文/中国広東省 浄蓮口述、同修整理
【明慧日本2012年7月25日】
検察庁職員に真相を伝える
当時は教育隊に拘禁されていました。三年間の違法強制労働教養の内、二年間も最悪と言われている教育隊に拘禁されていました。私がいつも同修を助けているので、女性警察達は腹が立ってしかたありませんでした。ある日、女性警察達は「第一隊は天国で第二隊は地獄の入り口だ」と言いながら、私を第一隊に移送しようとしていました。労働教養所側は身勝手な理由で、私の強制労働教養期間を違法に延長しようとしていました。
そこで私は、検察庁宛に強制労働教養所での劣悪な迫害を暴露する手紙を書きました。隊長に警察庁まで手紙を持って行くように頼みました。隊長をはじめ、皆はとても恐怖を感じました。私は「罪がないのにどうしてここで拘禁されているの? 期間満了を迎えても釈放せずに『転化』していないという理由で、続けて私を迫害するつもり? 私は労働教養を受けないから期間を延期しようとしても無駄だ。認めません」と叱責しました。
最終的に検察庁の人が三回も尋ねて来て、やっと私に会いに来てくれました。大変正義感に溢れた良い方でした。「冤罪だ。私が法輪功を宣伝してどこが悪いの? 何がいけないの? どこか間違えている? なぜ言いたい事を言わせてもらえないの? 話す権利すら与えられない場所はどこにもないよ。今日まで違法な強制労働教養を二年間も受けさせられてきた」と私は訴えました。彼は同情しながら私に「出所したらもう広西に来ないでね」と言いました。私は「とにかくここから出たい」と、はっきりと要求を言いました。検察庁の人は「あと少しで強制労働教養期間は満了なので、もうちょっと早く手紙を書いてくれれば良かったのに」と話し、「法輪功に対してやってきた事は酷すぎる」と警官達を叱りました。警察達は仕方なく「教育がなっていない」という理由で、再び私を教育隊に戻しました。
邪悟者を助ける
労働教養所に邪悟者がいました。邪悟者達は私に、いわゆる佛教のものを教えようとしていました。それを見た私は、とても悲しくて泣きました。彼女達は「あなたは心が優しいので観音を修めるといい」と私に勧めました。私は「師父と大法の素晴らしさを忘れて、以前のめちゃくちゃな体がどうやって治ったのかを、もう忘れたの? 神様はみな、ここの事を既に手放したのよ。現在ではただ師父一人だけが私達を済度していらっしゃる。他空間で観音様も『転法輪』を勉強しているのが見えているのに、あなた達はどうしてそれでも観音を学びたいと思うわけ?」と真実を伝えました。
教育隊の状況は劣悪で、試練も大きければ心性の難関も多かったです。邪悟者は本当に邪道なので、いつも私を告発していました。彼女達に正道に立ち返って欲しくて、どう説明すれば分かってもらえるかを私は考えました。
中に、頑固な医者の邪悟者がいました。同修達は彼女を無視していて、一部は彼女を恨んでいました。労働の時、私は彼女の正面にいました。「彼女はいつもあなたを告発しているのに、何であんな人と一緒にいるの?」と同修から不思議そうに聞かれました。「気にしていないよ。私を告発して彼女達が早く出所して、早く真相が分かるようになればそれでいい」と私は平気で話しました。その医者の邪悟者は、私の事を良い人だと思って一つの物語を話してくれました。「某禅師(僧侶に対する敬称)が一人の捨て子の赤ちゃんを引き取って育てていたが、それを知らない人が、捨て子は私生児だと禅師を中傷していた」という話でした。『神韻』公演の演目として上演されたこともあるそうです。彼女は私がその禅師に似ていると話していました。「皆が減刑の為に告発するなら私にしてください。早く出所することにも繋がるから」と私は平然として話しました。結果的に彼女達は、私が文句を言わないと分かっているので、どんどん私を告発していました。
告発された人は、独居房への拘禁、殴打、睡眠のはく奪、手錠を掛けられる、トイレに行かせてもらえない等などの体罰を受ける事になっていましたが、私は全く恐れていませんでした。叩かれても痛くないので、警察達はどうしようもありませんでした。寝かせてもらえなくても、誰よりも元気そのもので、かえって見張り番の警察達はうとうとしてしまいました。監視する警官達は十二時まで働いているので、いつも疲れ果てていました。ある夜、私はトイレに行きたくて、うとうとしていた警官を起こしましたが、可哀想でしかたありませんでした(私がトイレに行く時は必ず、左右一人ずつ、二人の監視役の警官が付かなければならない)。もう寝る前なのでトイレに行かせてもらえず、仕方なくそのまま漏らしてしまいました。掛け布団ごと濡れてしまいました。ところが、翌朝起きた時には全く痕が残らず、布団が乾いていました。本当に師父に感謝いたします。善心を発していたから、師父は助けてくださいました。
強制労働教養所にはたくさんのネズミがいました。夜になると足をかじりに出てきて、私が取り除いていたら私達の住む部屋からネズミが消えました。それから邪悟者達は出所した後、皆が正道に立ち返ることができました。その医者の邪悟者はなんと、法を最初から学び始めました。慈悲なる師父は、衆生の過去の過ちを気にしないので、ただ大法への態度のみを見ていらっしゃいます。
三界内で判官(閻魔の補佐役)を務める
強制労働教養所での三年間は、この空間で難関を乗り越えているばかりではなく、同時に他空間でも師が法を正す事をたくさん手伝いました。いつも夜になると、元神が他空間に行っていろいろな事をこなしていましたので、高い威徳を積んできました。私は三界内で判官を務めて人を救い、邪悪を取り除いていました。師父は「どんな格好で他空間に法を正しに行くの?」と私に聞きました。「子供の姿がいい。判官にしても外見が厳し過ぎると良くないので、相手の受け入れ能力も配慮しなければなりません」とお願いしたら、師父は私を子供に変化させました。
無形は非常に高い境界です。そこまで修め得られるまでの絶対的な条件として、多くの事をこなして大変巨大な威徳を積まなければなりません。私は強制労働教養所での三年間で、無形の境界まで修め得られました。今度の修煉は以前の二回に比べて難が小さかったです。自ら苦難を求めなかったからです。多くの執着心がなくて、順風満帆でした。基本的に高次元からの妨害がありませんでした。
他空間で皆が『転法輪』を勉強しているのが見えて、ただ各空間の内容が違っていました。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/1/129788.html)