師父とともに過ごした懐かしい日々(五)
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文/中国・大連の大法弟子

 【明慧日本2016年7月12日】師父に会うためにわざわざフランスから来た外国人がいると、北京から電話がありました。師父は「お子さんの病気を治すために来たとわかっています。他の気功師を探してみてくださいとお伝え下さい」と伝え、電話を切られました。しかし、「必ず会いたいのです。もう出発した」という連絡が来ました。師父はその報告を聞いた後、「もう来たので、縁があれば会ってみましょう」とおっしゃいました。

 私は2人のフランス人と2人の中国人を案内して、師父が泊まられているホテルの部屋に案内しました。部屋の設備は簡素で、仕方なく彼らにベッドの上に座ってもらい、私と古い学習者は入口のドアのところで立っていました。師父は『何の用ですか、言ってみてください』と尋ねられました。通訳が2人のフランス人を紹介しました。2人はユダヤ人の親子で、フランス国籍を取得して大きなグループ会社を経営していました。

 父親は「私たちはユダヤ人です。今日の人類は非常に危険で、末劫の災難の中にあることを知っています。私たちの神様は、人類を救い、フランス人を救い、ユダヤ人を救うことが出来るたった一人の中国人がいると教えて下さいました。私たちは長い間ずっと観察していました。その人は中国の大気功師・李洪志先生、あなたです。そのため私たちはぜひ会いたいと思い、来ました」と単刀直入に目的を話しました。

 彼は「私たちの神様は、ヨーロッパを救うためにフランスに来ていただきたいと思っています」と言い、「フランスに行くための手続きや費用など、すべて私たちが手配します」と言いました。私はその人の口調と表情に感動しました。

 「あなた達はどんなことを行おうとしているのかご存じですか? 功徳無量です。他のこともあるでしょう。おっしゃってください」と師父は優しくおっしゃいました。

 若いフランス人が師父の質問に答えました。「実は7、8歳の息子がいて、脳に障害があり、話すことも手足を自由に動かすこともできず、いつもよだれを垂らしています。治療のために幾つもの国を訪れましたが治りません。息子を治して欲しいのです」と言いました。

 「写真を見せて下さい」と師父がおっしゃると、「写真はなく、ビデオテープしかありません」と答えました。

 私はすぐホテルのフロントにビデオデッキを借りに行きましたが、安ホテルのため、ビデオデッキはありませんでした。

 師父は「大丈夫です。今からお子さんの姿を思い浮かべてください」と言われ、しばらくして「もっと詳しく思い浮かべてください」とおっしゃいました。

 その時師父は両手でベッドの前に、人間のシルエットを描いた後、しばらく見つめられました。その後、手でそのシルエットの脳の辺りの部分から糸のようなものを引っ張る仕草をされました。糸を引っ張るような仕草を何度も繰り返された後、両手を合わせた後、机の上にあったコップの蓋を開けてから、手に握ったものを中に入れ、蓋を閉められました。師父は人間のシルエットの頭から足まで、3回軽く叩いた後、じっとご覧になりました。その後「私が見る限り治りました。フランスの方でもこの時間帯なら反応が出るはずです。電話で聞いてみてください」とおっしゃいました。私は急いでフロントで電話をかけようと思いましが、国際電話はかけられないと言われました。

 「大丈夫です。ホテルに戻ってからまた電話をかけてみます。パリは今、朝4時くらいなので、少し早いです」とフランス人は答えました。

 彼らが帰る時、師父は「さあ法輪を体験してもらいましょう。手を伸ばしてください」とおっしゃりながら、右手で彼らに向かって円を描かれました。10分くらい経った後、師父は「何か感じましたか?」と尋ねられると、父親の方は掌から、非常に強いエネルギーが体に流れ、とても熱いと言い、息子の方は全身に振動を感じ、手に一番強い振動を感じました。15分経っても手を下ろす事ができないと答えました。

 3時間後、私は家でフランス人の通訳から電話を受けました。彼は泣きながら「先程フランスに電話をかけたところ、フランス人の奥さんが、どうして今頃電話をかけてきたのかと言いました。彼女は朝4時頃に強いエネルギーの振動で目が覚め、部屋が非常に明るくなったので、夫は中国で大気功師を見つけ、その気功師が功を発してくださったのではないかと思い、子供の様子を見に走って子供の部屋に行きました。部屋に入ると、子供がベッドに座っていました。子供は彼女を見て『お母さん、僕はどうしたのでしょう?』と聞きました。その発音ははっきりしていて、今までこのようなことはありませんでした。奥さんは子供を抱きしめながら号泣しました。ずっと電話が来るのを待っていました。奥さんは電話の向こうで泣き、ご主人と子供のおじいちゃんも泣いていました。通訳の2人も隣に立って泣きました。本当に感動しました。李先生はとても偉大です。本当に偉大です」と言いました。ここまで聞いて私も抑えきれずに涙をこぼしました。

 「フランス人のお客様は明日急いで帰国しますので、今夜李先生に会いたいそうです」と翻訳者が言いました。

 その日の夜はちょうど大連での第2回目の講習会の初日です。国営企業のホールは2700人を収容できますが、李先生が再び講習会を開かれると聞いた人々があっという間に集まり、仕方なく立ち見のチケットを追加し、3000人に抑えました。

 講習会を開く前に、師父にフランスの通訳からの電話の内容を報告したあと、「今日開講の前に私がステージに上がってこのことを皆に話したいと思います。これはるか遠くはなれていますよ!」と、私は踊り上がらんばかりに興奮を抑えきれませんでした。師父の周りのスタッフに「話さないで下さい。師父は病気治療をしておられません」と注意されましたが、私は「いいえ、これは病気治療をしたかどうかの問題ではなく、師父の功能の現れです。はるか遠く離れているのですよ!」と諦めずに答えました。

 開講の前に私はステージに上がり、このことを話しました。もちろんユダヤ人の神が師父を探すようそのフランス人に教示したことは言ってはいけないと分かっていました。

 学習者たちはこの話を聞いたあと、大きな拍手をしました。私が師父を振り返ると、師父はまるで普通のことをしたように全く興奮されることもなく、淡々と平然とした表情をされており、私はさらに師父の偉大さに心から敬服し、尊敬しました。

 その日の夜、私はレストランでフランス人の一行4人が師父と食事するように手配しました。その席で彼らは再び電話をかけた過程と内容を伝え、改めて師父に感謝しました。食事をしながら、師父はフランスへ行くことを決められました。その時、私は数枚の写真を撮りました。

 その写真が現像されたとき、壁に多くのはっきり見えない影の映像がありました。師父は「多くの神が来て、ユダヤ人の神も来ました。ユダヤ人の神は誰なのか分かりますか? まさにあたなが知っているノストラダムスです。400年くらい前にノストラダムスが予言した99%が実現し、人類が大刧難に見舞われることを警告したため、人類が壊滅させられるという彼の最後の予言を人々が信じるようになります。この災難は確かに定められましたが、しかし、私は法を伝えるために、もともと定められた按排通りに進めるわけにはいきません。私はそれを変えます。あの大刧難はなくなりますが、悪い人は取り除かれて、多くの人が亡くなり、相当恐ろしいことです」と師父は教えて下さいました。

 このような重大な天機を私に教えて下さり、このような思いがけない身に余る特別扱いをされたと思い、大変恐縮しました。

 大連での第2期講習会が終わる際に、師父は法輪大法勉強会をつくるよう伝えられ、必ず学法煉功をよく行い、くれぐれも心性を修め、必ず圓満成就するよう学習者を励ましてくださいました。

 その後、師父と共に旅順へ行きました。船の上で、師父は風に吹かれ、海を眺めながら、海軍の軍人の学習者と話されました。大連では軍人の学習者が多く、陸海空それぞれの軍隊に属する軍人がいます。彼らはとても良く修めています。師父はこれらの軍人の執着心が少なく、悟性も優れているので、とても気に入っていると私に言われたことがありました。

 黄海と渤海(山東半島と遼東半島とに囲まれた海)の境界線に着いた時、師父はとても喜ばれました。また空中の生命と海の生命が師父にご挨拶をするために集まって来たと思いました。私は何も見えなかったですが、師父が喜ばれている気持ちがわかりました。師父は右の掌を上にして、何かを支える仕草をされ、「私の掌をみて下さい!」とおっしゃいました。その後、天目がよく開いた旅順の法輪大法勉強会のリーダーから、師父の掌に数えきれない大仏がいて、その他にもたくさんいたと教えてもらいました。

 その時に撮ったビデオを見た時とても驚きました。なんということでしょう! 船の周り、空中には見渡す限り果てしないところまで、大小の異なる法輪で埋め尽くされ、その他、開いた本と閉じた本のような形のものも空中にいっぱいありました。これは言うまでもなく、大法の本に違いありません。このビデオを見た学習者全員が見とれてしまいました。本当に凄いです! 必ず師父に付いて最後まで歩み続けて行きたいと思いました!

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/6/318464.html )
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/11/24/153799.html)
 
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