心を安定させる
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文/中国の大法弟子    

 【明慧日本2025年1月28日】子ども弟子だった私は現在、青年大法弟子になりました。これまでの道のりの中で、肝心な時には必ず幸運をもたらしてくれる人がいて、その背後には、長年にわたる師父の慈悲深いご按排とご加護があると思っています。最近、仕事の関係で、私は中共の巨大な宣伝マシンの中で人々に羨ましがられている「小さなネジ」の職位に配置され、中共と西側諸国との対立の最前線に立つことになり、常人の言葉を借りれば、「見物人(真相がはっきりしない状況やニュースについて、議論や発言に野次馬見物をする姿勢を取る人のこと)」になったのです。

 しかし、修煉者として、私はとても焦っています。重い仕事に追われて息が詰まりそうで、三つのこと、特に迫害の実態を伝えることがほとんどできていません。日々仕事の中で、『九評』に書かれている中共の「九つの邪悪な遺伝子」(特に分裂を引き起こす手口)が目の前で生き生きと展開され、自分の機関の上司が文字通りのスパイであることを目の当たりにし、国内外(全ての大陸や地域を含む)、さらにはアメリカ内部でもあらゆる反米勢力が集結しているのを見て、私は本当に焦りとやりきれない気持ちを感じています。自分はまるで黒と白が逆転した世界に生きているようで、とても憂鬱でした。

 偶然な機会に、私は「秘密訓練」を受けることになり、さらに戦場にいるような気分にさせられました。中共の「闘争」のやり方は人間を非人間的な存在に変え、互いに信頼せず警戒し合うことを求め、中共の「超限戦」という巨大なマシンにいる全員を毒害しているのです。

 この「戦場」にいる私の同僚や上司は喜んで外国の現地勢力と結託し、中共のために表面を取り繕い、嘘をもって世界を欺き続け、飽きることを知らずに懸命に働いているのです。

 そこで私はこう考えました。自分がこうした環境の中で小さなロウソクの光として、内なる信念をしっかりと守り、正念をもってこのマシンの背後に潜む邪悪な手を取り除く必要があります。この戦いにおいて、邪悪な勢力は人々を滅ぼすことに喜びを感じているようですが、だからこそ、私たち大法弟子は安逸を貪ったり、常人の生活に執着したりしてはなりません。

 正と邪の二つの力は本当に人を奪い合っているのです。中共の各部門がこれほど力強く動いているのを見ると、私たちはますます神通を用いて邪悪を取り除く必要があると感じました!

 自分がこの職位に配置されたのは一体何のためなのかと、私はよく考えます。たぶん以下のためでしょう。

 、より多くの人々に大法弟子の存在、その行い、人柄を知ってもらい、今後の真相伝えのための下地を作ることです。

 、私を名誉や利益、権力のある場所に置くことで、これらの良くない人心を手放すことを学ばせるためです。長い間、私は常人社会の「成功者」を羨ましく思っていました。しかし今では、すべてが神の掌握の中にあり、地位が高ければ高いほど、過ちも大きくなると深く確信しています。

 三、自分の立場を明確にし、心を落ち着かせて安定させ、自分が大法弟子であることをはっきりと認識するためです。私たちは傍観者ではなく、世の中の出来事に一喜一憂して拍手喝采したり、落胆したりするべきではありません。なぜなら、すべては神が按排されており、師父の掌握の中にあるからです。私たち大法弟子はその中で、人々を救う責任があるのみです。

 師父はこのようにおっしゃっています。「それは大法弟子と言えるのでしょうか? 大法弟子は何のためにメディアを運営しているのでしょうか? 人を救うためです。忘れてはいけませんが、あなたは人を救わなければいけないのです。メディアをしっかり運営する目的も人を救うためです。真相を伝え、衆生を救い、これはすなわちあなたが行うべきことです。これ以外に、あなたが行うべきことはなく、この世界であなたが行うべきことはありません。あなたはこれらのことを行うべきですが、一部の人は自分が修煉しているという気持ちさえ薄れてしまい、常人のことを重く見ています。皆さんにとって、それは大法弟子の修煉の道から離れてしまったのではありませんか?」(『各地での説法十三』「二〇一五年ニューヨーク法会での説法」)

 トランプ氏が2025年1月20日に宣誓して就任するにつれ、日々の世界のトップニュースは目がくらむほどの新たな政策で埋め尽くされるでしょう。大法弟子として、私たちは心を安定させなければなりません。心が安定して、はじめて師によりよく手伝うことができ、はじめて旧勢力に付け入る隙を与えず、世間における按排と世人が救われることにさらなる困難をもたらさずに済むでしょう。大法の粒子として、私たちは法を正す師に手伝うため、衆生を救うためにこの世に来ているのです。『私たちの師父』を読み終えた今、私たちはより一層師父を見習い、並外れた意志力、明確な目標をもって、シンプルな生活を送りながら、得がたい未来を迎えるべきだと思いました。

 個人的な悟りに過ぎず、妥当でない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 合掌

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/21/488873.html
 
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