刑務所で不当拘禁の法輪功学習者 迫害され癌を患う
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 【明慧日本2015年7月10日】山東省青島市の法輪功学習者・劉秀貞さんは、2014年5月2日に現地の警官に連行され、懲役3年の不当判決を言い渡された。現在、済南女子刑務所で監禁され、迫害によって癌を患っている。

 昨年11月6日、劉さんの家族は済南女子刑務所へ面会に行った時、劉さんは済南警官病院へ検査に行ったと伝えられたため、詳しく聞いてみると、警官は「肺に黒い影が見られ、入院して治療を受けている」と教えられた。家族が病院へ駆けつけ、劉さんに面会して体調を尋ねると、「息が苦しくて、一日に点滴六つも投与されている」と語った。

 今年6月30日、家族が再度病院へ見舞いに行くと、劉さんは肺がんを患っていると刑務所の警官に聞かされた。

 この時の劉さんは、ずいぶん痩せて、顔色も悪く、携帯電話を持つ力もなかった。面会中、劉さんは家族に、刑務所の警官は「家に電話をかけてきたのか」と聞いてきた。家族は疑問に思い「どんな電話をくれたのか?」と聞くと、劉さんは「6月23日の検査ですでに肺がんが分かっため、民間の病院へ転院して治療すべきだ」と知らせてこなかったかと聞いた。そこで帰宅してから、刑務所の区長を訪ね、釈放するようにと伝えた。

 現在の状況を尋ねると、劉さんは「医者の話によると、子宮にも癌細胞を発見したが、先に肺がんを治療する」と言った。実は前回、警察病院で検査をした時、すでに腰の両側にも多くの小さな腫瘍が発見された。劉さんが化学分析してほしいと要求したが、医者らはそれを受け入れず、ただの粉瘤だと言ったという。

 劉さんの家族は面会から帰って来て、すぐに女子刑務所へ向かった。二人の警官に状況を話した後、直ちに劉さんを帰宅させたいと要求しが、警官らは「省の担当部門に申請してから、更に上に報告する必要がある」と言った。すぐに手続きを行うために区長のところへ行ったが、出張していて留守だった。

 癌を患っていた劉さんは、入院を一日遅らせれば命を失う危険性が高いにもかかわらず、刑務所側は病状を家族に知らせず、民間の病院で治療する許可も遅らせた。

 劉さんは元々とても元気な人だった。法輪功を修煉してから、以前患っていた病気がすべて治った。しかし、連行されてから2年間で、中国共産党の警官らに加えられた迫害により、癌を患ったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/5/311947.html)
 
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