10年間刑務所に拘禁の曲連喜さん またもや4年の判決を
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 明慧日本2017年7月7日】遼寧省大連市の法輪功学習者・曲連喜さん(58)は昨年6月28日、同市中山区海軍広場派出所の警官らによって連行された。同年11月、不当な開廷をされた曲さんは、懲役4年の実刑判決を言い渡された。しかし、曲さんの家族には曲さんが裁判をされたことも、判決を受けたことも知らされなかった。

 曲さんは連行されてから、家族との面会を許されなかった。今年6月中旬、家族は大連市留置場に行き、曲さんの着替えなどを持って行ったとき、「曲連喜は、もうここにはいない」と言われ、どこに行ったかさえも、教えてもらえなかった。そのため家族はいろいろな場所を尋ね回った結果、曲さんが遼寧省遼南新入監刑務所に拘禁されていることがやっとわかった。

 それから、6月21日、家族は遼南新入監刑務所に行き、曲さんと1年ぶりに再会したが、曲さんはとても痩せこけていた。曲さんは家族に「6月6日に、留置場からこの刑務所に送られて来た」と話した。

 曲さんは2001年8月29日、法輪功を学んでいるとの理由だけで連行され、懲役10年の重刑を宣告された。そして、やっと出所した曲さんはまた、2012年に労働教養処分を下され、大連市労働教養所に収容された。労働教養制度が廃止されると、2013年9月16日、曲さんは一番最後に教養所から解放された。

 曲さん一家数人は法輪功を学んでおり、心身ともに恩恵を受けたが、当局に迫害を加えられた。曲さんの妻・石桂芬さんは5回にわたって、連行や拘禁をされ、3度の労働教養処分を受けた。父親が迫害を受け、2001年8月に亡くなった。2番目の姉は馬三家労働教養所に2年間拘禁されたことがあり、3番目の姉は6回にわたり連行されて拘禁され、拷問を受けた末、2006年に死亡した。

 昨年6月28日、遼寧省610弁公室、公安局、派出所の警官らは、盗聴したり、尾行したり、待ち伏せなどの手段を使って、数多くの法輪功学習者たちを連行した。大連地区だけでも、八十数人の多くの学習者や家族が、派出所や留置場、思想改造施設へと連行された。

 その日、曲さん夫婦は自宅で警官らに連行され、すぐに家宅捜索を受けた。その翌日、夫婦ともに市留置場に移送された。

 8月の初め、曲さんは逮捕令状を出され、一方、石さんは7月28日に大連市の思想改造施設に移された。

 11月上旬、曲さんは大連市甘井子区裁判所に秘密裏に開廷され、実刑判決を言い渡された。その後、曲さんはこの判決を不服として、上訴したという。

 曲さんが受けた迫害の事実は、明慧ネットの文章をご参考ください。

 大連市:迫害された法輪功修煉者 一家離散(写真)

 遼寧省:大連市の数十名の法輪功学習者 不当に逮捕・連行

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/23/350060.html)
 
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