文/中国の大法弟子
【明慧日本2015年12月28日】母は今年82歳で、一生涯短気で怒りっぽい人でした。常人の言葉で言えば「世界中の人が、彼女に何か借りがあるみたい」と言うような人でした。母の目から見れば、全世界のどこにも良い人がいなくて、母の面倒を一生涯見ていた父も良い人ではなかったと考えられていました。母は常にもらうだけで、奉仕なんか全然しませんでした。年を取っても性格が変わらず、文句を言うばかりでした。終日冷酷な言葉で、思い出した人や知っている人を罵っていました。母には子供が何人かいますが、私以外皆母を遠く避けており、家族との関係は非常に悪かったのでした。
私たち兄弟には仕事があり、母の面倒見ることは家政婦に任せていました。母の性格では家政婦を引き留めるのも大変でした。高い給料を支払っても常に家政婦に「限界! 限界!」と苦情を言われていました。
私は時々母を見に行っていました。母に大法を読んであげたこともありましたが、全然聞く気がありませんでした。しかし、兄弟の中で私だけが多く母の面倒を見ていて、たとえ冷酷に扱われても母から離れませんでした。当然、母にはその原因が分かっていました。それは私が法輪大法を修煉しているからでした。そのため母は大法に対して特に反感はありませんでした。そして腐敗した共産党に不満があり、共産党の関連組織を脱退しました。
今年5月の労働祭の期間、私は母を我家に迎えました。当然、母はまた一生涯の恩と恨みを語り始めました。私は母に『轉法輪』の第四講の「失と得」を読んであげました。母に「これらはすべて李洪志自ら語ったことなの?」と尋ねられました。私は「そうです。文字の一つ一つは、すべて私の師父がおしゃったことです」と答えました。母は「あなた達は彼を師父と呼んでいるの?」と続けて尋ねました。私は「そうです。私達は皆『師父』とお呼びしています。父親の父です」と答えました。母は「そうよね。一日の師になったら終身の父よね。この法は素晴らしい。道理が深い。私はすべてわかったわ。今まで私の考え方や、やり方は間違っていたわ。子供が私を避けるのは、それは私が悪かったからなのね。あなたが選んだ道は正しいわ」と言いました。自分が悪かったと反省したことのない母が、初めて反省してくれて、びっくりしました。私は「お母さんは悟性がすごく良いですね」と母を称賛しました。
母は子供達の電話番号を私から教わり、それぞれに電話して「いままでの母の悪かったところを勘弁してほしい」と謝りました。母は「法輪功が私の子供達を見つけてくれました。あなた達の師父に感謝いたします」と嬉しくてたまらなさそうでした。
先日、母は私に「師父の説法録音を聞きたい」と言ってMP3を持って行きました。母の変化は家政婦を感動させました。家政婦は「法輪功は本当にすごい。数日間でこれほど頑固なおばあちゃんを変えたなんて不思議です!時間があったら私も李師父の説法録音を聞きたいです」と語りました。