【明慧日本2015年6月27日】明慧ネットの報道によると、5月末から6月11日まで約2週間で、少なくとも3460人以上の法輪功学習者とその家族が、中国最高検察院ならびに裁判所に、独裁者である江沢民を告訴したという。法輪功の迫害に加担し大きな役割を果たした周永康は、収賄、職権乱用、国家機密漏えい罪で無期懲役の判決を受けた。
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カナダの著名な人権弁護士のデービッド・マタス氏は、6月16日記者会見を開いた。彼は、「周永康の無期懲役判決は、目下、中国で江沢民を提訴することにとって、新展開であり深い意味があります。きっと多くの(法輪功)被害者が(行動をとることでしょう)。これは積極的な始まりに過ぎない。最終的には(彼らが)必ず告訴人として行動をとるでしょう。私たちはこのことを楽観し希望に満ちています」と話した。
江沢民、周永康、薄熙来の3人は、法輪功迫害の罪で判決を受けるべき
マタス氏は、「中国において、法輪功に対する弾圧は系統的に全面にわたり悲惨です。法輪功学習者に対して何等の人権の基準もなく、尊重されていません。人権基準は法輪功学習者の場合無効です」
「しかしかれらは法輪功の過失を何一つ見つけられていません。江沢民集団は法輪功を妖怪化の道を選択し、人々に法輪功への弾圧は間違っていないと思わせました。彼らの迫害はいたるところで行われ、卑劣で残忍、凶悪、暴力的な手段を用いています」
「周永康、薄熙来も法輪功を迫害する罪で告訴されるべきです。これから先、同様な犯罪が発生しないように、工夫して確実に成立する罪名で告訴して、この類の罪人を法の下で裁かれなければなりません。生体からの臓器を収奪して売買しているのは薄と周だけでなく、この種の迫害はインターネットを通して実施しており、医院関係者、刑務所の刑務官、医療スタッフが迫害に加担しています。問題はどのように、いまだに続いている不法な臓器移植を阻止し、この犯罪に加担した犯人らを法の下で裁くかなのです」
「もし私たちが臓器収奪の罪で彼らを法の下で裁くことができれば、臓器収奪の犯罪を阻止する、良い影響と助けになる事でしょう。この犯罪に加担し参与している人たちは、きっとこのように話すでしょう。『もし私たちが続けて行えば、同じ罪名で告訴されてしまいます』。もしこのようにできなければ、臓器収奪の犯罪を続けられることでしょう」と話した。
公正な法廷で江沢民を審判する必要がある
マタス氏は江沢民の審判について以下のように話した。「理想をいえば、江の犯した罪を裁くためには、公正な法廷が必要です。周永康は審判を受けて(無期懲役)となったのは良いことですが、しかし彼が犯した正確な罪名で裁かれていません。私が見たいのは正確に、公正な法律を執行する法廷で裁かれることです。なぜならば江沢民を法の下で裁くだけでなく、歴史に正確な記録を残して、同じ犯罪を二度と起こしてはならず、国家組織が汚されるのを阻止し、違法者に警鐘を鳴らすためです。江沢民はかつて中共のトップに君臨し、多くの人を迫害に参与させました。どの迫害のシステムも江沢民が一手に操って実現してきたため、その公正な法廷が現れるためには、司法関係者に真相を伝えなければなりません」
江沢民が法輪功を迫害するのは手中の権力のためである
中国最高検察院は5月1日、司法新制度を発表した。「告訴があれば必ず立案しなければならない」というものである。そのため中国で迫害を受けている法輪功学習者が一斉に江沢民を告訴する潮流となった。マタス氏は「希望に満ちている」と称えている。彼は、「まず、法輪功学習者は周、薄の両名を告訴し、法の下で彼らが裁かれ、そのあと国民が江沢民を告訴すればよいのです」と話した。
マタス氏は、「江沢民の有罪は間違いありません。迫害が始まる時、かれは中共の最高責任者だったからです。かれこそ迫害の元凶であり、国民を抹殺することで、権力を掌握し維持してきました。江沢民は幾つかの仮の敵を設定し、法輪功はその一つです。かれは権力を維持するために、非合法に「610弁公室」を作り上げました。周と薄はかれの追随者です」と話した。