江蘇省:女子労働教養所での残酷な迫害の実像
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 【明慧日本2012年6月15日】江蘇省南京市に在住する法輪功修煉者・劉凱梅さん(46)は不当判決として1年の労働教養処分を受けていたが、すでに刑期満了日が過ぎても未だに句東女子労働教養所で監禁を強要されている。

 大卒の劉さんは、南京市鼓楼区教育局に配属する建設基準の観測員であった。夫の張雪峰さん(47)は、大卒で同市建築工程学院・土木系弁公室の幹部であった。2001年、エリートだった夫婦2人は、修煉者であるために同市下関区裁判所に陥れられ、張さんに8年6カ月、劉さんに7年の不当判決が宣告された。それ以降、それぞれ蘇州刑務所と南通女子刑務所に収容され、拘禁された。

 南京市610弁公室は、2011年5月16日、刑期が終わり家に戻ったばかりの劉さん夫婦に対し、再び夫婦2人を逮捕したうえ、妻の劉さんに1年の労働教養処分を科し、健康診断が不合格であった劉さんの入所を5回も拒否した句東女子労働教養所へ強制的に送り込んだ。

 句東女子労働教養所は13年来、1000人を上回る修煉者を拘禁し、地獄のように拷問などで残酷に迫害することで知られており、監守や受刑者により性的虐待、電気ショック、独房監禁、睡眠のはく奪、大小便の禁止の迫害を加えられた。それだけでなく、施設から提供されるさそりなど毒性が強い虫を使って、修煉者に脅迫する手口を好んで使用している。そこで大隊長は、省労働教養局の職員と結託し、修煉者への迫害に加担し、施設で最も情け容赦のない迫害を加え続けてきた悪らつな監守である。

 多くの修煉者がこのように各種の迫害によって重体に陥り、瀕死状態となった実例の中で、修煉者は、精神的・肉体的迫害を加えられてもうろうとしている状態で、さらに立たされたり、走らされたり、修煉を放棄する保証書を書くよう悪質な洗脳や脅迫、プレッシャーを受け続けた。そのうえ、入浴と排泄の行為を禁じられ、スタンガンで電気ショックを区割られ、手足で強く殴打された。

 また、厳寒の中で薄い毛布しか与えられず、頭から冷水をかけられる、炎天下の日は屋外で太陽の日差しをずっと浴びせられた。良し悪しの判別もつかなくなるほど恍惚とした状態が続き、転向を強要された。また、狭い場所で監禁され、修煉者1人につき5人が思想改造工作を絶え間なく行い、こうして最高90日間も続けられ、脳神経に影響をもたらされ、修煉者の意志がもてない状態になった。

 上記の一連の迫害によって心神喪失状態に至った被害者は、戴小敏さん、周信芳さんなどである。そのうち、王吉萍さん、黄洪萍さんは医者も治療のしようがなく、その様子は誰もが驚くほど惨めで生命の危険が迫っている。王玉琴さんは、迫害によりこの世を去った。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/6/258571.html)     更新日:2012年6月16日
 
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