。頭の中で繰り返し「師を信じて法を信じ」を唱えていました。

 しばらくしても、私は気持ちを整理できず、大きな石が心に詰まっているように感じました。そこで、私は何度も内に向けて探しました。法を学び、一つの法理を理解したり、同修の交流文章を読んだりするたびに、すべての細部と経緯を振り返り、自分の問題がどこにあるのかを探り続けました。まるで玉ねぎの皮を剥くように、層を一つ一つ剥がして、自分の執着心を見つけ出そうとしました。

 自分は本当に「師を信じて法を信じる」という意味を理解しているのでしょうか? 以前私が理解していた「師を信じて法を信じる」ことは、困難に直面したときに助けが必要なとき、師父のことを思い出すことができるかどうか、病業の関を乗り越える際に、師父や法を信じることができるかどうか、危険な状況に直面した際に、師父や法を信じることができるかどうか、すべてが師父に自分を守っていただきたいという思いでした。

 同修から送られてきた「ある神仙から見た大法弟子」という記事を読んだとき、私はハッと目覚めました。そうだ、私は自分が必死にプロジェクトを進めて、寝ずに計画を立てて働き、夜通し作業をしていると思っていました。経済的に厳しくて食事もままならず、車のガソリン代も辛うじて出している状態なのに、「報酬はいらず」と言っていました。そして、その過程で何度も直面した困難を、自分の「人間の経験」で解決しようとしていました。しかし、これは人間の方法で頑張っているだけで、法から智慧を得ているわけではありません。これでは「師を信じて法を信じる」にはなりません。

 同修との心性の関に直面したとき、自分が不当に扱われていると感じ、心の中で不平を抱くようになりました。口では大法のためだと言いながら、心の中で「どうしてこんな風に私に接するのか?」と思い、実際には自分がどれだけ尽くしているか、どれだけ不公平を受けているかを強調していました。事が起きると、真に修煉せず、人の方法で解決しようとし、関が乗り越えられないと恨みを抱き、「師を信じて法を信じる」を借り口にして、師父に助けてもらおうとしました。

 二、法を暗記する

 数年前、私は非常に苦痛で抑圧された状態にあり、まるで毎日重度の霧の中にいるようでした。この「霧」のような業力に囲まれて、毎日苦しみと苦悶を感じていました。最初はその理由がわからず、ただ毎日がとても辛いと感じていました。子どもを送り出すたびに、「また一日、法を正す時期はいつ終わるのか? このような日々はいつまで続くのか?」と思っていました。

 時々、夫と出かけると、ふとため息をつくことがあり、夫は「またため息をついたの?」と尋ねたりしました。私は「そう? 気づかなかったの、なぜか分からない」と答えました。目の前の山はとても美しく、太陽の光も眩しいのに、まるで私とは別の空間に隔てられているかのようで、私はいつも抑圧され、苦しんでいました。同修の交流文にあるように、法の中に溶け込んでいる同修たちの楽しさを見て、自分はなぜそんな幸せを感じないのかといつも思っていました。

 その後、学法グループの同修の勧めで、学法を読むのではなく、暗記をすることにしました。暗記するためには、各段落に対して非常に集中し、雑念を一切排除しなければなりません。ある日、暗記の最中に同修から電話がかかってきて、私はすぐに切断し、「学法中、後で返信します」とメッセージを送りました。しかし、その短い瞬間で、その一段は暗記できませんでした。このように暗記を続ける中で、時々法の中に溶け込んでいる幸せを感じることがありましたが、それはとても短いものでした。翌朝目が覚めると、あの抑圧感が再びやってきました。

 数週間前、学法の最中に、私は椅子に座って暗記をしていたところ、突然「ふわっ」と空間場の「霧」が晴れたのを感じました。その晴れるプロセスは、湖の水面のさざ波のように、私を中心にして周囲に広がっていきました。そのプロセスは瞬時でしたが、私の感覚は非常に鮮明でした。私は少し呆然とし、その感覚を信じられませんでした。その後、慈悲深い師父が私の業力を消して下さったのだと分かりました。その日以降、以前のような抑圧感を感じることはなくなりました。外に出ると、太陽の光が直接私の体を照らしているような感じ、ようやく同修が言っていた毎日法の中に溶け込む幸せを感じることができました!

 三、真相を伝える中で自分を修める

 私はRTC真相を伝える電話チームに参加しましたが、最初の大きな問題は早起きでした。冬時間では毎朝4時に起きることを守っていました。すぐに大晦日がやってきて、心の中で自分の怠けを正当化する理由を探し、「年末年始に誰かが電話を聞いてくれるだろうか?」と考えました。母は「電話は年中無休だから、大晦日も電話をかけるべきだ」と言いました。

 私はまた、「友達の家で年越しの夕食を食べる約束があるから、帰りが遅くなったら、翌朝起きられないかもしれない」と考えました。やはり、家に帰って身支度を整えたときには、もう午前2時を過ぎていました。ベッドに横になりながら、「もうすぐ2時間後には電話をかけるのに、寝過ごして起きられなかったら、仕方ないかな」と思いました。しかし、娘が夜中におねしょうをしてしまい、シーツ、布団、さらには私の服まで濡れてしまいました。急いで起きて、シーツと服をすぐに交換しました。その後、時計を見ると、ちょうど午前4時でした。これは師父が私に一日も怠けてはいけない、急いで真相電話をかけなければならないことを悟らせて下さっているのだと分かりました。

 電話をかけ始めた頃、私は口では真相を伝えていましたが、頭の中はさまざまな思想業や執着心でいっぱいでした。真相を伝えながら、心の中ではそれを排除していました。徐々に、悪い物質が減り、言葉もますます純粋になっていきました。電話をかけるプロセスは、心性を修めるプロセスでもありました。ある日、朝の間ずっと電話をかけていましたが、相手がすぐに電話を切り、あるいは応答もせず黙り続けるばかりでした。それでも私は話し続けました。ついに一人が電話に出て、「精神病だ!」と言って切りました。私は思わず微笑み、「やっと一人が私に反応してくれた」と思いました。

 もちろん、一番多かったのは人を救う喜びでした。時々、幹部や党員に出会うことがあり、三退を勧めると、「分かりました」とはっきり答えます。まるで彼がこの電話を待っていたかのようでした。中には素朴な農民もいて、一生懸命に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えてくれました。ある時期、学生たちが真相を聞くことが非常に多かったです。母に「今日はどんな状況?」と尋ねたら、母は「ほとんど小学生たちが真相を聞いている」と答えました。私は「冬休みが終わると、学生たちは学校に行くので、聞く機会はなくなるから」と言いました。

 時々、状況が急速に変化することを感じ、数週間で大きな変化があることもあります。母は「電話で人を救うというのは、同修が前の同修につなげて、異なる角度から背後の邪霊を取り除いていくことだ」と言いますが、私は、電話をかけることは、まるで救命ボートを漕いで海の中で救える人を探しているようだと感じています。

 私は二人の子どもがいるため、生活と法を実証することの調整が必要です。まずは、毎週日曜日に一日中法を実証することを確保します。しかし、知り合いの同修が少ないため、週末が近づくといつも悩んでしまいます。「この週末はどこで法を実証しようか?」。もしその週に同修からどこかで活動があると連絡があれば、私たちはとても嬉しくなります。「ああ、この週末に法を実証する場所があります!」

 徐々に、同修たちから人を救う活動に参加するよう呼ばれるようになりました。最初は海辺での署名活動から始まり、その後は神韻のチラシを配ったり、公演情報をポスティングしたりしました。こうして週末が一つまた一つと過ぎていき、毎週無駄にすることはありませんでした。日曜日に真相を伝えるために出かけるので、土曜日には一日中二人の子どもの面倒を見なければなりません。時間を無駄にしてはいけないので、毎週土曜日に学法に行く前に、早めに出かけて2時間ほど新聞を配り、真相を伝えることにしました。

 ある偶然の機会に、同修が私に動画制作のグループに参加するよう勧めてくれました。その後、同修がさらに励ましてくれて、料理の動画を撮影することになりました。これにより、家庭を大切にしながら法を実証することにも参加できました。徐々に、学法グループや学法プラットフォーム、さまざまな時間や形式での真相を伝えるプロジェクトが、私の生活の時間に巧妙に組み合わさっていることに気づきました。

 弟子は師父の無限の慈悲に感謝し、目覚めたこの瞬間に、歴史の最終段階で、この貴重な機会を見逃さず、最大限の努力をもって人を救う機会を得られたことを嬉しく思います。

 次元の限りはありますので、法に合わない点があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/15/480390.html
 
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