大法弟子は法に基いて問題を対処すべき
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年9月25日】江沢民を告訴することについて「江沢民らの一派がその罪業を清算されるのを恐れ、必ず私たちの告訴を妨害するだろう」など口にする同修を多く見かけました。もし一部の同修だけが話したり、常人に真相を伝える時、必要なら話しても大丈夫です。しかし、大法弟子として現れた、邪悪に連行されるという問題に対しては、法に基づいて対処しなければなりません。

 常人向けのマスコミでこのような言い方を見た時、私は特に気にしませんでした。何といっても常人向けですから。しかし、明慧ネットの交流文章でよく現れるのを見た時、何となく不適切だと感じました。その時には深く考えなかったのですが、納得もしていませんでした。

 しかし、ある日、街を歩きながらある問題を考えた時、突然師父の法が頭に現れました。「旧勢力が存在していますが、皆さんにその心がなければ、旧勢力も為す術はありません。正念が十分であれば、旧勢力もどうしようもありません」[1]

 今日、大法弟子が、師父が法を正すことを手伝うという、この全宇宙のすべての生命の生死に関わることにおいて、人間がどう考えるかは重要なことではありません。彼らは修煉者の前で何もできず、旧勢力が按配した要素が彼らを操って作用しているのです。大法弟子が正念を発してその背後の邪悪を取り除いたら、法のためにやってきた衆生の本性の一面が現れるでしょう。

 もし大法弟子を迫害する人たちが、自分は何のためにここに来たのかを知っているとしたら、彼らは決して大法と大法弟子を迫害しないだろう、と私は法理から分かりました。しかし、もし私たちが人心で邪悪に連行されるという問題を考え、対処してしまえば、まさしく師父が法理の中で説かれたようではありませんか? 師父はこう仰っています。「人心により鬼を招いてきてしまうことを、皆さんは本当に分かっていないのですか? 」[2]。今日まで修煉してきた大法弟子の一念はすでに世間の大きな範囲の事を左右する力があります。私たちは肉眼と人間の観念で物事を判断せず、大法弟子の正念を持って問題に対処できれば、そして旧勢力に乗じられる隙さえなければ、人間は大法弟子の前で本当に何もできません。

 ある海外の大法弟子が大陸に戻って仕事をしてもよろしいですかと質問したのに対して、師父は「私が知っていますが、中国大陸の幹部とか何かの地位のある人から電話や手紙をもらった学習者がおり、大陸に戻るようにと言われ、何もしないとか、迫害しないとか、あれこれを保証するとかを言われました。皆さん考えてみてください、この迫害の政策は彼が決めたのでしょうか? 彼は何かの保証ができるということ自体は問題ではありませんか? 彼は誰に指図されたのでしょうか?(拍手) 彼にどういう保証ができるのでしょうか? 誰が彼にこのように保証していいと許したのでしょうか? このこと自体は問題ではありませんか?」[3]と説かれました。

 それでは、最高裁判所のある人が、江沢民を告訴する告訴状を止める行為は法律を逆らうことであり、止めた人を告訴できると言ったとしましょう。しかし、それは彼が決められることでしょうか? 誰がこの迫害を引き起こしたのでしょうか? 告訴状を止める人は迫害側の人ではありませんか? 彼にその人を告訴して、この迫害を左右する権利があるのでしょうか? 最高裁判所の人に正念が出たから、このように言ったのかもしれませんが、大法弟子が常人の話に動揺し、常人に頼る人心があれば、その人の話はまさしく私たちの人心によりもたらされたのかもしれません。

 最近中国共産党が「告訴があれば受け付け、審理する」を言い出したのも含め、決して本当だと思わないでください。すべて告訴を受付けて審理したのでしょうか? 一般人の冤罪だけでもどのくらいあるでしょうか? 最近の天津の爆発事件にしても、共産党は全ての事実を明らかにしたのでしょうか? もし本当に明らかにしたとすれば、彼らの政権は続けられなくなります。すべては彼らが掲げる偽りの看板なのです。最近、共産党は現政権の体制維持に危機感を覚え、銃を向けて脅かしているのではないですか? 彼らは政権の危機感を覚えるたび、いつも国内外に「敵」を作り出し、その作り出した「敵」にその銃口を向けてきたのではないでしょうか? 今回も大法弟子は再び彼らの的にされ、迫害を受け、その政権を維持するための犠牲になるのではないでしょうか?

 私たちは現在このような厳しい問題に直面しているのに、まだ中国共産党の法律や、その組織及び党の首魁に幻想を抱いていていいのでしょうか? 中国共産党の組織全体は他ならぬ法輪功のために存在しているので、大法弟子が人心を取り除けば、旧勢力は中国共産党を歴史の舞台から退かせるでしょう。私たちが行うべきことは他でもなく、ひたすら師父のお話を聞き、師父のご指導に基づいて行い、邪悪な共産党の首魁を含め、救い済度できる人を救い済度するだけです。

 師父は説法の中で何回も大陸学習者の修煉状態を教えてくださいました。私たちは長期にわたって共産党が作り出した文化の中で洗脳されています。多くの人心が取り除かれていないまま、告訴状を書いたとしても、人心がなくなるわけではないし、本当に法の中にいるとは限りません。修煉状態がよさそうに見えても、実際は何でもしてしまう学習者がいます。心性を修煉の基準に達するのが最も重要なことであり、自分をよく修めることが、いつでも私たちが最優先すべきことです。個人の修煉がしっかりできたうえでようやく、師父と大法が与えてくださる法の威力を表すことができ、作用を発揮することができるのです。

 本当に師父のお話をよく聞いて、しっかり自分を修めましょう!

 個人のわずかな悟りですが、法に基づいていないところがあればご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」
 [2] 李洪志師父の経文:『精進要旨三』「すぐに目覚めよ」
 [3] 李洪志師父の著作:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/9/10/315404.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/9/22/152638.html)