文/江蘇省の大法弟子
【明慧日本2025年3月19日】2022年、地元で新型コロナウイルスの感染が大規模に拡大しました。衆生を救い、真相を理解してもらうために、同修たちは大量の真相資料を配布しました。その中で、ある同修が中国共産党(以下、中共)の法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報され、私もその件に巻き込まれました。
その日の午後7時ごろのことを覚えています。4人の警察官が捜査令状を持って突然私の家に押し入ってきました。私は一瞬驚きましたが、すぐに「彼らに大法に対する罪を犯させてはならない」との念を抱きました。そして彼らに対して「ちょっと待ってください。座って私の話を少し聞いてください」と言いました。同時に心の中で、師父に正念を加持していただき、真相を語る智慧を授けてくださるように祈りました。
私は穏やかに彼らに言いました。「現在、警察は非常に危険な職業となっています。善悪をはっきりと見分け『真・善・忍』を信じる良い人々を迫害してはいけません。迫害を加えることはあなた方にとって非常に不利なことになります。法輪功は仏法です。私自身の経験から、法輪功は国家にとっても、社会にとっても、家庭にとっても百利あって一害もないことを証明しています。修煉を始める前、私は子宮癌の末期で、骨と皮だけの状態で、お腹は大きく膨れ上がり、体には全く力がなく、命の終わりを迎えようとしていました。しかし、修煉を始めてわずか2カ月足らずで、体は正常に戻りました」
「法輪功は人々の健康を改善するだけでなく『真・善・忍』の法理によって人の心を善に導き、道徳を向上させることができます。しかし、これほど素晴らしい功法が江沢民集団にとって受け入れられないものとなり、彼らは天安門焼身事件を捏造し、1400件の偽りの事例をでっち上げて法輪功に転嫁し、14億の中国人を騙して憎悪を煽り、法輪功を迫害しました」
「しかし、法輪大法は正法であり、末劫の時に人々を救うために来たもので、人類の唯一の希望です。もし人々が救済のために来た仏法を憎むようになれば、救われる機会を失い、自分自身の未来をも台無しにしてしまうのです」
彼らは静かに耳を傾けていました。その後、彼らは「私たちは任務を遂行しているだけで、上層部に報告しなければならないのです」と言いました。
私は「あなた方の気持ちは理解できます。しかし、何も持ち行かないでください。それ(財産押収)はあなた方にとって良くないことです。私が持って行きますが、私は何を持っていっても、同じように持ち帰るつもりです」と答えました。
よって、私は『轉法輪』の書籍を2冊手に取り、次のように言いました。
「それから、今日私はあなた方と一緒に行きます。しかし、今夜の深夜12時までに必ず私を家に送り届けてください」
派出所に到着すると、私は思わず心が乱れ、不安を感じました。これは邪悪な要素が迫ってきたのだと思いました。私は自分自身を清めると同時に、師父に正念と智慧を加持していただくようお願いしました。心の中で「普段は真相を伝えるために来る理由がないが、今日はちょうど彼らにしっかりと話せる良い機会だ」と思いました。すると、間もなく心が穏やかになり、頭も非常に冴えてきました。
しばらくすると、彼らは20~30人ほど集まり、いわゆる取り調べを始めました。
私は心の中で「今日は私が主役だ。決して彼らに流されることはない」と思いました。そして再び、大法が私と私の家族にもたらした計り知れない恩恵の実例を語り「天安門焼身事件」はどこがばれているのかを説明しました。また、彼らが危険性の高い職業に就いていることを指摘し、理性的に独立して物事を考えるべきだと伝えました。
私は「法輪功は『真・善・忍』を説いていますよね。皆さんもそれを認めますよね?」と言いました。
彼らはうなずき、同意を示しました。
「それなら『真・善・忍』に反対するものこそが邪悪だということになりますよね?」
私の話を聞いた彼らは笑いました。
私は続けました。「どうか『心からの九文字』を覚えてください。それが未来への道になります」
彼らは「心からの九文字とは何ですか?」と尋ねました。私は心から彼らに伝えました。
「それは『法輪大法好、真善忍好』(法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい)です。どうか必ず覚えてください!」
この間、彼らはあれこれ遠回しに話を進め、資料の出所や他の大法弟子が真相を伝える情報を引き出そうとしました。しかし、私は何度かで話題を引き戻しました。
私は「今日ここに来たのは、あなた方に真相を伝えるためです。それ以外のことを聞かないでください。たとえ聞かれても、私は答えるつもりはありません。法輪功は仏法であり、正法の修煉です。歴代の朝廷でも仏弟子を迫害した罪は非常に重いものとされてきました。私はあなた方を害するようなことはできません」と言いました。
その後、彼らは「おばさん、あなたはこんなに高齢なのに、考えがこれほど明晰で、私たちでは太刀打ちできません。市の610弁公室の人を呼んで話をさせます」と言いました。
私は「私は誰とでも対話することを拒みません。あなた方が誰を呼ぼうと構いません。しかし、ひとつだけ言っておきます。もし私を利用して政治的な手柄を立てたり、事態を大きくして出世や財を得ようとするのなら、それは絶対に許されません」と言いました。
すると彼らは「私たちがこれだけの人数で、この年配の女性ひとりを扱えないなんて、そんなことがあるはずがない」と言いました。
610弁公室の担当者が来た後、私は丁寧に挨拶をしました。彼は「私は法輪功を20年以上研究している」と話し始め、仏教に関するいろいろなことや、法輪功を迫害した多くのケースについて語りました。私は静かで穏やかな心でそれを聞いていましたが、彼が法輪功を否定するようなことを言い始めたときに、話を止めました。そして、私は「少しお話しさせてください。あなたが話された内容について、以下の点に基づいてお答えできます」
最初の質問は「なぜ現代の仏教ではなく法輪功を修煉するのか?」というものでした。私は次のように答えました。
「仏教は末法の時代に入り、もはや法を説くことができなくなっています。現在の寺院は商業化された場所となり、清らかに修行する場ではなくなっています。僧侶たちも飲食や賭博、女性問題において一般人と変わらないどころか、場合によってはそれ以上のこともあります。これは皆さんが目の当たりにしていることです。
一方、法輪大法は正法の修煉であり『真・善・忍』に従って良い人、さらに良い人になることを教えています。これは人類全体の希望でもあります」
2つ目の質問は「なぜ共産党に反対するのか?」というものでした。私は次のように答えました。
「これは『反対するかどうか』という概念ではなく『神を信じるか信じないか』の問題です。共産党は無神論を唱え、人々に因果応報や善悪の報いを信じさせないようにしています。その結果、何の制約もなく悪事を働くことを恐れなくなり、人類の道徳は急速に低下し、もはや救いようのない状態にまで至っています。役人は汚職や腐敗にまみれ、飲食や賭博、女性問題に溺れ、殺人や人命を奪う行為さえ行い、さらには人体の臓器を強制的に摘出して暴利を得るという事態にまで及んでいます。上から下まで全てが乱れきっています。人間が正さなければ天が正します。現在頻発している天災や人災は、天が人間を裁いている証拠です。これは危険ではありませんか?」
3つ目の質問は「法輪功は社会にどんな利益をもたらすのか?」というものでした。私は次のように答えました。
「法輪功は病気を治し、健康を促進する奇跡的な効果があります。もし法輪大法を修煉していなかったら、私はすでにこの世にいなかったでしょう。世界中には私のように生死の境界で苦しんでいた人々が、法輪大法を修煉することによって命を救われた例が数えきれないほどあります。あなた方は私より若いですが、今の時点で誰が国家の医療費を一銭も使わずに済んだと言えますか? 私は法輪大法を修煉してこの数十年、薬を一粒も飲んだことがありません。法輪大法の最大の利点は、社会の道徳を回復させることです。真に修行している弟子は皆、真・善・忍に従って自分を向上させ、常に他人を思いやり、トラブルに直面したときは自分に原因を探します。もし、全社会で誰もが自分がどうすれば良いかを考えたなら、警察すら必要ありません」
最後に彼は私に尋ねました。「あなたたちが法輪功を修煉するのは、自分が仏や道に成るためですか?」
私は「法輪大法が教える真・善・忍は、普遍的な真理であり、私たち一人一人が守るべき、従うべき原則です。人は真・善・忍に従って行動することで、人類の道徳を守り、未来を維持することができます。私たちは、あなた方やもっと多くの人々にこの真実を伝えに来たのです。真実を理解すれば、天によって淘汰されることはありません」と言いました。
その人はすぐに「それなら安心しました」と言って立ち上がり、部屋を出て行きました。
その間、部屋にいた数10人は静かに聞いていました。彼らは皆、救われに来た人たちだったのだと悟りました!
深夜12時ごろ、私は大法の書籍『轉法輪』を抱えて、彼らは車で私を自宅のビルの入り口まで送ってくれました。
この出来事を思い返すたびに、私は師父の無限の慈悲と無限の智慧に感謝しています。師父が弟子に与えてくださったすべての美しさに、心から感謝します。
以上は、私が自分のレベルで理解したものです。レベルが限られているため、不適切な点があれば、どうか慈悲深くご指摘ください。