文/重慶市の法輪功学習者
【明慧日本2015年6月13日】ある日、知合いが私に「ご主人は外に若くて綺麗な女がいますよ。あなたは知っていますか? どうするの?」と言ってきました。私はうすうす感ずいていましたが「大丈夫です。私は法輪功を修煉しているので、家族全員もご利益を受けるので、心配しないでいいですよ。しばらくすると、夫はきっと偉大な大法の力で正されます」と答えました。
夫は某民営企業の社長兼会長で、たくましい体格をしていて、性格が穏やかで、話す時はユーモアのセンスもあり、会社の従業員はみな彼をとても尊敬しています。家では子供たちもとても親孝行で、彼をとても尊敬しています。
しかし社会の道徳が急速に堕落している時勢に彼も流されて良くないことをしました。2007年、63歳になった彼は仕事を通じてとても才能がある女性エンジニアと知り合いました。その女性はとても気前が良くて、よく酒や食事やカラオケなどに夫を誘いました。暫くして彼女は「今、離婚し、中学生の息子と一緒に暮らしています。あなたの家庭を壊さないから愛人にしてほしい」と夫に告白しました。もしも私が修煉する前にこんなことが起きたら、きっと怒って夫と大ゲンカして、その女性も絶対に許しません。しかし今の私は法輪大法の修煉者であり、大法の基準によって対処しなければなりません。
先生は説法の中でずっと内に向けて探すことを強調され、また、法輪功学習者はどこにいても良い人でなければいけないと我々に教えています。こんなことが起きたのは、きっと自分に悪いところがあるからだと私は考えました。それならば、大法の要求に従って、もっともっと夫を思い遣りましょう。それで私は毎日夫の部屋をきれいに掃除して、服をきれいに洗いアイロンをかけ、冷蔵庫に酔い覚めの緑豆スープなどを常備しました。……夫はこんなに暖かい家を離れられないと何度も言いましたが、しかしその女性の電話を取ると、また出かけていきます。
まだまだ自分にはきっと至らないところがあるのでしょう。ある日の朝、私は夫の部屋を掃除していた時、彼の携帯電話が鳴りました。夫は他の部屋に行こうとしたから、私は穏やかな口調で「電話に出ましょう、大丈夫よ」と言いました。結局、夫は電話の相手に「ちょっと今は都合がつかないので後にしよう」と断りました。
私は夫に座ってもらって、「ちょっと話があります」と優しい声で穏やかに切り出しました。「私たち夫婦は困難を共に乗り越えながら数十年も経ちました。ようやくあなたの会社は今の業績を挙げるようになりました。会社の経営者として、あなたは従業員たちの前で良き経営者で、家庭内では子供と孫たちに良きお父さん、良きお祖父さんです。あの女性の息子さんもいま名門中学校に行っていて、もうすぐ成人になります。息子さんもきっと母親を誇りに思いたくて、人の愛人になる母親を恥ずかしく思っているでしょう。あなた達のような関係は道徳に反する行為です。実は、あなた達のことを私はとっくの前に知っていました。ずっと黙っていたのは、あなた達自ら過ちを正すのを待っていたからで、決してそのままあなた達の不正な行為を黙認するものではありません。実はこのような事になってあなた達2人だけをとがめることができません。今の中国社会は中国共産党の統治によって道徳が非常に堕落して、あなた達2人はその濁流に流されている部分もあったからです」と語りかけました。
「しかし道徳が堕落している社会は永遠に存続していくわけがなく、神様は人間社会の収拾を管理しています。現在、各地にいろいろ起きた災害は、神様から下された警告そのものです。あなた達に平安かつ幸せな未来があってほしくて、決して社会の濁流に流されないでくださいね。彼女に会いに行く時、「三退」のことを教えてあげてくださいね。このお守りは彼女にあげるもので、『法輪大法は素晴らしい』、『真善忍は素晴らしい』と誠意を込めて念じれば、きっと神様に守られると伝えてくださいね」と夫に言いました。
夫はお守りを持ってずっとそこに座っていました。暫くすると、夫は涙を流しました。「どうしたんですか」と聞いたら、夫は「自分を傷つけた人でも救おうとして、こんなに心が広くて優しい弟子を育てたあなた達の師父は、本当に偉大すぎます」と言いました。そして夫は外出して、午後帰宅したら「彼女との事を俺はうまく処理しました。もう彼女と二度と会ったりしません。彼女に良い人を探して結婚するように説得してきました」と私に言ってくれました。その後、彼女は本当に結婚相手を決めて、ほかの都市に引っ越しました。そのようにして、2人は偉大な仏法の力に正されました。
それから、夫はいっそう法をかたく信じるようになり、私の修煉をとても支持してくれています。私も周囲の人々に高く評価されるようになりました。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/30/149533.html)