【明慧日本2022年6月29日】(明慧記者・高思羽)神韻世界芸術団は3カ月半のヨーロッパ巡回公演を終え、6月14日ニューヨークに凱旋し、JFK空港でファンたちから温かい歓迎を受けた。神韻ニューヨーク芸術団は6月15日から18日まで、イタリアのシチリア島パレルモで5回の公演が行ったが、すべてのチケットが完売し、会場は超満員で多くの観客が鑑賞に訪れた。
神韻世界芸術団は、ベルリンの12公演を含む欧州9カ国で82公演を行い、最終公演地イタリア・サルデーニャ島の首都カリアリで公演を行った。すべての公演が完売するという奇跡を残し、成功裏に欧洲での巡回公演の幕を閉じた。
欧州9カ国で82公演を成功裏に終え、ニューヨークに凱旋した神韻世界芸術団(大紀元) |
神韻世界芸術団の指揮者「神韻は人類の根本的な問題に答えている」
神韻世界芸術団の指揮者ミレン・ナチェフ氏(大纪元) |
神韻世界芸術団の指揮者ミレン・ナチェフ氏は、ヨーロッパでの公演について、「観客の目をみれば、私たちの公演にとても興奮し、感動していることが見て取れます。伝統文化や伝統的な価値観を広めるという我々の使命が、非常に成功裏に達成できたと感じられました」と語る。
欧州のさまざまな国々や民族の観客達が神韻を高く評価する理由について、ナチェフ氏は、「神韻は中国人だけでなく、全人類の最も根本的な問題に答えたからです。 だからこそ、すべての人が神韻が現す価値について、深く理解しているのです」と述べた。
神韻プリンシパル・ダンサー「観客たちは神韻が伝えたメッセージを理解している」
神韻世界芸術団のプリンシパル・ダンサー潘克岐さん(大紀元) |
神韻世界芸術団のプリンシパル・ダンサー潘克岐さんは、2年間の感染症による封鎖を経て、欧州の観客が無関心になったのではなく、かえって熱狂的になっていることに驚いたという。潘さんは、「特に観客の反応が良く、拍手も熱狂的で、何カ所かでカーテンコールを3回行ったが、観客は帰りたがらず、このことに私達はとても感動し、とても嬉しかったのです」と語った。
潘さんが最も感動したのは、「多くの観客が公演を観て法輪功について知り、中にはフロントに行って『轉法輪』を購入する人もいました。このことで、自分たちは何かをやり遂げたという実感がわき、観客が私たちのメッセージを受け入れてくれたことが、何よりも嬉しかったのです」と語った。
神韻世界芸術団のプリンシパル・ダンサー張如日さん(大紀元) |
神韻世界芸術団のプリンシパル・ダンサー張如日さんは、観客は彼らが伝えたメッセージを理解したという。「私たちが伝えているのは『真・善・忍』のメッセージであり、まず何よりも普遍的な価値観なので、それを見た人は誰もが共鳴することが出来るのです」と語った。
それと同時に、神韻ニューヨーク芸術団は、イタリアのパレルモで観客に純粋な善と美を提供し続けている。神韻の公演を鑑賞するために、車で300キロ以上離れたところから鑑賞に訪れた観客もいた。芸術の雰囲気が色濃いイタリアでは、熱狂的な観客が、神韻の公演を「この上なく精妙」「レベルが高い」と称賛し、芸術家たちの「努力と大きな犠牲」に感謝した。彼らが特に感動したのは、公演から感じた神性であり、彼らの心を慰め、希望を感じさせ、さらには「創造主が来られ、(最後の演目で示された)この奇跡を創造されることを期待している」という。
6月15日から18日まで、神韻ニューヨーク芸術団は、イタリア・パレルモのマッシモ劇場で満員の観客を迎えて公演を行った。写真は、6月18日の公演の様子(大紀元) |
国会議員「神韻芸術団は慈悲と寛容を伝えている」
6月15日夜、神韻公演を鑑賞した イタリア国会議員アルド・ペンナ氏(新唐人テレビ) |
パレルモで神韻の初演を鑑賞したイタリア国会議員アルド・ペンナ氏は、「最後の演目で危機に瀕している時、創造主が善良な人々を救う場面は、信仰への究極の希望の表現なのです。 信仰を持たない人は、そこから人間への信頼が生まれ、自分が救われ、自分と他人の救われることを信じる心を得ることが出来るのです」と述べた。
同氏は公演から、神韻が伝える価値観も感じ取り、「公演の最後に現したのは慈悲です。慈悲と寛容は、権威主義的な体制にとっては壊滅的な価値観です。なぜなら、慈悲と寛容は、他者を気遣い他人の気持ちに共感し、尊重することができますが、独裁政権はこれらのことを容認できず、なぜならば、独裁政権は独自の規範があり、人々に必ず服従するよう要求しているからです」
同氏は、その価値観を受け入れることで感じられる大きなエネルギーがあるという。「人が価値観を伝えるとき、そこにはエネルギーがあります。価値観そのものがすでにエネルギーになっています。その価値観を頭と心で認識し始め、そして、これらの価値観を受け入れることで、自分を生まれ変わらせるのです」
ペンナ氏は、神韻が世界中に種をまき、友情、喜び、慈悲と寛容の価値観を伝えており、それが人に希望をもたらすことができるという。同氏は神韻のアーティストに敬意を持っていると話す。
同氏は、「私は、アーティストたちの努力に大きな敬意を払います、これは一種の偉大なる情熱と希望であり、世界各地に美と友情を伝える偉大なる種まきをする人として、彼らは今後の公演において、すべてのコミュニティで成功を修めることでしょう」と語った。
劇場支配人「神韻は世界に目を開かせる一株の花となり、世界が真の中国を知るための花となる」
神韻ニューヨーク芸術団が公演したシチリアにあるマッシモ劇場は、イタリアで最大、ヨーロッパではパリ・オペラ座、ウィーン国立オペラ座に次いで3番目に大きいオペラハウスで、完璧な音響で有名である。
6月15日夜、神韻公演を鑑賞した劇場支配人マルコ・ベッタ氏(新唐人テレビ) |
マッシモ劇場の支配人で作曲家であるマルコ・ベッタ氏は、6月15日の夜、神韻ニューヨーク芸術団の初演を鑑賞した。彼は、特に神韻のオリジナル楽曲に感銘を受けて賛嘆し、「生のオーケストラはとても良い演奏をしていると思います。これらの楽曲がダンスを引き立て、古代中国音楽の偉大な魂が込められ、とても魅力的な作品を作り上げました」と述べた。
同氏は、神韻の公演によって、世界が真(本当)の中国を見ることができるという。「何千年にもわたる中国の文化に触れることができるのは、非常に魅力的なことです。音楽、中国の古典舞踊、そして何千年も受け継がれてきたこれらの技術を通して現代につなげ、つまり芸術を通して中国の人々の魂を発見する事ができる、これは本当に素晴らしいことだと思います。神韻は古代中国の文化を世界に伝えることができ、その公演は間違いなく、世界の目を開かせる一株の花で、世界に本当の中国を発見させることができる花なのです」とベッタ氏は語った。
(続く)