河北省:数人の法輪功学習者が江沢民を告訴
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 【明慧日本2015年6月1日】河北省張家口市の法輪功学習者による、法輪功迫害の元凶・江沢民(元国家主席)への告訴が連日、増えつつある。

 先月19日午後、学習者・王好軍さん、葛海斌さん、任巧玲さん、湯亜賢さん、申暁傑さんは江沢民を告訴し、告訴状を最高検察庁に郵送したという。

 22日、中国工商銀行張家口分局の元職員・王心宇さんも江沢民を告訴する刑事告訴状を最高検察庁に郵送した。

 同日、張家口中国石炭有限会社の職員・厖暁森さんは江沢民を告訴する刑事告訴状を最高検察庁に郵送した。

 赤城県の工商局元副局長、江沢民を告訴

 赤城県工商局元副局長・王好軍さんと妻の梁瑛さんは1995年2月に法輪功を学び始め、1カ月未満で病気が完治したという。

 しかし、江沢民を初めとするグループが法輪功への迫害を始めてから、王さん夫妻は残酷な迫害を受け、数回にわたって家財を押収された。王さんはさらに相次いで5回不当に連行され、4回拘禁された。また、2002年8月27日に2年の労働教養処分に処せられ、身体と精神に大きなダメージを受けたという。

 一方、梁さんは県タバコ会社の経理である。2001年5月、ほかの法輪功学習者20人と上京して陳情に行った。その結果、天安門広場で不当に連行・殴打され、県裁判所に懲役5年の不当判決を宣告された。警官らはさらに梁さんを死刑囚の公評会(公の場でその人を侮辱する行動)に連れて行き、トラックで街を引き回して見せしめた。梁さんは保定満城刑務所、石家荘第二刑務所、河北省女子刑務所に拘禁されたことがある。解放された後、再び2006年と2007年の前後に3回連行・拘禁された。十年以上にわたる肉体と精神の迫害を受けた梁さんは2010年5月14日に他界にした。享年57歳。

 2001年から王さん夫妻の給与は不当に差し押さえられた。そのため、子供2人は親戚の寄付で大学に通ったという。

 2002年の初め、王さんの母(88)は息子と嫁が連行されてから頼りがなくなり、加えて警官の嫌がらせも受け、苦しむ中で死亡し、家族は一家離散になってしまった。

 新しい学習者「信仰の自由を返せして」

 葛海斌さん、任巧玲さん、湯亜賢さん、申暁傑さんは江沢民を告訴する刑事告訴状で、次のように述べた。「われわれは法輪功を習い始めたばかりの学習者です。心身とも大きな変化があり、法輪大法の素晴らしさを感じています。しかし、法輪功はいまだに無実の罪を被っており、われわれは公の環境がなく、信仰・言論・人身の自由がありません。われわれはまだ重苦しい環境の中で煉功をしています。それ自体はわれわれへの迫害です。このすべては江沢民によるものです。われわれは江沢民を告訴し、法輪功を迫害した罪を清算し、法輪功の無実を晴らしたいと思います。法輪功学習者に信仰の自由と人権を返してほしいです」。

附:葛海斌寄信凭证
葛海斌さんが告訴状を郵送した控え

 元銀行職員「江沢民を告訴し、世間の正義を正す」

 王心宇さんは「今回の告訴状の中で、私への迫害に直接加担した人に言及していません。それは、江沢民を告訴することで、中国共産党に騙されて直接迫害に加担した人にもう一度チャンスを与えたかったからです。自分は残酷な迫害を受けましたが、やはり彼らに法輪功の真相、善悪を知ってもらい、目覚めてほしいと思います」と述べた。

 王さんは「江沢民を告訴することは中華民族の復興のためです。中国の民衆も皆、立ち上がってこの国、民族を災難に陥れた人を告訴し、中華民族の伝統文明を復興させ、世間の正義を正すべきです」と述べた。

附:王さんが告訴状を郵送した控えと受け取ったメッセージ

 一家離散になった中国石炭の職員が江沢民を告訴

 厖暁森さんは刑事告訴状の中で、自らが迫害された6つの事実を挙げた。厖さんは「親は晩年に真・善・忍の教えに従う親孝行の息子が不当に連行・迫害されたのを見て大きなショックを受けました。また、残忍な迫害行動に激しい怒りがこみ上げました。その結果、2003年に病気を患い、亡くなる直前まで私の名前を呼んでいました。最後まで目を閉じなかったのです」

 厖さんの妻は警官からの嫌がらせに我慢できず、離婚を選んだ。

厖さんが告訴状を郵送した控え

 江沢民が張家口市で犯した罪

 江沢民が1999年7月に法輪功への迫害を始めてから、張家口市はひどい迫害を受けた地区の1つである。明慧ネットの情報によると、2013年までの14年間、張家口市の法輪功学習者は83人が迫害されて死亡、164人が不当に判決を宣告され、310人が不当に労働教養処分に処せられ、少なくとも4329人が不当に連行され、少なくとも782人が洗脳された。また、1026人以上の学習者の家財(183種)が押収され、その数量と価値は計りきれないほどである。金銭のゆすりを強要された金額の合計は660.89万元(およそ1320万円)。

 83人の迫害されて死亡した学習者のうち、国連に立件されたのは孫艶青さん、陳愛忠さんなど11人。学習者・陳運川さん一家7人は5人が迫害されて死亡、娘(いまだ拘禁中)は迫害されて身体が不自由になってしまったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/29/310145.html)
 
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