四川省:元大学教師一家 10数年来受け続けた迫害の実態
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 【明慧日本2012116日】四川省重慶(じゅうけい)市に在住の法輪功修煉者・湯健さん(36歳)は2011111日、現地の警官に不当に身柄を拘束され、重慶市南岸留置場に拘禁された。湯さんの家族は、着替えを持って何度も面会に行ったが、警官に面会を断られ続けた。

 湯さん一家は、法輪功修煉しているいう理由で13年来、中共(中国共産党)当局から残酷な迫害を受け続けてきた。

 湯さんは、1999年に西南石油大学・大学院の修士課程を終了後、博士課程に合格した。しかし大学側から「北京へ陳情しに行かないという『保証書』を書かないと、合格を取り消す」と脅迫され、湯さんはそれを拒否した。そのため、不当に進学を取り消された湯さんは、同校の教師になった。その後、湯さんは法輪功の真相を伝えるために北京へ行ったという理由で、大学側から不法に解雇された。

 湯さんの妻・李簫さんは19歳の時、法輪功を修煉しているという理由で、重慶女子労働教養所に拘禁され、さまざまな迫害を受けた。2005年、李さんは再び連行され洗脳班に拘禁された。その3日後、李さんは洗脳班で受けた迫害により救急車で病院に搬送されたという。

 2002年、湯さんは成都市で警官に不当に身柄を拘束され、懲役4年の不当判決を宣告された。湯さんの妹・湯酥蘭さんは四川外国語学院の大学生だったが、法輪功を修煉しているという理由で、退学させられた。2002828日、湯さんの母親と妹は警官に連行され、2003619日、2人は当局に懲役7年の不当判決を宣告された。

 湯さんの母親は成都女子刑務所に拘禁されて迫害されたため、高血圧と脳幹萎縮症を患い、歩行困難となり自立生活ができなくなった。そのうえ年金も没収された。現在、湯さんの母親は湯さんの妹と一緒に生活しているが、妹は迫害を受けてきたため、経済的に困窮し、湯さんから一部の家賃と生活費を支援してもらっている。

 2011111日、湯さんは南岸区交通大学付近で法輪功の真相チラシを配っていた際、警官に派出所まで連行された。当時、湯さんの義母は退院したばかりだったが、湯さんのことを聞いて、すぐに食べ物と着替えを持って派出所駆けつけた。しかし警官は湯さんの義母を所内に入ず、寒風の中ずっと外に立たせ続けた。湯さんの義母は仕方なく涙を流しながら帰ったという。

 湯さんが連行された後、重慶市南岸区派出所の警官は、湯さんの妻の実家に嫌がらせを行い、両親に湯さんの妻・李さんの居場所を言うよう脅迫した。両親は元々湯さんの連行にショックを受けて苦しんでいた。さらに警官から圧力に恐怖を感じた義父は、苦しみを減軽するために酒に頼った。義母は恐怖心から新たな病気を患い、医師から「手術を受けるよに」と勧められたが、娘と婿もそばにおらず、お金もなく病院で点滴を受けて退院した。現在、湯さんの義母は危篤状態に陥っているという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/9/251633.html)     更新日:2012年1月17日
 
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