(明慧日本)
一、精神病患者を利用して法輪功に罪を着せる
1998年の中国衛生部 統計によれば、5%の中国人(約6500万人)は精神病または精神障害を患い、その内の7割は重症の精神病患者で、約40万人は自立生活ができない。1999年、中国共産党は苦心に苦心を重ねて、多くの精神病患者の発作時の事故例を収集して、法輪功に罪を着せようとした。実は「1400例」の中の多くの死者は一般の精神病患者であり、法輪功学習者ではない。精神病患者は法輪功を修煉してはいけないと、1992年に李洪志先生は明言している。
●山東省の王安収による「両親殺し」事件の真相
山東省新泰市泰山機械工場の労働者・王安収は、精神病の発作を起こしシャベルで両親を殴り殺した。王安収がもともと精神病患者であることは、王と妻の尹彦菊の離婚判決書にはっきりと記されている。山東省新泰市人民法院(1999)の第245号民事判決書の一部内容をここで紹介する。「被告人(王安収)は結婚前に精神病を患っていることを隠し、結婚後に精神病の発作を何度も起こし、長期にわたって治癒できず、また発作時に自分の両親を殺害したこともあるため、原告(尹彦菊)は断固として離婚を求める。夫婦の感情は完全に断裂したとして、当裁判所は原告の離婚申請を許可する」 しかしこの案件は江沢民グループによって「1400例」の中に取り入れられた。
●黒竜江省の呉洪輝「飛び降り自殺」の真相
呉洪輝は黒竜江省双城市の衛生防疫センターの職員だった。20数年前、双方の親に反対され、長年付き合っていた恋人と別れさせられた後、精神的に深刻なショックを受けて精神病を発症した。その後何度も精神分裂病の症状が現れ、症状が重い時は仕事もできなかった。彼の精神病の状況は彼の親戚と同僚が証言できる。呉江輝は法輪功に接触したことがあるが、自分の意識がはっきりとしていなければ修煉できないため、重病患者、精神病患者または一族に精神病遺伝を持つ人は法輪功を修煉してはいけない、と法輪功の創始者である李洪志先生は法輪功を伝え出した当初に明言した。だから呉江輝は法輪功修煉者とは言えない。1996年、呉洪輝が精神病の発作を起こして飛び降り自殺をした後、彼の妻は双城市法輪大法修煉体験交流会に行き、「彼は精神病の病歴を持ち、しかも何度も発作を起こした」と言った。妻はまた双城市政府に手紙を書いて、呉洪輝の飛び降り自殺の本当の原因は精神病の再発だと明確に述べた。
●黒竜江省の王成祥「1999年飛び降り自殺」の内部事情
王成祥(60代男性)は黒竜江省双城市の韓甸(かんでん)鎮穀物倉庫の退職職員だった。彼の一族には精神病の病歴があり、彼の母は井戸に身を投げて死亡し、叔父は首を吊って自殺した。彼の一族の中には、井戸や川に身を投げたり、飛び降り自殺、首を吊って自殺するなど、不正常に死亡した人が13人もいた。王成祥の発病を誘発したのはどんな事情だったのか? 1998年に、彼の息子は穀物倉庫の社宅を買い、両親を誘って同居を提案した。しかし6階にある社宅の階段は上り下りが大変で、しかも王成祥は2、3年前に新しく建てた家にとても満足していたため、それを売って息子との同居することを彼は拒んだ。彼は息子に「お前が社宅を買ったとしても、私はそこに引っ越したくない。そこに住んでもいつか飛び降りるぞ」と言っていた。その後、彼は嫌々ながら社宅に引っ越したが、終日うつうつとして精神がぼんやりし、自殺を図ろうとしていた。
家族は心配して、王成祥の精神状態を調整し精神的負担を軽減させるため、妻は彼に法輪功を勧めた。しかし王成祥は法輪功の基本書である『転法輪』を読まず、ただ適当に法輪功の煉功の動作を少しやったことがあるだけで、彼はまったく法輪功学習者であるとは言えない。1999年の旧暦1月2日の夜、王成祥は社宅の6階から飛び降りて自殺した。中央テレビ局は彼の自殺を法輪功が原因であると報道した。しかし穀物倉庫の従業員は皆「彼が飛び降りて自殺したのは全く法輪功のせいではありません。彼は法輪功に触れなくてもいつかきっと自殺したに違いありません。彼の一族は2世代だけで3人が自殺したのです」と言った。
(続く)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/2/129156.html) 更新日:2011年12月18日