韓国:中国共産党の妨害に屈せず 空港で法輪功看板を許可(写真)
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 【明慧日本2011年12月29日】韓国インチョン国際空港に並べられた法輪功真相を伝えるパネル看板は、毎日各国の乗客の視線を集めている。在韓国中国大使館は韓国の外交通商省に「何度も交渉」したが、韓国の警察と空港は、法治国家でこのような看板を展示する行為は合法的であり、阻止できないとみている。

韓国インチョン国際空港に展示された法輪功看板、毎日多くの乗客の注目を集める

 6年連続で世界の最優秀空港に選ばれた韓国インチョン国際空港、毎日の乗客量は10万人を越える。空港の12番出口を出ると、数枚の中国語の看板がすぐ目に入る。ここを通る乗客、特に中国からの観光客はよく足を止めて見ている。

 これらの看板の内容とは、「中国共産党による臓器狩りの犯行」と「腐敗と暴政で維持される中国共産党」などがある。看板を見る観光客の反応はそれぞれ異なる。ある中国人観光客はとても厳粛な表情をして看板を見つめ、法輪功修煉者が彼に話しかけると、彼は黙ってその場を去った。また看板を見ながら、「中国でこのような内容は絶対に見れないんだ、珍しいね」と同行者に話す観光客もいる。

 一年前からここで看板を出している金さんは、「中国共産党による人権侵害・迫害の真相を見て、看板を撮影する観光客もいて、周りを警戒してこっそり小冊子などを取る観光客もいる。ある日、某大学生団体がここを通って、一人の大学生は数十枚の真相資料を持って、車上のみなさんに配っていた」

 ある50代のバス運転手は、「中国でこのような迫害が発生しているので、見てみぬふりはできない。最初、中国人観光客は何の反応もなかったが、いつの間にか看板の内容を読んだり、資料を受け取ったりするようになった。私の仕事に少し不便を与えたが、そのために真相を知るチャンスを見逃すなどさせたくない。このようなことは、中国人たちに知ってもらうべきだ」と語った。

 情報によると、看板を阻止するようにと、在韓国中国大使館は韓国の外交通商省に何度も働きかけた。これに対して、空港の関連部門は「このような看板展示は法治国家では合法的な行為であるため、我々は許可を出した。たまに疑問を出す人もいるが、今まで大きな論争は誘発されていない。現場の警官も許可している合法的な行為なので、展示すること自身に問題はない」と説明した。

 法輪功修煉者・朴さんは、「中国人は真相を知る権利、自由に善悪を判断する権利を持っている。中国大使館のやり方はちょうど、真相を知られるのを恐れる本心を暴露した。中国共産党の邪悪かつ残虐な本質が分かった後、ますます多くの中国人は目覚め、中共と関連組織の脱退を選んだ。これこそ中共が最も恐れることだ」と語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/14/250544.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/17/130182.html)     更新日:2011年12月30日
 
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