河南省周口市の82歳の顧学敏さんに、不当に懲役3年の判決を宣告
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年11月15日】河南省周口市に住む82歳の法輪功学習者・顧学敏さんは、今年4月、淮陽区の親戚を訪ねる途中で人に法輪功の実態を伝えた。そのため、淮陽国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、家宅捜索され、濡れ衣を着せられた。10月8日、淮陽区裁判所は顧さんに対する裁判を行い、不当に懲役3年、罰金1万元の判決を言い渡した。判決を不服とし、顧さんは中級裁判所に控訴した。

 顧さんは前後に周口地区教育局、政法委員会、対外貿易局の糧油会社に勤めていた。実務能力があり、勤勉で仕事に献身的で、数十年連続して優秀職員として選ばれ、多くの栄誉証書が授与された。しかし、顧さんは頭痛、五十肩、気管支炎、頸部、腰部、両膝に骨の増殖を患っていた。周口市の6つの病院に入院したが、効果がなかった。また、1年間入院しても、やはり改善が見られなかった。1996年5月、顧さんは法輪功が病気を治せると聞き、法輪功を学び始めた。その日、顧さんは立ったまま1時間の法輪功の功法を煉った。その後、すべての病気が完治した。

 1999年7.20、中国共産党(以下、中共)江沢民グループが法輪功迫害を開始した。その後、顧さんは「真・善・忍」の信念を放棄しなかったため、中共当局に繰り返し迫害され、尾行、連行、拘留、労働教養処分(3回)、実刑判決を受けた。顧さんの夫(周口宗教局副局長)は度重なるショックを受けたため、重病を患い、やがて植物人間となり、亡くなった。

 2015年6月、顧さんは法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した。そのため、6月30日、連行され、周口市留置場に拘留された。

 顧さんは告訴状で「2006年から2007年9月まで、私の夫は私に対する迫害で精神的に苦しみ、健康状態が次第に深刻になりました。私たちは家に帰り、夫を入院させようとしました。私と夫が家に着くと、夫がまだ入院していないうちに、私は警官・高峰とその他の警官らに連行され、市の留置場に送られました。私は留置場で12日間拘禁された後、江沢民の指令の下で周口市の検察庁と裁判所は私を直接新郷女子刑務所に送り、そこで裁判を行い、不当に懲役3年の判決を言い渡しました。夫は控え目な性格で善良で人と話すのが苦手で、何度も私への迫害を見てショックを受け、一日中飲まず食わずで、涙を流していました。さらに、610弁公室の于玉雲は夫をよく脅迫していました。そのため、夫はだんだん痴呆障害になり、ついに自分の身の回りのことができなくなり、最終的に逝ってしまいました」と書いた。

 今年4月12日、顧さんは親戚を訪ねるために淮陽に行き、淮陽西関で法輪功の文言が書かれたカードを人に贈り、病気を取り除いて安全に過ごすことができると伝えたが、中共の嘘に毒されたこの人はそれを信じず、聞く耳を持たず、顧さんを通報した。そして、顧さんは淮陽国保に連行された。警官は、身体検査で顧さんから、法輪功創始者の新経文『なぜ人間が存在するのか』の本と『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と書かれたカードを押収した。顧さんは血圧が高かったため、留置場に入所しなかった。6カ月間の保釈となり、翌朝9時頃、家に帰ることを許された。

 顧さんは周口市淮陽国保の警官に濡れ衣を着せられ、地元の検察庁に送検された。10月8日午前9時ごろ、周口市淮陽区裁判所は、裁判官2人、検察官1人、弁護士1人、顧さんの5人しかいない法廷で、顧さんの審理を行った。裁判所は、「邪教組織を利用して法律の実施を妨害した」として、80代の顧さんを不当に懲役3年の判決を下し、罰金1万元を強要した。 その後、顧さんは、控訴したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/5/484699.html
 
関連文章