【明慧日本2012年4月20日】山東省菏沢(かたく)市に居住していた元教員の法輪功修煉者・劉少蘭さんは、幼い頃から虚弱体質で、睡眠障害や多くの病気を患い、薬に頼る日々だった。
1997年に劉さんは法輪功の修煉を始めた。しばらくすると全ての持病が全快した。それ以来、「真・善・忍」の基本理念に従ってより良い人を目指し、善良で、真面目で、誠実、温厚な人柄となり、幸せな家庭を築いた。劉さんは、職場では優秀な社員として好評で、周囲の誰もが認める良い人だった。また、修煉後の心身の著しい変化や、法輪功の素晴らしさを人々に伝えていた。劉さんの変化を目にした人は、法輪功が道徳の向上と健康の回復に良いと実感し、その素晴らしさに驚いた。
しかし、1999年7.20以降、法輪功が中共(中国共産党)当局に弾圧されて以来、劉さんは一連のひどい迫害を加えられ、何度も不当に身柄を拘束された。2000年3月、劉さんは北京へ行き、法輪功が迫害されている真相を政府部門に伝えたため、610弁公室に拘留された。
610弁公室で、劉さんは後ろ手にして手錠をかけられたため、手錠が肉の中に食い込んだ。さらに腰と頭を下げて足をまっすぐに伸ばす姿勢を、長時間にわたって強要された。また警官は、拷問で失神した劉さんの体を、手錠を持って持ち上げ、宙に吊るし上げる拷問を加えて苦しめた。610弁公室は、危篤に陥った劉さんを釈放せず、劉さんを地元の菏沢公安局に送還し、連夜の不当尋問を強いた。最後に、命の危険があると見て家に帰した。
拷問の実演:後ろ手にして手錠をかける
それ以降も、劉さんは地元の610弁公室の警官らに家宅捜索され、金銭恐喝や嫌がらせを加えられ続け、洗脳班での迫害も受けた。
家に帰された後、劉さんは中共当局の法輪功に対する弾圧政策のもとで、依然として警官らに嫌がらせなどの迫害を加えられて苦しめられた。この圧力のもとで苦しい生活を強いられた劉さんは、重度のプレッシャーを感じ、健康状態が悪化した。心身共に疲れ果てた劉さんは、2003年9月15日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年40歳。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)