文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年5月27日】対面で真相を伝える問題で、昔私は大法の真相を伝える時に、相手に大災難のこの時期に三退、つまり党、団、隊から脱退しないと命を守れないことばかりを話して、相手を脱退させることが、大法の真相を伝えることだと思い込んでいました。もし、相手が中国共産党を脱退しなかったら、自分が全力を尽くしていない、と感じていました。後に、師父の説法「相手に真相を伝え、彼が分かるようになり、悪事をしなくなり、本当に相手を救ってからお守りをあげるのです。着実に行なうべきであり、人を救うことはチラシを配ることではなく、一枚配れば一枚の効果があるようにすべきです」 [1]を学びました。
師父の説法からヒントを得て、私は毎回外で真相を伝えて帰って来た時、いつも、言いたいことをまとめて整理しています。今では大法の真相を伝える時に、必ず次の2点をはっきりと伝えるべきだとまとめました。まず1点目は、法輪大法は人間を善に向かわせ、良い人になるようにと教えてくださっている、このことは間違っていないこと。2点目は、中国共産党の江沢民集団の悪者らは、法輪功を酷く迫害し、大罪を犯していることです。
また、伝える時には柔軟に対応し、常人にも相手を尊重していることを感じさせます。このようにすると、相手は話しを重視して聞いてくれます。例えば、あなたが真相を伝える人に会った時には、まず礼儀正しく相手に挨拶をし、「少し話してもいいですか、法輪功は人間を善に向かわせ、良い人になるようにと教えています。これは間違っているでしょうか?」と聞いてみます。もし、相手が聞きたがらない場合は、この話題を拒みます。その時には、無理に話さない方がいいのです。もし、相手が聞きたがっているのであれば、相手が自分の意見を話します。そうであれば、相手の話に沿って回答してあげればいいのです。ただし、できるだけ相手と争うことを避け、多く伝えられるのであれば、もっと詳しく伝え、いい結果を残せます。そして、他の同修が再度話す時の呼び水、つまりよいきっかけを与えることが出来ます。
ある時、常人が話を聞いた後、「以前の法輪功をしている人は、そんなふうに話していなかったよ」と言います。これは、常人に不満があるということなので、このような時には「どのように話しても、全てあなたのためなんです」と付け足します。
三退を勧めることは着実に行なう必要があります。脱退を勧める時に相手がしぶしぶ三退したり、または脱退することに同意しないのであれば、三退したとは言えません。また、相手の名前も聞かずに、一律に相手に仮名を付けるのは適切ではないと思いますし、常人が誤解する可能性もあります。実は、礼儀正しく相手の名字、名前を聞くと、相手は喜んで自分の名前を言ってくれます。もし、相手が困っているような雰囲気を感じたなら、または言いたくないのであれば、仮名でもよいと説明して仮名を付けます。
平凡な生活の中で、あらゆる面のことを必ずしっかり行ない、常人に大法修煉者の良いところを見せるようにした方が良いのです。例えば、あなたが住んでいる環境の建物の階段や居住地の庭園、一戸建ての小さな道路や大きな道路を積極的に清掃し、積極的に皆と挨拶を交わし、冬に雪が降れば積極的に除雪を行なう、これらの行為は全てささやかな善の行為です。しかし時間が経つと、これらの行為を見て常人が自然に大法を認めるようになり、あなたを認めるようになります。もし、あなたがこれらのささいな行為もできず、人々に「法輪大法は素晴らしい」と言っても、あなたを信じるでしょうか? あなたを認めるでしょうか?
あなたがどこに住んでいても、自分に対して厳しく律するべきです。ある日、同修が借家の我が家にやって来て、家の後ろのスモモが熟れているのを見つけ、手を伸ばして取ろうとしたので、私が「やめて」と言うと、彼はすぐにやめました。私たちはここで3年住んでいます。私の部屋の前後の菜園の野菜に1回も手を出したことはありません。家主の夫婦は他の人と話す時に、いつも「私たちが何に一つ取ったりせず、悪いことをしないから本当に安心できる」と話していました。
個人の悟りです。不適切なところがあれば、同修のご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二〇一〇年ニューヨーク法会での説法」