日本の大法弟子:天国楽団に参加した修煉体験(二)
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明慧日本2012年6月12日】

 天国楽団に参加する

 2007年に日本でも天国楽団を結成することになり、参加することにしました。それまで、何か活動に参加したいと思っていましたが、日本人の修煉者が少ないこともあり、なかなか機会がありませんでした。そんな折、音楽なら言葉の壁もないし、多少の楽器の経験もあるので、主人と二人、サクソフォーンで参加することにしました。やるからにはいい加減にしてはいけないと考え、二人で近所のミュージックスクールに通い、基礎から習うことにしました。

 2008年4月からパレードに出るようになりました。国内で活動をすれば十分だと思っていましたが、同修からその年の7月のサイパンでの活動に誘われました。日本人はビザ申請の必要はないが、中国国籍だと大変だと聞いたのです。そういう事情なら自分たちの有利さを利用すべきだと考え、それにサイパンは日本と縁が深いところなので是非とも参加したいと申し出たのが、海外活動のはじまりでした。

 サイパンでは7月4日のアメリカ独立記念日のパレードでした。多くの楽団員は台湾の天国楽団で、日本からは十数人でした。台湾の楽団員の中での演奏は、自分たちの差を本当に感じました。確かに日本の天国楽団は結成されてまだ日が浅いのですが、曲の上達さとは違うところです。例えば、2008年のサイパンパレードの出発は後ろの方でした。待ち時間が長く、道路に整列してもまだ立ったままで待ち続けたのですが、台湾の団員はきちっと立ち、前を向いた姿勢を取り続けました。制服を着たところから洪法になるのです。観客は見ているのであり、こういう姿をみたら素晴らしい楽団だと認めるでしょう。演奏も本当に素晴らしく一員であることを誇りに思いました。

 パレード後の天国楽団の交流会はさらに感動を与えてくれました。それぞれの人の状況は明るいものではないのですが、大法に出会った体験を本当に楽しそうに嬉しそうに発表していたのです。是非またこういう交流に参加したいと思いました。

 次に、ソウルでの交流会とパレードに参加した時のことです。パレードの出発の公園がとても広く、集合場所とは反対地点にタクシーで降りてしまいました。あたりを探しながら移動していると、公園で大きな音楽とディスクジョッキーの声の合間に、ほんのかすかに煉功の音楽が聞こえるのです。空耳かもしれません。でもこれは絶対に導かれているのだと確信し、煉功の音楽のする方へ楽器を抱え走って行きました。やっと煉功をしている人と集合している天国楽団を見つけました。師父に導きを感謝し、パレードに参加できたのでした。

 2006年の『ロサンゼルス市法会での説法』で天国楽団の威力を説かれています。「楽団が演奏するとき、かなり強いエネルギーが放出されました。エネルギーの放出にしても、出した声にしても、音楽、音符そのもの、いずれも法を実証し、エネルギーを放射する作用を働いています」「演奏から放出されたエネルギーは一瞬のうちに、周囲をきれいにするのです」こんな素晴らしい活動に参加できて幸せです。さらに、師父は「この楽団に参加した学習者は演奏のとき、自分自身もとても感動し、神聖さを感じていたのです」とおっしゃいました。これを読んだとき、パレードに出る瞬間、涙の出るような感動の理由が神聖さから来るのだと分かりました。

 2008年11月以降の香港のパレードにはできるかぎり参加しました。中国本土でもあるし、浄化すべき場所の最前線を感じました。歩道には人が埋めつくさんばかりにいます。ほとんどの人が食い入るように天国楽団の演奏を聞いています。行進の時間は最低でも2時間半で、長いときは5時間のときもありました。

 インドでの天国楽団の活動に参加して

 天国楽団活動でさらに向上できるきっかけとなったのは、2009年9月のインドでの活動に参加できたことです。インドでアジア天国楽団が活動しているのは少し知っていたものの、参加の要請もないので、できれば参加したいと思っているぐらいでした。そこへ9月下旬にインドのカルカッタ、ナグプール、ムンバイでいろいろな祭りに参加してパレードを行うことを知り、行くことにしました。日本からの団員はいないかもしれないと聞かされたのですが、知っている人がいるから行く、そうでなければやめると考えるのは修煉者らしくないと主人と相談し、念願のインドでの活動に参加することにしました。たぶん相当、過酷なことだと覚悟して行きました。幸いにも関西から日本語のできる天国楽団の楽団員が参加したので、通訳をしてもらい助かりました。

 インドの活動は本当にすごいものでした。カルカッタについた3日間は仏教寺院の宿坊でした。これは全て修煉なんだと思っていたので、エアコンがなくてもお湯が出なくても何も不満に感じることはありません。暑くて汗を流しながらベッド(私のところだけ天井の扇風機が壊れていた)に横になったときも「修煉だから我慢します」と思うと寝つきました。睡眠時間も2、3時間で、暗いうちから各自起きて広間で煉功しました。

 活動は朝から晩まで、いろいろなところへ行って、パレードや定点演奏を繰り返していました。インドはどこに行ってもすごい人の多さです。夜の定点演奏のとき、観客は体にぶつかるぐらい近くにいましたが、目を輝かせて聞き入る姿に、一生懸命演奏しようと思うだけでした。炎天下でのパレードは苦しくなることもしばしばです。曲の間の行進では「修煉、修煉」と心の中で言いながら歩いていました。師父の加持がなければ倒れていたかもしれません。まるで永遠に続くようなパレードでしたが、沿道で年配の女性が合掌しながら聞いている姿は印象的でした。あとで聞いたのですが、天目の開いているインドの常人が、私たち天国楽団を別次元で見ると佛道神が一緒についている、あなたたちは素晴らしいですねと言ったそうです。袈裟を着けた大僧侶たちもほほ笑みながら合掌していました。

 インドでの一週間の洪法活動は、いろいろな体験と向上するための素晴らしい機会を与えてくれました。機会といえば、こんなことがありました。インドで飛行機に乗るための手荷物検査をしたとき、検査官がサックスのケースを開けてと言うのです。何だろうと思って開けたら、ここで吹いてくれというのです。建物の中だし、大勢の人が手荷物検査をしているのに、と少しためらったのですが、まわりの人もニコニコしているので、「法輪大法好」のファンファーレの部分を吹きました。大きな音が鳴り響き、みんな大喜びで拍手してくれました。あとで、なんで1曲全部を吹かなかったのだろうと非常に後悔しました。出会った人すべてに法を伝えるチャンスなのに、残念なことをしてしまいました。パレードをしているだけが活動ではなくて全ての時に洪法の機会があるのだと教訓にしました。

 インド活動を終えてムンバイから、バンコク経由で香港に入りました。今回の香港は国慶節パレードなので、香港島で行われました。途中、何度も妨害があり、中国領事館前では「法輪大法好」を連続で何回も演奏しました。終わるころには暗くなり、初めての5時間のパレードでした。台湾の天国楽団には小学生もいます。しかも、サックスなのです。私でもサックスは重いのに小さい体で演奏して行進する姿には励まされます。パレードを終えるとあまり疲れがないのが不思議です。大法弟子が一体になってエネルギーが強く加持されているのだなといつも思います。

 海外での活動で師父に按配を感じる

 有利な条件を生かして活動をする。日本のパスポートはまさに海外に出るのに適しています。面倒なビザの申請がないのですから。私たち夫婦は2010年に12回、2011年に15回海外の活動に参加しました。師父の按排であることは間違いありません。一つの海外活動が終わって帰国して、すぐに他の国にいくことも何度かあります。重なったから次の海外活動に行くのをやめようかと2人で話していると、サポートしますので、是非参加してくださいと海外の同修から言われました。これは何かある、と思って行くのを決めた活動がインドネシアのスラバヤでした。2010年にジャカルタ・バリ島・スマトラ島と三回行ったので、2011年のスラバヤの参加に迷っていたのです。

 パレードの前日に団練を行うのですが、なぜか今までのようなしっくりとしたものがなかったのです。当日も集合がばらばらでした。隊列を整え、演奏を始めたのですが、警察が停止させ出発ができなくなり、警察官が先頭の楽団員に暴力を働き、演奏を中止させました。天国楽団員が警察官に殴られて怪我をするなんて前代未聞のことです。インドネシアの天国楽団以外は解散させられ、台湾の指揮者とシンガポールの指揮者、現地の同修が警察に連行されました。ホテルにもどり、みんなでホテルの一室にあつまり、発正念学法を繰り返したのです。こんな妨害は初めてのことですが、みんなが一体になって、妨害を除去することを体験しました。夜には全ての人が戻ってきて安堵しました。この警察の暴挙は民間の放送局のテレビカメラに収められていて、一部始終が明るみに出ました。これを指揮した警察官幹部は即日のうちに職を失ったのです。報いは直ちにあらわれ、大法の威厳さを感じることができました。

 スラバヤから帰国する次の日に香港のパレードを行うことが決まり、台湾の同修と交流していて、香港のパレードに参加しましょうと言われました。日本から香港経由でスラバヤに来ているが、帰りの便で香港のストップオーバーはできないチケットです。一度日本に帰って、成田からまた香港に来たのでは間に合いません。チケットカウンターで交渉しました。香港で降りて、香港から日本のチケットは香港で買いますと言うと、カウンターの女性が発券したのです。こんな簡単にと思ってチケットを手にしたら、奥から上司らしき人が出てきてこれはダメですと言い、チケットを取り上げようとしました。チケットを買い直すからと言うと、しばらくその発券したチケットを見つめ、オーケーと言って渡してくれたのです。ありえないことに驚きつつ、師父ありがとうございます、と按配にまた感謝しました。大法にできないことはありません、と経文にありますが、正念をもって純粋な気持ちで臨むと道が開けるのです。

 天国楽団の海外活動で、体験や交流を通じて、さらに向上する必要を感じました。たくさんの感動もあり、ともに精進するすばらしさもわかりました。これらの実践で得たものは、宝物のように大事なことになりました。

 日々の生活の中での向上

 海外の活動は一回の活動期間が短いので、苦しくても切羽つまったことでも、頑張りがきくものです。ですが、修煉は日々の日常の中でこそ、肝心だと思います。全てのことによく行えるようにこころがけるようになりました。朝早く起きて、煉功を2時間行い、『転法輪』を1講読み、合い間の時間に経文を読むようにし、修煉者であることを忘れずにいられます。そうすると、日常の小さなことにも修煉者らしく対応しようという気持ちになります。

 しかし、染物がめのこの世の毎日の中にいると、やはり形式的になったり、汚染をうけて停滞する面を感じます。そういう時に助けになっているのが明慧ネットの修煉体験です。中国本土の修煉者が頑張っている姿や精進して向上していく話には自分の不足を教えてくれ、まだまだ頑張らなければと、気持ちを新たにさせてくれます。感動の涙を与えてくれるものも多く、自分が修煉を始めたころの情熱を思い起こすこともあります。

 終わりに

 あっという間に6年もの歳月が過ぎてしまいました。まだ師父にしていただいたことにお応えできるような修煉ではありませんが、時間を大切にし、勇猛精進を心がけていきたいと思います。

 師父ありがとうございます。同修のみなさんありがとうございます。

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/10/日本大法弟子-参加天国乐团的修炼心得-257971.html)     更新日:2012年6月13日
 
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