明慧法会|若者に真相を伝えることの重要性
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文/中国湖北省の大法弟子 小潔

 【明慧日本2017年1月24日】師父は『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』の中で「私が生まれたとき、多くの神が一緒に降りてきました。その後毎年、たくさんの神が降りてきています。私が法を伝える時になると、神は雪が舞うように降りてきています。それほど多いのです。年齢を計算してみたら、私が法を伝えて現在まで計算すれば、25歳前後の若者になりますが、まだ多くの人が救われていません。彼らはみな、神だったのです。この世に降りて、世界各地に散らばっています」[1]と説かれました。

 自分がちょうど「25歳前後」であり、身の回りの若者の中で、真相を知っている人がわずかであることを考えると、師を助けて法を正すことに責任を尽くしてないとしみじみと感じました。私は自分のすべての恐れる心と心理的な障害を克服し、何が何でも思い切って積極的に、周りの若者たちに真相をはっきりと伝えようと決心しました。

 恐れる心を取り除き、全従業員参加の社員大会で真相を伝える

 若い同修の周囲もみな同年齢の人たちであり、今生大法弟子になったのは、歴史的に非常に深い縁で結ばれており、大法弟子が彼らを救うことを待っていると思います。一旦機縁を失うと、彼らの生命にとって永遠の遺憾となり、大法弟子として永遠に償うことのできないこととなり、師父と交わした使命を果たせないことになります。これを思うと、私は縁のある人を1人も取り残さず、すべての同僚に真相を伝えようと決心しました。

 会社では毎月社員大会を開き、大会では従業員を順番通りに招いて皆の前で発言させます。私はこの機会を利用して、すべての同僚に大法の素晴らしさと迫害されている真相を伝えることにしました。真相を伝えることを決心したものの、内心ではやはり怖がっていました。私はこの恐れる心を取り除き、皆の大切な命を救わねば大法弟子の使命を果たせないと自分に言い聞かせました。

 自分の発言する日時を知ってからは、発言内容の整理をはじめ、同修の母にも原稿をチェックしてもらいました。これと同時に会社のすべての従業員に対して、発正念を行いました。

 大会当日、私は大変緊張し、萎縮し、たくさんの恐れる心がどっとやって来ました。責任者に発言する時間を遅らせてもらいたいと思いました。しかし、この恐れる心は私ではないことを、はっきりとわかっていました。他の空間では師父が弟子のためにすべての邪悪を取り除き、護法の神々も会場に来られ、天女が多くの美しい花々を一杯散らし、後は、私が前へ一歩踏み出すのをただただ待たれているだけだと思いました。ここまでくると私はさらに多く考えることをやめ、自分に向けて心を静め、準備してきた原稿を静かに復唱しました。

 大会が始まりました。私はみんなの拍手の中演壇に上りマイクを手にすると、年配の同修らが邪悪を恐れず道端で、衆生に真相を伝えている光景を思い浮かべました。今日の発言は絶対に少しでもおじけづいてはいけない。必ず道理をふまえ、思い切って正々堂々と皆に「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!」としっかり伝えようと思いました。

 私は今年米国に行き、ニューヨークでの大型のパレードに参加したことをふまえ、大法が海外で広く伝わっていることを話した上で、1人の観光客の角度からパレードの内容を紹介しました。

 まず、最初に大法のすばらしさを紹介しました。次にパレードの隊列の壮観さを述べ、みなに法輪功が全世界の100カ国以上の国々で広く伝わっていること、パレード隊の二つ目のグループは「迫害を制止する」という大きな横断幕を手にし、沿道の人々に中国で残酷な迫害を受けていることを訴えかけ、中国では、いまだに多くの法輪功学習者が不当に労働教養され、家宅捜索され、ひいては暴利を貪る加害者により、生きたまま臓器狩りをされていること、そして2001年のはじめ、旧暦の大晦日に天安門広場で発生した焼身自殺事件は人を騙す茶番劇であり、江沢民集団が法輪功を誹謗中傷するためにでっちあげたものであり、学習者はただ「真・善・忍」の教えを守り修煉する良い人たちであると伝えました。

 その時、同僚が皆ずっと静かに集中して、私の話を聞いていることに気付きました。普段ならこのような時、多くの同僚は頭を下げて、携帯電話を弄(いじ)って、ウィチャットで受信、配信をしていましたが、今日彼らの目は私を注視していました。次に三つ目として、中国国内ですでに20万人以上の民衆が、今回の邪悪な迫害を発動した江××を中国最高裁判所と最高検察庁に告訴したことを話すと、私が江××と言うと、皆が一斉にどっと笑いました。最後に私は皆の正義感を呼び起こすために「我が国では、これまでずっと一つのグループに対して、まずは鎮圧し、それから名誉を回復しました。当時、鎮圧されている善良な人々を見て、私たちは彼らが名誉回復される日が早く来ることをいかに望んでいたでしょうか。なぜなら、彼らはいつも平和的で、善良で、それは装いではなく、心の中から発せられた真のものだからです。私は、彼らが必ずその日を迎えられると信じています」と述べました。

 私の発言が終わると、同僚らの拍手の音が鳴り響きました。大会の司会者はマイクを手にすると「小潔さんの今の話に感謝します。国内と国外は本当にまったく別世界で、ここで皆さんにも海外に出てみるように呼びかけます。私も以前、台湾に行ったことがありますが、台湾はいたるところ法輪功学習者で満ち溢れていました」と述べました。司会者の話を聞き、私は感無量でした。そして、この大会の司会者は貴重な生命であると思いました。

 大会後、同僚は私に対して、以前と変わらぬ態度で接してくれ、ただ私を見る時の笑顔が、さらに良くなっていました。以前の恐れる心と心配はすべて余計なことでした。

 障碍を克服し、見知らぬ若者にも真相を伝える

 恐れる心を取り除いてからは、同僚に真相をはっきりと伝えることが出来た私は、障碍を克服して、私と擦れ違う見知らぬ人にも真相を伝えようと決心して、救う対象はすべて25歳前後の若者にしました。

 私は話題を探すことが苦手で、また擦れ違う時間が非常に短いので、毎回見知らぬ人に真相を伝える時、直接「こんにちは! 法輪功について聞いたことがありますか」と単刀直入に話をします。すると時間を節約できるし、若者の好奇心をも引き起こせます。なぜなら、大多数の若者は法輪功について聞いたことがあり、年配者だけが信じるものだと思っているからです。突然、同世代の人に法輪功のことを聞かれると、彼らは非常に興味を示してくれました。

 一度若者に会い、この質問をすると、彼は非常に驚きました。「若いあなたが、なぜ法輪功をするのですか」と質問され、笑顔で「私は幼いころから年長者と一緒に法輪功を修煉して、家族全員の難病がすべて治り、十数年間みな元気です。テレビで放送した天安門焼身自殺は偽りで、法輪功を誹謗中傷するために政府が自作自演したものです。これらは政府が人民を鎮圧する慣用的な手法です」と答えました。彼は笑いながら「そうすると、あなた方は政府を敵視していますか?」と尋ねました。「いいえ、私たちが皆さんに真相を伝えるのは、政府の言う法輪功を誹謗中傷する宣伝文句に騙されないようにと伝えているだけです。いまだに大勢の法輪功を修煉している友人や仲間が、刑務所に拘禁され酷い拷問を受けています。私たちは彼らが1日も早く解放されることを望み、99年以前と同じように、合法で自由な環境で、いつでもどこでも法輪功の教えを学び、煉功が出来ることを望んでいるだけです」と答えました。

 彼は理解を示し「あなた方は普段自宅でどのくらいの時間を費やして、法輪功をやっていますか?」と尋ねられ、「法輪功の修煉は、主に師父の説かれた『真・善・忍』の三文字に従って、良い人を目指すことです。普段時間があれば法を学んだり煉功をし、勉強と仕事が忙しくなるとそれに応じます。私たちも同様に社会の一員であり、何か特別に迷信をやっているわけではありません」と答えました。それを聞いた彼は「この点について、私も賛同します。人は精神的に確かに信仰が必要です」と言いました。最後に私は彼に「『法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!』と必ず覚えてくださいね。すると、あなたは平安になれるように守られます」と伝えました。彼は笑顔で頷きならが「あなたと縁がありますね。若い女の子が私に法輪功のことを教えてくれたのだから、覚えておきます。あなたが良い人で、法輪功をする人は皆良い人だと感じているからです」と言い残して去りました。

 今回の真相を伝えることを通じて、私は若い大法弟子が若者にもっと真相を伝えると、彼らはさらに大法の超常さと偉大さがわかり、この混乱した社会の中でも信仰を持っている若者がおり、迫害制止を訴えていると分かるからです。このこと自体が彼らにとっては、震撼であると悟りました。

 それから、私はこの障碍を突破することが出来、さらに勇気をもって、見知らぬ人に真相を伝えることが出来るようになりました。

 一度、出勤の途中、お姉さんに会い、彼女の方から声をかけてくれました。私はすぐ大法の真相を伝え、伝え終わると「三退して平安を守るということを聞いたことがありますか?」と尋ねました。彼女は聞いたことがないと言うので、「中国共産党があれほどたくさん悪いことをしましたね」と言うと、まだ次の言葉を言い出す前に、彼女は「人が治めなければ、天が治めるでしょう」と言い返しました。私は笑顔で「そうです、他でもなくその道理です。『人間が治めなければ、天が治めます』[2] ですから、心から中国共産党とその付属の青年団や少先隊から脱退してはじめて、平安を守れるようになります。別名で脱退しませんか」と伝えると、彼女は笑顔で同意しました。

 別名で脱退させるのにわずか2分くらいで終えました。このことを通じて、私は身の回りの至るところに、私たちの救いを待っている縁のある人たちが大勢いる、もし自分のわずかな心理的な障碍や恐れる心で、これらの生命が救われる機会を失ったとしたら、それは自分の使命を忘れ、取り返しのつかないこの上ない罪を犯すことになると思いました。

 結び

 私たち若い同修はみな師父のご加護が行き届いた、昔の子供弟子の同修であり、師父はずっと私たちを見守ってくださいました。師父は私たちを批判されたことがめったにありませんでしたが、しかし、今回の師父の説法「25歳前後の若者になりますが、まだ多くの人が救われていません」[1]と言われているのを聞いた時、これは我々に警鐘を鳴らしておられると思いました。

 この文章を書くのは、私と同年齢の同修が互いに励ましあい、面と向かって真相を伝える時に、心配する心、面子の心、恐れる心を取り除き、師父が巨大な忍耐で耐え、引き伸ばされたこの時間をもっと大切にし、法を正す最後のこの時期により多くの人を救い、自分の立てた先史の誓約を忘れず、ぜひとも大願を実現してほしいと願うからなのです!

 次元に限りがあり、不適切なところにつきましては、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 (明慧ネット第13回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/4/337140.html )
 
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