【明慧日本2012年4月30日】遼寧省丹東市の法輪功修煉者・邵忠業さん(60歳男性)は、法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局に数回にわたって身柄を拘束され、9年75日間にわたって拘禁された。邵さんは拘禁されている間、さまざまな拷問を加えられ、下半身が一度麻痺状態になってしまった。
邵さんは丹東鉄道会社の運転手で、1995年に法輪功を学び始めた。邵さんは法輪功を修煉してから、法輪功の教えの「真・善・忍」に基づいて己を律し、仕事をまじめにやり、周りの人からとても良い評判を得た。それに、邵さんは持病も知らないうちに完治した。
しかし、1999年7.20、中共当局は法輪功への弾圧を開始した。邵さんは法輪功迫害の停止を求め、北京へ陳情に行ったため、警官によって丹東市北京駐在所に連行された。その後、邵さんは地元に送還され、地元公安局の警官に2000元を没収され、さらに送還の交通費として、500元をゆすり取られた。
その後、邵さんは市留置場に1カ月ぐらい拘禁された。留置場で邵さんは警官の指示を受けた数人の囚人に殴られて吐血し、肋骨が骨折した。
1999年11月、警官は邵さんを自宅から強制連行し、留置場に拘禁した。その3カ月後、邵さんは1年の労働教養処分を宣告され、市労働教養所に収容された。
労働教養所で邵さんは重労働を強いられ、48時間睡眠を取らされず重労働を科されることもあった。刑務所側が邵さんを「転向」させる重要人物とし、8カ月間独房に拘禁していた。独房には鉄の檻が並び、一つの檻に一人が拘禁され、1回の食事として、一つのウオトウ(トウモロコシ、コーリャンなどの粉で作るふかしパンのようなもの)しか与えられず、買い物、家族との面会、手紙、電話などは一切許されなかった。邵さんはその独房に拘禁され、長期に固い板に座らされたため、でん部がただれてしまい、血の混じった汁が出てきた。さらに、警官は邵さんを転向させるため、スタンガンで数回も電気ショックを加えた。独房に8カ月拘禁された邵さんは顔が青白くなり、骨と皮ばかりにやせこけ、猫背になり、鈍くてゆっくりしか歩けず、かなり老けてしまったようだ。
2001年5月6日、市公安局の警官は再び邵さんの身柄を拘束し、13カ月間留置場に拘禁した後、3年の労働教養処分を下し、再び市労働教養所に収容した。労働教養所で邵さんは1カ月間独房に拘禁され、「三書」を書くことを拒否したため、2日連続スタンガンで電気ショックを加えられた。ある日、警官は邵さんを思い切り蹴ったため、邵さんは立つことも座ることもできなくなり、しゃがむか横になることしかできなくなった。
2003年8月、邵さんと同じ教養所に拘禁されている法輪功修煉者27人は、本渓市の咸寧営労働教養所に移送された。
労働教養所で邵さんは、拷問を受け、抗議を行ったため、警官に3日間座禅の姿勢のまま紐で縛られた。あまりの痛みで邵さんは気を失ってしまい、その後、下半身の感覚を失った。
迫害に屈しなかった邵さんは2004年1月13日、錦州労働教養所に移送され、教養所に入った途端、独房に拘禁された。その後、邵さんは不法に刑期を28日延長された。教養所で邵さんは警官に殴られ、歯が抜けてしまい、歩くことも困難になった。2004年6月14日、邵さんはやっと釈放された。
しかし、2004年7月27日、邵さんは勤め先のリーダに強制的に省洗脳班に連行され、52日間拘禁された。
洗脳班で邵さんは法輪功への誹謗を抵抗したため、警官に殴打されて数本の歯が抜け、歩けなくなった。その後、警官は邵さんをベッドに21日間手錠で繋げたままにした。
2005年10月26日、邵さんは仕事場で永昌派出所の警官に連行され、拘禁された。その後、2006年2月22日、中共当局の裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告され、本渓刑務所に収容された。当局は邵さんに対する開廷・判決・刑務所への収容など、邵さんの家族に一切通知しなかった。
2006年5月16日から2007年3月22日まで、刑務所側は邵さんが「転向」しないという理由で、邵さんと家族の面会を禁止した。その期間、邵さんの家族は10数回も刑務所に足を運んだが、すべて拒否された。2007年3月22日、邵さんの家族は再び刑務所を訪れ、邵さんとの面会を強く要求して、やっと、面会ができた。面会のとき、邵さんは家族に「私はここでひどい迫害を受けた」と一言だけを言って、警官に直ちに面会を中止された。
邵さんは刑務所で「トラの椅子」「唐辛子で灌食」「火傷させられる」「冷水を浴びせられる」「死人ベッドに縛られる」「睡眠のはく奪」「針で刺される」などの迫害を受けた。
2007年2月、警官は殺人犯を利用して、邵さんに暴力を振るわせた。そのため、邵さんの体は3~4カ月間動けなくなった。
拷問の実演:死人ベッド |
9年2カ月間以上拘禁された邵さんは、数えきれないほどの拷問を受けたという。