良い隣人になろう
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年6月16日】私の母と妹はある古いビルの二階に住んでいます。一階では、ある老夫婦がレストランを経営しています。そのレストランの煙突は高く、排煙口は母の部屋の窓からわずか3メートルしか離れていません。毎日、排煙口から煙や灰が出てきて、母の部屋の中に入ってくるので、しまいには窓を開けられなくなりました。

 母と妹はレストランの経営者と議論しましたが、全く改善の道が得られませんでした。こうして、母と妹は怒る度に階下へ汚水をかけ、一階のレストランは益々質の悪い石炭や煙の出る薪を選んで燃やしました。両家の関係は想像がつくでしょう。

 のちに、叔父さんが私の父母の為に新しい家を買ってくれ、両親はその古い家を私にくれました。

 住み始めた私は早速隣人関係を改善するために、一階を訪ねました。ドアを開けると、その老夫婦は怖い目で私を見つめ、戸口近くのテーブルの上には、ピカピカに磨かれた包丁が置いてありました。私と喧嘩する姿勢でしょうね。

 それを見て、私は笑いました。彼らは私の笑顔を見て、ポカンとしました。私は笑顔で彼らに言いました。「おじさん、おばさん、こんにちは! 私は謝りに来たのです。母と妹の代わりに謝りたいです。以前、彼女たちは間違いました。今、彼女たちは引越して、私が上で住むことになります。どうか私のことを気にせず、いつも通り商売して下さい。私が窓を締めれば、煙が入ってこなくなります」 これを聞き、老夫婦はほっと息をつき、笑顔で私を家の中に入れてくれ、お茶や果物を出してくれました。

 想像もつかなかったのですが、その2、3日後に、彼らは煙突を止めて、プロパンガスボンベを使い始めました。

 ある日、洗濯を済ませた私は、水道の蛇口を締めずに出かけました。暫くすると、水が下へ浸水し、一階の老夫婦のいくつかの部屋の天井や壁に沿って流れていきました。彼らは電話で私に知らせ、家に着いた私はびっくりしました。私の家は床一面の水で、それを処理してから一階へ降りると、老夫婦の天井の大部分の塗装が剥がれ落ちていました。

 私は2400元を出して、老夫婦の部屋の天井や壁を綺麗に内装しました。

 彼らと家族は感動し、人と会う度に口にするのは、「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は本当に素晴らしいです!」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/26/310018.html)
 
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