吉林省：拷問が原因か 法輪功修煉者が突然死

 

　【明慧日本2012年5月20日】吉林省長春市に住んでいた法輪功修煉者・孫秀霞さんは2012年4月30日、省内の黒嘴子女子監獄で殺害された。死亡当日、一度は病院へ運ばれて緊急治療を受けたが、過酷な拷問により危篤状態となっていた。治療を施すにはすでに手遅れの状態となっており、孫さんは死亡した。

孫さん一家の写真

　孫さんは地元で誰もが認める良い人であった。しかし、2009年9月29日夜、警官や610弁公室によって家宅捜索や家財没収をされ、夫・王志宏さんとともに不当に連行された。夫は長春市双陽第三留置場へ、孫さんは同市鉄北公安病院へ収容された。

　二道区検察庁は二度、孫さん夫婦への不当判決を企て、裁判所に裁決の立件ができるように申し立てていたが、いずれも証拠不足のために起訴されなかった。610弁公室は、諦めずに卑劣な手段で上級部門として圧力をかけ、裁判所に立件させた。その後、裁判所と検察庁は、弁護士・被害者家族からの面談要求を拒否し続けた上、弁護士に立件した書類も見せなかった。

　2010年10月21日、裁判所は孫さん夫婦に対して不公平な裁判のもと、孫さんに懲役10年、王さんに懲役3年の不当判決を宣告した。

　2011年1月5日、孫さんの家族は留置場の面会室で孫さんと会ったが、ひどい拷問のため足の腫れと脹らみが深刻な状態だった。24時間も睡眠をはく奪されたことで目にひどいクマができ、暴行により体は何か所も黒や紫のアザができるなど、孫さんは誰もが驚くほど惨めな姿であった。家族は、命の危険にさらされている孫さんの安否を心配し、監獄の検察官に釈放を訴えたが、すべて無視された。