【明慧日本2012年3月14日】福建省寧徳市に在住の法輪功修煉者・陳星光さん(60代)は2012年2月29日午後2時ごろ、娘の家にいたところ、福建省女子労働教養所と寧徳市蕉城区国保(国家安全保衛)大隊の警官によって捕まえられ、福建女子労働教養所まで連れ去られた。
陳さんは、寧徳市工商銀行の元職員であった。それ以前から、法輪功が中共(中国共産党)により迫害されていることを人々に伝えたという理由で、相前後して8年9カ月の不当判決を宣告されていた。2007年と2010年5月4日、再び上記の理由で2回も国保大隊に不当に連行された。それぞれ、2年と1年9カ月の労働教養処分を科せられた。監禁されていた間、信仰を放棄しないとして故意に刑期を延長され、面会禁止令も下された。一方で2回目に不当連行されたとき、同行していた修煉者・陳翠英さんも捕まえられ、不当判決を宣告されたうえ、収容施設へ送り込まれる途中で顔がぼろぼろになるまで殴られたという。
陳さんは収容施設で転向を強く拒否した。監守らの言うことに従わず、修煉の意志を貫いた。そのため、全身を締めつける仕掛けのある衣服(拷問具)を強制的に着用されただけでなく、両手もきつく縛られた。そのため、陳さんは窒息死の寸前となった。このように各種の拷問によって弱った陳さんは、一時出所による治療を許され、家へ帰された。
その後、2012年2月29日、労働教養所の警官は、訪問を口実に陳さんの娘の家に立ち入り、詳細不明の書類に署名を要求し、いきなり室内まで突入した。そこで、法輪功に関する書籍が見つかり、労働教養処分の刑期がまだ終わっていないという理由で、陳さんを不当に連行した。
陳さんは獄中生活に戻り、以前と同じように迫害されさんざん人権を蹂躙された。監禁中、陳さんは独り言で少しでも口を動かすことさえ禁じられる日々となっていた。そのような動きが見られたら、監視者に摘発され、そのたび監視者は減刑として1日減らされ、かえって陳さんは刑期を1日増やされた。こうして、陳さんはすでに1カ月以上の刑期を延長されているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)