元海軍大学校教授 迫害の元凶・江沢民を告訴
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 【明慧日本2015年6月11日】中国海軍大学校の周彙元教授(79歳)は、退職したのち、法輪功を修煉したとして何度も中国政府の迫害を受けた。先日、周教授は法輪功迫害の元凶である江沢民を最高人民検察庁に告訴した。

最高検察庁に郵送した刑事告訴状

 周教授は告訴状に次のように書いた。「江沢民は国家主席在任中、法輪功を誹謗中傷し、国家のトップの身分を利用して世界にデマを流し、法輪功に敵対するよう宣伝した。国内においては法輪功を迫害するために、不法に「610弁公室」というナチスのような組織を作り上げ、全国の各企業を動員し、国家の資源を濫用して、1999年7.20、狂ったように法輪功に対する全面的な迫害を発動した。それからすでに16年が経った。これは人々が知っている事実であり、告訴人である私はその被害者である」

 周教授は強制連行され、不当な収容、逮捕、判決を受けた。家族も精神的にもひどくショックを受けている。江沢民は国民の信仰の自由を剥奪し、事実を捏造して国民を陥れ、不当な拘禁などの罪を犯した。法輪功の修煉団体にとって言えば、江沢民は国家恐怖主義をもちいてジェノサイドの政策を実施した。そのため、江沢民は国際刑法で禁止されている、拷問、ジェノサイド、人道に反する罪を犯した。

 周教授は、大学で教鞭をとっていたとき、単身赴任生活が長く、身体が不健康だったため、1995年5月、55歳で早期退職した。地元の南京に戻ってから法輪功の修煉を始めた。以後、健康を取り戻して希望に満ちた生活を送っていた。 

 1999年7.20、法輪功への弾圧が始まってからも、教授は依然として修煉し続け、政治的、精神的な圧力のほか、肉体的な迫害も受けた。2009年3月20日、南京公安局は状況を把握するためという理由で、周教授を強制連行した。同時に個人資産パソコン、印刷機などを押収した。

 留置場に3カ月間拘禁されたのち、南京市検察が逮捕状を発布し、周教授は不当に逮捕された。6月22日に病気のため仮釈放となった。7月20日、南京地裁は周教授に対して実刑3年、執行猶予4年の判決を下した。同時に二人の法輪功学習者も実刑判決を受けた。

 2009年から2013年まで、中国政府のいわゆる「矯正教育」として、洗脳教育を受けさせられた。

 周教授は「以上のような迫害によって、私は心身ともに多くの傷害を負いました。囚人服を着せられ、手かせや足かせを掛けられ、指紋を取られたり、写真を撮られたり、独房に入れられるなど、私の人格は甚大な侮辱を受けました。江沢民はこれらの罪を償わなければなりません」と述べた。

 周教授は、最高人民検察庁に告訴し、江沢民の犯罪が立証され裁判所に送られることを望んている(刑事責任、賠償責任を含む)。被告は法の下で裁かれるべきであり、以下の項目が履行されるよう被告に要求した。

 1、国際、国内のメディアで公に謝罪すること。法輪大法を邪教と称したのは、事実を捏造して陥れるため、世を欺くためだったとして、欺かれた世界中の人々に謝罪すること。

 2、法輪功の創始者に謝罪すること。名誉を回復し、精神的、経済的な賠償をすること。

 3、法輪功学習者に対して公に謝罪し、名誉を回復し、精神的、経済的な賠償をすること。

 4、私個人に対して、私が過去に生活したことのある場所において、私の名誉を回復し、押収した物品、パソコン一台、印刷機一台、紙切断機一台、包装機一台を返却し、家族に与えた苦痛の賠償金として50万元を要求する。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/8/310575.html)
 
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