甘粛省の住民 江沢民を告訴(写真)
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 【明慧日本2015年6月5日】甘粛省金昌(きんしょう)市の法輪功学習者・曹芳さん(61歳)は5月18日、国際スピード郵便(EMS)で北京最高人民検察院に刑事告訴状を郵送した。告訴状で曹さんは江沢民(前国家主席)が法輪功に対して狂ったような迫害運動を起こしたことについて、「ジェノサイド」、「拷問罪」、「人道に対する罪」、「人身の自由を侵害する犯罪」、「公民の財産の剥奪した罪」などの罪で江沢民を告訴した。

 江沢民は法輪功学習者に対して、「許されざるもの」、「肉体を消滅させ、名誉を毀損し、経済を崩壊させる」、「殴り殺しても自殺として処理する」などと指示した。曹さんは法輪功を学んでいるとして、1999年7月20日から16年間で、行政拘留1回、刑事拘留2回、家宅捜索4回、労働教養処分1年、実刑判決4年などの迫害を受けた。

曹芳控告江泽民的诉状

曹芳さんの告訴状

曹芳邮寄刑事控告书的回执

曹芳さんが告訴状を郵送した控え

 1998年8月、曹さんは法輪功に出会って学び始めた。その前に曹さんは骨増殖症、リュウマチ、喉頭炎、神経衰弱などの病気を患っていたが、法輪功を学んで1年で、病気が完治し、幸せな生活を送れるようになった。

 しかし、江沢民が法輪功迫害を開始してから、曹さんは何度も同市金川公安支局の警官に連行され、労働教養処分・実刑判決・拷問などの迫害を受け、家族も圧力をかけられ苦痛を受けた。

 2003年10月31日午前10時過ぎ、金昌市公安支局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は曹さんの自宅に不法侵入して至る所で家宅捜索を行ったが、法輪功に関連するものを見つけ出せなかった。しかし、警官は曹さんをパトカーに押し込み、同公安支局に連行した。 公安局で曹さんは拷問室に連れられ、吊るし上げられた。曹さんは体の痛みで悲惨な叫び声をあげたが、平手打ちされた。

酷刑演示:吊铐
拷問の再現:吊し上げられる

 その後、留置場に拘禁された曹さんは氷水で庭を拭かせられるなどの行為を強要された。そのため、曹さんは身体が衰弱し、極度に痩せこけ、吐血した。

 2007年6月5日、曹さんは金川公安支局の警官に再度連行された。警官は交代して曹さんを脅迫した。その後、金昌市留置場に拘禁された曹さんは、2回不正裁判を受けた。2回目の秘密裏の裁判で曹さんは懲役4年の実刑判決を宣告され、2008年3月24日に甘粛省女子刑務所に収容された。

 刑務所で警官はスタンガンで曹さんの手、腕に電気ショックを加えた。スタンガンの強い電流で、曹さんは4時間ほど意識不明の状態になった。曹さんの手、腕は焼かれてただれ、2箇所に黒い傷痕が残っている。

酷刑演示:电棍电击
拷問の再現:スタンガンで電気ショックを加えられる

 曹さんは刑務所で輸出用の刺繍の帽子の作る労働を科され、毎日、1人1000個を作ることを強要された。トイレに行く時間も水を飲む時間もなく、必死に作っていた曹さんは、いつも罵られていた。 曹さんは刑務所から出たとき、体重が40キロしかなかったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/29/310103.html)
 
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