遼寧省の法輪功学習者 不当判決を受ける
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  【明慧日本2015518日】遼寧省鉄嶺(てつれい)市清河区の法輪功学習者・劉慶香さんは(59歳)は212日午前10時過ぎ、警官によって不当に連行され、留置場に拘禁された。5月、清河区裁判所は劉さんに対して不正裁判を行った。

開廷日、裁判所の周辺に大勢の制服警官と私服警官が配備され、通行人を監視し、傍聴しようとした劉さんの家族を法廷に入れなかった。

弁護士は法廷で、法的角度から法輪法を学ぶ合法性を説明し、検察と裁判官は、劉さんが何度も労働教養所に拘禁されたことを根拠として罪を下そうとしていることを非難し、劉さんの無罪を主張した。検察や裁判官、傍聴席の人たちは、弁護士の発言をよく聞いていた。2時間ほどの裁判だったが、裁判の結果は出さなかった。

裁判所側は劉さんの裁判は公開開廷だと言い張っていた。弁護士は「公開開廷で、なぜ、劉慶香さんの家族が傍聴席にいないのですか」と問い詰めたが、裁判官は返答できなかった。

裁判後、劉さんの家族は何度も裁判所へ行って、劉さんの無罪解放を要求したが、刑事法廷の裁判長は「いろいろな関連部門の意見をまとめて結果を出す。裁判所だけの意見では決められない」と言った。

劉さんはこれまで、法輪功を学んでいるとの理由でさまざまな迫害を加えられた。

199911月、劉さんは瀋陽市の馬三家労働教養所に拘禁された。教養所で劉さんは各種の拷問を加えられたため、心身ともにダメージを受け、精神異常の症状が現われて解放された。

20023月、健康を回復した劉さんは、法輪功が迫害されている実態を人々に伝えたため、警官に連行されて懲役5年の実刑判決を言い渡された。

昨年11月1日夜7時ごろ、劉さんは広場で法輪功の資料を配っていたとき、中国共産党による法輪功への誹謗中傷宣伝を信じた人に通報され、清河紅旗派出所の警官に連行された。その後、警官は劉さんの自宅の家宅捜索を行い、パソコン2台などの私物を押収した。

現在、劉さんは鉄嶺市留置場に拘禁されているという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/8/307234.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/4/25/149880.html)
 
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