自分を正し 善を持って落伍した同修を助ける
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年4月5日】2014年5月、同修のAさんは刑務所から釈放され家に帰ってきましたが、修煉をやめてしまいました。Aさんの息子は同修が尋ねてくることを許さず、来れば通報すると言いました。そのため、現地の同修は誰もAさんを訪ねることができませんでした。これを聞いて、私は同修を訪ねるべきと思い、ある日の夕方お土産を持って、もう1人の同修と行きました。しかし、Aさんと家族は留守でしたので、もう一回訪ねようと思いましたが、同修とのスケジュールが合わず、なかなか行くことができませんでした。

 ずっとこのままではいけないと思い、ある日1人でお土産を持って訪ねました。今回、Aさんは家にいました。Aさんは久しぶりに同修に会えて、涙を流しながら「夫と共に7年の判決を下されてから、息子と嫁は2人の孫を育てながら、自営業をやって、たいへん苦労しました。しかし、経営がうまくいかず、多額の借金をしました」と苦しんでいました。耐えられなくなった時は、人を罵ったり、孫たちを叩いたりしました。Aさんの苦しさは理解できます。長い間拘禁され、学法煉功もできず、法の導きがないとき、生活の圧力に向かう時苦しくなるのです。私も涙ながらに善意でAさんに、「師父が守ってくださっているから、あなたはきっと立ち上がれるでしょう。今の状況はあなたに肉親と利益への執着を放下させる機会ですよ」と言うと、Aさんは自分が抱えている疑問を聞いてきました。「師父は説法の中で、10年で終わるとおっしゃいましたが、なぜ十数年が経っても、まだ終わらないのでしょうか」と言ったので、「私たちの修煉がよくできていないため、取り除くべき人心を取り除いておらず、救うべき衆生も助けられていないから、終わる時間を遅らせてしまいました。それは私たちが内に向けて探すべきところです」と答えました。

 交流を通してAさんは落ち着いてきました。その様子を見て、私は持って行った2通の「昔の同修を呼び戻す」の交流文と1冊の『明慧週刊』を渡しました。しかし、Aさんは「息子は同修と付き合うのを許さず、同修が来れば通報するとも言ったので、私は受け取ることができません」と言いました。私は強く「受け取るべきです。時間がある時読んでみてください。あなたは家族からの妨害を突破すべきです。師父のご加護と同修の手伝いがあれば、困難な状況から抜け出すことができます」と言うと、少し考えた後、交流文と週刊を受け取りました。

 それから、私はよくAさんの家へ行くようにしました。自分の洋服をあげたり、日常に遭遇する問題を法理に基づいて、解決するように手伝ったり、そして、多く法を勉強するように、師父の説法の録音と煉功の音楽が入ったMP3をあげました。Aさんの2番目の孫は一人っ子政策によって、戸籍登録できなかったことで、小学校に通うことができませんでした。戸籍登録をするためには、一人っ子政策を破った代償として、罰金を払わなければならず、Aさんと家族は悩んでいました。私はこれについて、大法弟子は師父がおられますので、旧勢力の経済的な迫害を否定すべきだと交流すると、頷いて、「そうですね、この事は師父に任せるべきですね。私には師父がおられるのですね」と言いました。念を正してから、Aさんの孫は本当に罰金を払わずに戸籍登録ができました。

 私はAさんの家に行くたび、師父の経文を1冊持って行き、Aさんが読み終えたら、ほかの経文と交換して、読み終えた経文を持ち帰りました。またAさんの家の状況を見て、許す限り一緒に法を勉強して、だめな場合法を暗記して聞かせました。そして、交流を通して、法に基づき人心を正していくうち、Aさんの気持が徐々に安定しました。

 しかし、ある日尋ねると、彼女は突然怒りだして、孫を叩きました。私は正念を発して、Aさんの魔性を取り除きながら、交流しましたが、法の勉強が足りないせいか、なかなか落ち着くことができませんでした。Aさんの家から帰る時、時間を大切にして、たくさん法を勉強するように伝えました。帰り道で「今日Aさんが魔性の一面を見せたのは、もしかして私にも取り除かなければならない人心があるのではないか」と、内に向けて探すと、娘が携帯をもって遊ぶとき、たまに私も心性を守ることができず、娘と言い争ったことがあったと気づきました。

 そして、次にAさんの家に行った時、嬉しそうに、「前回私はあんな有り様だったので、あなたはもう来ないかなと思いました」と言ったので、私は「それはあなたの本性ではないし、魔性の一面が現れただけなので、私は旧勢力のペテンにかかりません。師父は私たちに同修の不足を見ないで、よいところだけを見なさいと教えてくださったではないですか」と言うとAさんはにこりと笑いました。

 Aさんは精進できず、人心が多いとき、焦る気持ちになったこともありました。自分がこんなに辛抱強く助けているのに、あなたは人心を放下せず、法を勉強し、煉功しないと思いましたが、直ちに法に基づき、これは自分ではなく、人心が働いている。妨害を否定して、師父の要求に従っていけば、大法の法理は必ずAさんの人心を取り除くことができ、修煉者の状態に戻れる、と考え直しました。

 そして、Aさんを助けながら、機会を見て、Aさんの息子とその妻に真相を伝えました。ある日、Aさんの家に行った時、ちょうど孫が町の病院へ予防接種をしに行くので、私は車でAさんの孫とお嫁さんを乗せて、病院へ連れて行きました。行く道でお嫁さんに「あなたはもう姑を困らせないでください。Aさんは大法の本を読みたがっているから、読ませてあげてください。Aさんの心境がよくなれば、あなたたちを手伝って、家のことと子供の世話もできるので、あなたたちも安心して出稼ぎに行くことができます。そうしないと、Aさんが気がふさいでいるままで、いつか病気になったら、かえってあなたたちに面倒をかけます。治療費も高いから、経済的にさらに負担をかけることになります。Aさんは別に法に違反していないし、間違っているのは中国共産党ですよ」と言うと、嫁は「法輪大法は本当にいいのですが、共産党に許されていないので、言うことを聞かないと、損をするのは自分たちですよ。舅と姑が刑務所に7年間入れられて、家に大きな損失をもたらしました。もし舅たちが家にいれば、私たちはあんな多額の借金をしなかったはずです」と言いました。私は「人はそれぞれの運命があるから、彼らには左右できません。もし彼らが法輪功を修煉しなかったら、寝たきりになったかもしれないし、ほかの災難に遭ったかもしれません。そうすると、経済的な負担だけでなく、あなたたちはそばで世話までしなければなりません。幸いこの数年、彼らは刑務所に入れられただけで、将来迫害が終わったら、真理を堅持する舅と姑を持ったことは、あなたたちの誇りになるのですよ」と言うと、お嫁さんはにこりと笑いました。

 今Aさんも時間を大切にすることが分かりました。法を勉強し、衆生も救っています。Aさんの夫も2015年の5月に釈放され、2人とも息子の借金は自分たちの修煉への妨害だと分かりました。そして、生活を維持するため、小さな食堂を開き、修煉においても新な認識を持つようになりました。

 落伍した同修を助けて、数年歩んできた過程で、私も次のような認識を持つようになりました。同修を助けると同時に、自分も法をよく勉強しなければなりません。内に向けて探し、自分を修めるべきです。同修を助ける過程は自分を高める過程でもあります。その過程では辛抱と善の心も必要なので、自分の心の容量を拡大し、トラブルにあったとき、まず自分を落ち着かせてから、最大の慈悲を持って対処すべきです。できるだけ落伍した同修の立場で彼らの苦しみを考え、彼らのマイナスの思惟に触れないようにすべきです。法に基づいて、まず彼らの修煉への自信を取り戻させてあげたほうが、よりよい効果を得ることができます。

 最後に、このすべては師父の慈悲とご加護があるからこそ、できることなのです。師父に感謝いたします。これからも同修と共に精進し、師父が法を正す事を手伝っていきたいと思います。次元に限りがありますので、不足があればご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/3/24/325734.html)
 
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