真に反共を見分けるために
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文/一言

 【明慧日本 2024年12月18日】悪魔が世界を支配するとき、人々を神から遠ざけ、神を排除することが必然の潮流となる。特に中国人は、中国共産党という邪党に支配され、神に背き、先祖を滅ぼし、伝統文化を破壊してきた。しかし、正気が世界に満ちていくとき、共産主義に反対し、その邪悪な精神を取り除くことが、社会の、そして世界の必然の流れとなる。このような大きな環境の変化の中で、私たちは「反共」の本質をより深く理解できるようになるだろう。

 2024年の米国大統領選挙において、神の加護を受けたトランプ氏と米国民は望ましい結果を手にした。これを契機に、世界の潮流も良い方向へと変化し始めている。

 選挙期間中、最初のトランプ氏暗殺未遂事件が発生し、世界中を震撼させた。現場でのトランプ氏の対応は、神への信仰と国家・国民に対する使命感という最良の資質を示すものだった。それまで同氏への不支持や反対を公言していた著名人を含め、多くの米国民から尊敬の念を抱かせた。

 11月5日の選挙を終え、米国民の神への信仰はたちまち回復した。道徳と正義は再び、連邦・州の議員や政府職員などの公職者が政策判断を行う際の前提となった。暮らしの面では、米国民は「ポリティカル・コレクトネス」による抑圧を気にかけなくなり、公の場で再び「メリークリスマス」と言えるようになるなど、好ましい変化が次々と起きている。

 トランプ氏が起こした、ABC放送と同局看板キャスターのジョージ・ステファノプロス氏を相手取った名誉毀損訴訟では、和解が成立した。局側が1500万ドルの賠償金と、100万ドルの訴訟費用をトランプ氏に支払うことで合意したと、各メディアが12月14日に報じている。トランプ氏はABCとの訴訟のみならず、CNNなど他のメディアとの訴訟でも強硬な姿勢を示しており、CBSに至っては選挙干渉で10億ドルもの賠償を求めているという。

 これらの現象は共産邪霊が消滅の一途を辿り、人心が善に向かっていることを示している。正しい方向へ動き始めたこの環境の中で、善良な人々を諭すような天罰も現れている。

 大統領選挙の翌日となる11月6日、米国北カリフォルニアでマグニチュード7の大地震が発生し、津波警報が発令された。この天災は、神が力を用いて危機を救い、人類のために津波を消し去り、真相を知るためのより多くの時間を人々に与えたかのようだ。この光景は、神韻芸術団の千秋楽の演目が表している。

 その後、極左派の拠点であるハリウッドのある南カリフォルニアで山火事が発生し、少数のハリウッドスターが避難した。現報(げんぽう、現世における報い)は偶然ではない。中国共産党と極左勢力の存在を西岸部が受け入れ続けるならば、富から貧への転落のみならず、さらなる災厄を招くかもしれない。

 現在、米国はより徹底的な反共、共産主義の一掃を必要としており、これはまさに共産邪霊が完全に消し去られ、中共にもう先はないことを表している。神は人の心を見ている。中国語圈では人心を試す出来事が次々と起きている。誰が心から反共なのか、誰が組織から「反共」の看板を掲げることを命じられ、米国民衆と政府の中に潜伏し続け、中国共産党のスパイとして働くのかを識別する機会となっている。

 個人的に見れば、いわゆる反共でありながら反神である者や、反共でありながら法輪功に反対し真・善・忍への迫害を支持する者は、皆、中国共産党と切り離せない関係にある。ひいては、中国国家安全部の一要員であるといえよう。

 「反共と反神は別のことだ」と言う者もいる。しかし、共産党の本質は反神であり、神や創造主を信じず、暴力と欺瞞のみを信じている。無神論と暴力は、共産党が人々を洗脳し制御する最も重要な道具である。今なお共産党の理論を信奉する者は、その心の奥底で、まさに共産党と同じ立場にいるのではないか。

 「反共と法輪功支持も別のことだ」という者もいる。実は真善忍は最も有効な試金石である。中国共産党は何でも話し合えると言いながら、なぜ法輪功だけは話題にできないのか。法輪功が提唱する真・善・忍は普遍的価値である。真・善・忍の良さが分からず、むしろ反対する者の価値観は一体どこから来ているのか。それは共産邪霊による反神の洗脳と悪意の注入から来ているのだ。

 人類が道徳と伝統への大いなる回帰を始めた今、私たちは互いに注意を喚起し合わなければならない。「反共」を装って人々を欺き、誤った方向へ導こうとする者たちに、もはや機会を与えてはならないのである。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/16/486153.html
 
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