私は善の力を体験した
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年8月19日】真相を伝えるシールを貼りに行った時、あるマンションに入って、無意識に振り返ってみると、後ろに1匹の犬がいました。犬の飼い主もいなかったので、私は真相シールをすぐに貼り始めました。犬は私の行動を静かに見ていました。「自分は大法弟子であり、この宇宙で最も正しい事をしているので、犬が真相シールを見るのも犬にとっても幸運だ」と心の中で思いましたが、その後すぐに「犬の魔性が一番大きい」という一念が頭に浮かびました。この時、私は、これは善の念ではないとすぐに認識できず、この念を取り除くことができませんでした。貼り終わってから、私はマンションの上の階から走り降りました。

 すると、その犬は突然吠え出し、私がマンションから遠く離れても、まだ吠え続けていました。この出来事で私は、修煉者の一つの念の重要さを、やっと認識しました。この犬も、今生が犬であっても、生々世々、犬であったとは限らないし、この犬にも分かる一面があるのではないかと思い、私は心の中で犬に謝りました。その後、学法グループへ行った時、私はこの事を同修に話しました。

 ある同修は「私たちは修煉者ですから、ただの一念にしても、すべて善でなければなりません」と言い、「同修Aは、道で出会った一人の若者が、男か女かわからないような服装をしているのを見て、の若者に心の底から嫌悪感を覚えました。その後、同修Aは真相資料を配っている時に連行されてしまいました。同修Aは内に向けて探し、このトラブルはこの若者に嫌悪感を抱いた一念によって引き起こされたのだと認識しました。そしてこのよくない心を正したら、その後すぐに留置所から出られた」という話をしてくれました。この話は私に大きなヒントを与えてくれました。私は全ての人、全てのものに対して、善で対処しなければいけないことを理解しました。師父は「 私たちが修めているのは正法なので、どんなことをするにしても善を以って対処しています」[1]と説かれたことを思い出しました。それからというもの、私は何をするときも、善を心に刻み、内に向けて探すようにし、心を動じさせず、善の縁を結ぶよう心がけています。

 倒れた自転車を起こした話

 ある日、私は大型スーパへ行き、街の景色が見える窓際の席に座って、正念を発してから真相を伝えようと思いました。その時、突然大きな音がし、外を見ると、一台の自転車が倒れ、籠に入っていたバケツが風に飛ばされていました。倒れた自転車を見て、私は自転車を起こしに行くかどうか迷っていると、突然、数日前に読んだ同修の交流文を思い出しました。「師父が中国で説法された時のことです。ある日、師父が説法を行う会場に到着され、学習者たちの自転車が風でたくさん倒れているのをご覧になりました。慈悲なる師父は時計を見られ、約束の時間まで、まだあと10分ぐらいあることを確認されると、一台一台の自転車を起こされました」という話です。私はすぐに外に出て自転車を起こし、バケツがどこに飛ばされたのか探しました。すると自転車の持ち主のおじさんが走ってきました。

 おじさんはとても私に感謝しました。私は師父が縁のある人を連れてきてくださったと思い、天安門焼身自殺などの大法の真相を伝え、三退を勧めました。おじさんは喜んで私に「三退します。今まで多くの法輪功学習者たちがいろいろ話してくれたが、その時自分はまだ三退しませんでした」と言いました。話しているうちに、このおじさんが大法に反対しないし、ただ真相を知らないだけなのが分かりました。おじさんはインターネットを使えたので、私はインターネット封鎖を突破するソフトを渡し、もっと真相を見てほしいと言いました。更に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を覚え、唱えていれば、福報があることも伝えると、おじさんは私に何度もお礼を言いました。師父に感謝いたします。師父のおかげで私はこのおじさんを救い済度することができました。

 怒りを笑顔に変えた

 私が同修とある店の店主に真相を伝えた時に、店主に三退を勧めると三退してくれました。その時、隣の店の店主もずっとこの話を聞いていたので、私は彼にも「三退の手伝いをしてあげましょうか?」と聞くと、彼は顔をくもらせ「脱退なんかするものか!」と強く言いました。私は「中国共産党は、これまで弛まず色々な政治運動を起こし、8000万人もの同胞を死なせました。もしあなたが中国共産党の組織から脱退しなければ、中国共産党が天罰を受ける時、あなたもその一員とみなされ、天罰を受けることになりますよ。あなたは中国共産党にそこまで、尽くす必要があるのですか?」と言うと、彼は「殺した数はまだまだ足りない、もっと殺すべきだ」と、恐ろしいことを言うので、私は心を動ぜず、善を以って彼を操る邪悪の生命と要素を解体するよう一念を発し、ニコニコしながら彼に「こんな良い人なのに、なぜ悪い事ばかり言うのですか。そんな事は言うべきではありません。私はただあなたに幸せな未来があるようにと、願っているだけです。中国の大部分のお金が腐敗した政府の幹部らに、外国に持ち出されたことを知っていますか?この国にはもう残りわずかしか、十数億の国民に残っていません。なぜいくら働いても働いても、相変わらず貧しいのでしょうか?」と言うと、彼はびっくりして、表情がだいぶ和らいできました。引き続き彼に「私は共産党の悪口を言っているのではなく、これは全部真実の話なんですよ」と言うと、彼はやっと笑顔を見せ、話をしてくれるようになりました。最後に彼は何度も謝ってくれて、三退しました。正しい選択を選んだ彼を見て、私はほっとしました。大法の善が彼を救い済度しました。この間、同修はずっと正念を発し続けてくれました。

 心のしこりが解けた

 私はよく用事で親戚の会社へ行くので、入口の警備のおじさんとよく会います。私は「本を読む時間がありますか?」とおじさんに尋ねたら、「あるよ」と答えてくれたので、一冊の『共産党についての九つの論評』を渡し、よく読んでほしいと伝えました。数日後、再び彼に会って「おじさん、この間渡した本を読んでくれましたか?」と聞くと、彼は真剣に「娘さん、これは何の本だか知っているのかい」と聞くので、私は「もちろんです。中国共産党の歴史を記録した良い本ですよ」と言ったら、彼はびっくりして「それは大変だ。これは反乱ではないのか?」と言いました。彼は中国共産党に騙されていると分かり、真相を伝えました。六四事件について言及した時、「中国共産党は多くの大学生を射殺した」と言ったら、彼は「そうするのは当然だ。私から見ると、これは間違っていない」と言うのです。私は善意で「あんなに大勢の大学生が射殺され、もしその中に、あなたの息子さんやお孫さんがいたら、あなたはまだ中国共産党は、間違っていないと言えますか」と聞くと、彼は黙ってしまいました。私は真相を伝え続けると、彼は真剣に聞くようになりました。最後に、彼は喜んで三退しました。     

 法輪大法の素晴らしさを信じる                        

 今年の夏、ある日の夕方バス停でバスを待っていると、三人組の人たちに道を聞かれました。道を教えた後、バスが来たので、私はそのバスに一緒に乗車しました。私はこの人たちは縁のある人だと分かり、真相を伝えなければと思いました。そうするためには、彼らと同じバス停で降りなければ、もう二度と伝える機会はありませんでした。しかし同じバス停でおりてしまうとかなり遠回りになり、家に帰るのがもっと遅くなります。しかも、この数日法の勉強も足りておらず、真相を伝える自信もありませんでした。どうするかを迷い、とりあえず何も考えずに『論語』を暗記することにしました。半分を暗記したところ、正念が出ました。彼らと一緒に下車し、真相を伝えようと決めました。『論語』の暗記を終えて正念を発しました。30分後、彼らが降りるバス停に着きました。私は熱心に道を案内し、若者にネット封鎖を突破するソフトを渡し、彼らは喜んで受け取りました。しばらくして彼らが乗り継ぐバスの停留所に着きました。そこで一緒にバスを待つ間、私はその中の年配の一人に天安門焼身自殺、臓器摘出の黒幕が誰なのか、大法が世界中に大いに広まったこと、どこの国でも信仰の自由があり、法律に守られていると伝えた後、三退を勧めました。彼はすぐに同意しました。それで私は彼に「王吉利」という偽名をつけて、三退してあげると言ったら、彼は「不思議ですね。自分の名前の二文字も当たった」と言ったので「なら何と言いますか」と聞くと、彼は「王利」と答えたので、「それなら本当の名前で三退しましょうか」と尋ねると、彼は「いいですよ。大法の素晴らしさを、私は信じます」と言って、彼は自分の不思議な体験談を語ってくれました。

 ある日、工事現場の仕事が終わって、彼はほころびを縫うために針に糸を通していました。周りの他の人たちは、通せないだろうと笑いました。彼も糸を通せないだろうと思っていましたが、顔をあげてみると窓に置いてあった大法の真相資料が見えました。彼はそれで「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を念じながら、針に糸を通してみると、すぐに通せました。彼は喜びましたし、みんなもすごいと言ってくれたそうです。私は彼に「法輪大法は佛法ですので、不思議なことが起こります」と伝えました。

 私はもう一人のおじさんに真相を伝える時、始め少し抵抗がありました。私は心から彼が救い済度されるように願って、真相を伝えました。彼に「三退しますか?」と聞くと、彼は聞いているうちに、涙をこぼしながら、彼は感激して「いいですよ!三退します!」と言ってくれました。まるで生々世々真相を、待っていたかのようでした。この時バスが来ました。残念なのは、もう一人の若者に真相を伝えることができませんでした。本来なら数分に一台のバスが来るのに、私が真相を伝え終わってから、やっとゆっくりとバスがやってきました。すべては師父が、按配されていると感じました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『導航』「二〇〇一年カナダ法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/8/1/313373.html)