懲役8年6カ月の後、重慶法輪功学習再び拘束される
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 明慧日本2015年11月8日】10月13日午前9時30分頃、重慶市の法輪功学習者・高雲霞さんが家を出た途端、数人の警官が不法侵入した。家宅捜索を行った後、高さんを連行し拘束した。重慶市渝北区・龍山派出所、610弁公室、国保大隊(法輪功迫害の実行機関で、国家安全保衛の略)の警官ら8人は、早朝から高さんの自宅の玄関の前で、待ち伏せをした。 

 高さんは法輪功を修煉し「真・善・忍」の原則に基づき、自分の道徳性を高めるよう努めた。しかし1999年7月に江沢民が首謀した、法輪功に対する迫害が開始されため、高さんは法輪功を学んでいるとの理由で2回不当判決を受け、懲役期間の8年6カ月間に渡り迫害された。2015年6月に、高さんが江沢民に対する「刑事告訴状」を最高検査院に郵送した。

 高さんは告訴状に「2010年10月末に刑務所を出ましたが、私は心身共に大きなダメージを受けました。精神が朦朧とした状態が頻繁に現れ、全身が無気力になり、家庭の中はいつも重く沈んだ雰囲気に包まれました。夫は各方面からの圧力に耐え切れずに仕方なく離婚を選びました」と述べた。

 下記は高さんが受けた迫害の簡単な経歴。

 1999年10月下旬、北京の天安門へ法輪功の無実を陳情したため、北京公安局天安門局の警官に不当連行され、昌平留置所に拘禁された。5日後、重慶市長寿県・公安局第一刑事課課長・陶競忠(正確な名前ではなく当て字)と楊という苗字の女性警官に連れ戻され、長寿留置所に1カ月間拘禁された。強制的に5,000元の身元保証金(その後没収された)を支払らった後、釈放された。

 2000年11月から12月の間、再び北京へ法輪功迫害の真相を伝える陳情に行ったが、乗っていた列車が石家荘市まで進んでいた時に、乗務員警官に拘束された。その後、長寿県公安局の警官に連れ戻され、5年の実刑判決が下され、重慶市・永川女子刑務所に入れられ迫害を受けた。刑期満了で釈放後、直接長寿県共産党学校(中国共産党党員を洗脳する教育機関)の洗脳班に監禁され、1カ月後解放された。

 2006年ごろ在宅中、勤務先の幹部の周淑芳に騙され玄関のドアを開けた途端、勤務先の保安課課長・陳開健(当て字)ら数人が、6、7人の警官を連れ不法侵入した。法輪功の書籍と迫害を伝える為の資料を押収した上、長寿留置所に不当拘禁された。その後、再び洗脳班に拘束され迫害を受けた。

 2007年4月から5月ごろ、長寿陽光団地で法輪功迫害の真相を伝えた時に告発され、長寿渡舟派出所の警官に不当に家宅捜査をされた。法輪功の書籍、迫害の真相内容を書いた紙幣数千元、およびパソコンや夫のたばこまで押収された。その後、不当に懲役3年の実刑判決を受け、重慶市・江津女子刑務所に入れられ迫害を受けた。

 2015年10月13日に重慶市・渝北区公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と渝北区龍山派出所、区民委員会メーバー及び「610弁公室」関係者ら8人は、天隣風景団地の高さんの自宅を不当に家宅捜査を行い、李洪志先生の写真、法輪功の書籍、迫害の真相を伝える資料、デスクトップ型のパソコン、ノートパソコン、プリンター4台、携帯電話数台、SIMカード、携帯電話料金をチャージするテレホーンカードなどなど多くの物品を押収した。高さんは13時半頃に、龍山派出所に連行された。その晩、すぐに一碗水留置所に移送され監禁されて、現在に至る。

 現在、重慶市・渝北区公安局・公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の関係者らがいわゆる「専門対処グループ」を立ち上げ、高さんに対し、さらに迫害を加えようとしている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/10/30/318339.html)
 
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