文/日本の大法弟子
【明慧日本2012年6月10日】私は日本の大学生で22歳です。今は大学で中国語を専攻しています。
私は2010年4月、20歳の時に法輪功を知りました。それまでは、法輪功の存在すら知りませんでした。当時インターネットで、たまたま中国共産党の大使館の日本語ページを見ました。そこには、中国に法輪功というものがあり、色々な理由で、とても良くないことが書かれていました。私は歴史が好きで、中国共産党が大躍進と文化大革命で無辜の中国人を何千万人も殺害したことなどから、中国共産党にあまり良い印象を持っていませんでした。ですから、片方の側面から一方的に判断してはならず、自分で公正に判断してみようと考えました。
インターネットで検索して、法輪功のウェブサイトにアクセスしました。紹介ページを読むと、『法輪功』と『転法輪』という書籍があるとわかりました。当時、私はある有名な大学に入りたいと思い、1年中自宅にこもって、高校を卒業してから3年目の受験勉強をしていました。一方で、私は人生に疑問を感じ、自分の人生をどのように生きるべきかを真剣に悩んでいました。そのため読書とインターネットに没頭し、哲学や歴史、科学、自己啓発書など、人生の答えを得られそうな様々な本と情報を1500冊以上読みました。私はこの2冊の本に興味を持ちました。無料なので、ダウンロードして少し読んでみると、私は直感的に今まで読んだ他の書物とは書かれている内容が明らかに違うことに気付きました。その時、私はこの本を必ず読まなければならないと決めました。偶然というものはありえません。今思えば、このような縁で法輪功と接触したことは、どちらの道を進むのか、正と邪の中でどちらを選ぶのかという選択でした。
しかし、その時は軽く読んだだけであまり深い印象は残らず、忘れてしまいました。8月頃、私は法輪功のウェブサイトを思い出しました。そこには、明慧ネットへのリンクが追加されていました。明慧ネットは世界中の法輪功を学ぶ人々が、修煉の中での認識や体験を発表し、中国で行われている法輪功修煉者への迫害の真相も報道されています。私は明慧ネットへアクセスし、修煉交流の文章を読んで驚きました。私の認識と、そこに書かれていたものは全く天と地ほどもかけ離れていたからです。法輪功には経文と呼ばれる書籍が他にもあり、何度も読むことで最初の認識から、次第に向上していくことを知りました。
改めて『転法輪』を読み直してみると、以前に読んだ時とは感じ方が全く違いました。なぜ良い人になるべきなのでしょうか? 善悪には報いがあることが『転法輪』には筋道を立てて系統的に説かれています。修煉とは何でしょうか? 物質と精神は同一であり、人は修煉を通して自分の道徳水準が向上するにつれて「真善忍」に近づいていき、高い境地へ同化することができると説明されています。人間は物質的な存在であると同時に、精神的な存在でもあるのですから、私は精神と物質が同一であるという話に、とても説得力があると思います。善悪の中で善を選択することは、とても意味のあることなのです。また、神仏の存在についても粒子という観点から科学的に説明されていて、私はもともと信じていませんでしたが、確かに理論的には有り得ることだと思いました。
以上は、個人的な理解に過ぎませんが、今まで知りたくても知ることが出来なかったことが、『転法輪』にはたくさん書かれていたので、私は衝撃を受けました。そして、考え方が完全に変わりました。私は自分自身に問いかけました。「私は一体何がしたいのか? 何を求めているのか?」私に心からの一念が生じました。「修煉したい!」私はこのようにして修煉を始めました。
大学が決まってすぐ、私は法輪功のウェブサイトから連絡を取りました。相手の方はすぐに返事をくれ、私たちは会うことになりました。
相手の方は10年以上修煉しているご夫婦で、私たちは修煉を始めた経緯などを話し合い、それから私は明慧ネットのプロジェクトに参加することになりました。
この同修は毎日、夜の貴重な時間を使って長時間、電話で法理についての認識など様々なことを教えてくれ、私は本当に助けられました。またしばらくしてご夫婦は煉功点と学法場所でもある、ご実家へ招いて下さり、多くの修煉者と法理について交流することができました。私は本当に感謝しています。
法輪功の修煉者は皆、とても親切ですが、馴れ合いを好むというわけではなく、和気あいあいの人間関係は求めていません。皆「真善忍」に基づいて、どのように良い人になれるのかを真剣に考えています。また法輪功を学ぶにあたって強制、義務はなく、全てが自由意志に基づいており、立派な施設や礼拝などもありません。ですから法輪功は宗教ではないと思います。まさに自分自身の向上を求める「修煉」なのです。
法輪功のことをよく知らない中国、日本、世界の人々、一度法輪功の書籍を手に取って読んでみてください。あるいは、明慧ネットの記事を読んでみてください。そして、自分自身で判断してみてください。もしかすると、それはあなたが求めているものかもしれません。
師父に感謝いたします。同修の皆さんに感謝いたします。