山東省の法輪功学習者に再び不正裁判
【明慧日本2015年1月21日】山東省威海市の文登区裁判所は7日、再び法輪功学習者・崔賢岑さんに不正裁判を開廷し、裁判は10分足らずで早々に終了した。当日、610弁公室のメンバーが朝早くから裁判所に待機し、門の外には「特警」と書かれたパトカーが止まっていた。
午前9時に開廷し、裁判官は弁護士に「無駄な時間を省くため、上司の指示によれば回避権という法律の手順を省くことができるということだ」と伝えた。弁護士は「誰がこんな決定を下したのか、その責任者の署名がほしい」と要求した。それに対し、裁判官は二度、休廷を宣告した。
この時、すべての傍聴者は、ロビーへ行って待機することとなった。午前11時ごろ、法廷内から裁判閉廷の情報が入ってきた。崔さんに対する第二審の不正裁判は10分も経たずに閉廷となった。しかし、崔さんは引き続き文登留置場に連行されて拘禁された。
崔さんは昨年8月2日、法輪功のチラシを配布していたところ、沢庫鎮派出所に強引に連行され、当日の夜、文登勾留所に送り込まれた。同月3日、文登国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と沢庫五塁島辺防派出所の警官が崔さんの夫の自宅に侵入し、家財を押収したという。