【明慧日本2024年12月6日】(明慧トロント記者局報道) 中国共産党(以下、中共)の下での 「公安」は名誉ある職業ではないです。なぜなら、従事者は上司の目を気にして行動しなければならないだけでなく、法輪功学習者(以下、学習者)を迫害するなど、法律や良心に反する任務まで遂行しなければならないからです。しかし、知らぬが仏、多くの公安職員は自分たちが直面している危険性を認識していません。
俗に言うと、善に従うこと流れる如し。学習者が電話や会話などを通して、彼らを悪夢から目覚めさせ、公安職員を危険から遠ざけさせました。これからは自分たちの置かれた状況を認識し、態度を改めた公安当局者のエピソードをいくつか紹介します。
公安部の副部長がより多くの真実を了解した
学習者は公安部の副部長に電話をかけました。副部長が電話に出ると、学習者は彼女に中共の悪さ、そのひどさを話しました。そしてこう言いました「あなたは内部の人間なので、私よりもよく知っているはずです」
そして学習者は、副部長にネット封鎖の突破ソフトと『希望の声』のウェブサイトのアドレスをあげました。学習者は多く話すと覚えられなくなることを心配し、少しずつ話し、相手の反応を待ちました。このとき、副部長は「他に何かありますか?」と尋ねました。
学習者は副部長に、米国下院で可決された「法輪功保護法案」の録音を流しました。聞いた後、彼女は 「他に何かありますか?」とさらに尋ねました。
副部長がまだ聞きたがっているのを見て、学習者は彼女に、中国は中共ではないこと、法輪功を迫害したことで罰が当たった事例の録音を聞かせました。副部長はそれをすべて聞きました。そして「これらを全部覚えました、他にまだ何かありますか?」と聞いてきました。
学習者は「今の中共幹部たちは、外の世界についてもっと知りたいと思っている」と考え、副部長に党を退く理由を告げました。そして「党を退きますか」と聞き、「はい、お願いします、ありがとう」と彼女は言いました。
派出所所長は学習者の優しさに感動した
海外の学習者がある派出所所長に電話しました。最初、彼は「あなたたち法輪功はいつも私に電話をかけてきます。お前はどこにいるのか? 逮捕するぞ」と罵りました。
学習者は冷静になり、微笑みながら「所長さん、落ち着いてください、あなたにある話しをしたいのですが、聞いてくれますか」と言いました。
彼が黙っていたので、学習者は自分自身のある体験を話しました。
当時、学習者は中国で資料を配布したとして通報を受け、警察が彼女の家を捜索したところ、法輪功の資料が見つかりました。現地の責任者がこれらの資料の出所を自ら調査し始めました。学習者が資料を配る理由を話している間、所長はそれを聞きながら何かを書き、学習者にサインさせました。学習者は、所長が話をでっち上げていることに気づきました。所長の話によると、学習者の親族が自転車で出かけているときに、誰かが籠にそれを入れ、親族自身がそれに気づかずに持ち帰ったということでした。所長が書いたメモを読んだ後、学習者は所長に「すみませんが、署名することはできません。この親戚は私に何の資料も持ってこなかったので、彼に濡れ衣を着せることはできません」と言いました。所長は「こうすることは、あなたを救うため、そして資料を作った人を救うためだ」と言いました。その後、所長はその内容を上司に報告し、学習者も速やかに解放されました。3カ月後、学習者が派出所の前を通りかかり所長を訪ねたところ、所長が交通局の局長に昇進したことを知りました。
学習者はこの体験を話した後、電話を聞いている所長にこう尋ねました。「この人は良い行いをして、良い結果を得たと思いませんか? 所長さん、彼の知恵についてどう思いますか?」
所長は暫く答えなかったのです。その後、学習者は中共による、用済みの党員を殺害する歴史について話しました。その後、所長の態度が変わり、「あなたは私のためにこうしているのはわかりました、感謝します」と言いました。
真実を前に、警官は考え込む
海外の学習者が一通の電話をしました。互い挨拶をしたあと、相手は自分が警察官だと言いました。学習者は「警察も法輪功についての真実を知る必要があります」と言うと、警官はすぐに「何も言うな。きみの身分証明書番号、名前、どこにいるのか教えなさい」と傲慢に叫んでいました。
学習者は「若者よ、そんなに怒らないでください。まず話しましょう」と優しく話しました。すると、警官は「分かった、話しましょう。多く話してもいいよ」と言いました。
学習者は、この警官が本当に話したいわけではなく、ただ自分の居場所を確定しようと見抜いたので、中共の武装解除はいつもの戦術だと伝え、こう尋ねた。「あなたは王立軍、薄煕来、周永康よりも高い役職に就いているのですか?」 「もちろんそうではありません」と彼は言った。
学習者は「3人は今どこにいるのですか? 秦城刑務所にいるでしょう? もう一度聞きますが、文化大革命の後、900人以上の北京公安局の人が雲南省に連行され、秘密裏に射殺されました。また、北京の公安部長、劉伝新のいわゆる裁きを恐れて自殺したこと。これらのことをご存知ですか?」と聞き、彼は「分かりません」と答え、学習者は物事の経緯をすべて話しましたが、彼はまだ聞いていました。
学習者は再び彼に、「現在、公安機関は案件に対する終身責任制度と誤審案件に対する責任追及制度を導入しているのを、知っていますか?」と尋ねると、彼は「知りません」と答えました。「あなたは何も知らないのですね。自分の人生を葬りたいのですか?」と学習者が言うと、彼は突然焦り始めました。「なぜ私にそんなことを言うのですか?」
学習者は「もしあなたが今学習者を迫害したら、将来誰があなたに代償を払うのでしょう? あなたの上司はそうしないし、ましてや共産党はそうすることもないはずです。すると、あなたが何に直面するかを知っていますか?」と聞きました。
この時、警官の傲慢さはまるでしぼんでしまったボールのように突然消え去り、長い間沈黙していました。
元公安局長が離党
ある中国本土の学習者が元公安局長と路上で出会いました。学習者は駆け寄り、「叔父さんは長年警察に勤めていますが、本当に正義のある人です。中共に従って人々を迫害しませんでした」と言い、彼は嬉しそうでした。
その後、元局長に中共から脱退するよう勧めたが、彼はちょっと、あっけにとられました。学習者は「怖がらないで、あなたはもう定年退職したのだから、今は命が一番大事です。入党したとき、生涯中共のために戦うと誓ったでしょう、それは毒誓いです。共産党はとても悪いです。常に各種の政治運動を行い、多くの中国人を殺しました。天が罰を下すので、中共は滅びるでしょう。あなたは中共の一員のため、一生戦わなければなりません。中共と一緒に葬られたいのですか? あなたは汚職しておらず、飲み食い、女遊び、賭博などの不正行為をしてしません。あなたは誠実な役人ですから、中共の仲間にならないでください」
「どうやって退きますか?」と尋ねると、学習者は「組織に行く必要はないです。私がやってあげます」と答えました。