広東佛山市の学習者(65)が連行され 拘禁場所不明
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 【明慧日本2020年5月28日】広東省佛山市の法輪功学習者・李燕群さん(65)は今年3月17日に連行されたが、拘禁場所は未だに不明である。

 かつて、李さんは深刻な心臓病、肩関節周囲炎、脳震盪、婦人科系の病を患っていたが、法輪功を学んで1週間後には、すべての病気が消えた。1999年7月、中国共産党による法輪功への迫害が始まった後、李さんは残酷な迫害を受けた。2007年、李さんは懲役3年の実刑判決を受け、広東女子刑務所で迫害されて自己管理ができず、手足も深刻に変形してしまったが、未だに完全に回復してはおらず、行動が不便になったため、あまり外出しないでいた。

 2020年3月18日、娘が李さんの住宅を訪れると、ドアに「佛山公安禅城支局」の貼り紙が目に入った。ドアを開けてみると、室内はめちゃくちゃに荒らされ、まるで強盗に入られたようだった。娘はすぐに、禅城支局祖廟派出所へ母の状況を尋ねに行ったが「17日、20時にすでに帰宅させた」との回答をもらった。しかし、鍵は家に置かれており、鍵を持っていなかった李さんが家に入れるわけがなかった。李さんもお金を持っておらず、歩行もできず、自分で帰れるわけがなかった。娘の問い詰めで派出所の警官は「聖堂派出所の警官により連行され、刑事拘留となった」と言った。同月24日に「拘留通知書」が李さん家族に届いた。

 李さんの家族は、この件を3月31日に弁護士に依頼した。弁護士は李さんとの面会を予約しようとしたが、何度も失敗した。もっと怪しいことに、家族は留置場の通帳にお金を振り込んだが、1カ月過ぎてもお金は全然使われていなかった。留置場に拘禁されている人達の生活費はすべて自己負担のため、お金を使わないで何をもって生活を維持しているのかさっぱりわからなかった。

 4月24日、家族は衣服を持って留置場へ見舞いに行った。しかし、留置場側は「ここにはそんな人は存在しない」と返事をし、家族を追い払った。家族はあちこちを尋ねても李さんの拘禁場所が見つからなかった。

 4月29日に「逮捕状」が家族に届いた。しかし「逮捕状」の日付は「2020年4月5日13時」と書いてあったが、なぜ24日後に家族に始めて届いたのか? もっと可笑しいことに、拘禁場所は依然「佛山市禅城区留置場」と書かれている。 

 李さんは一体どこに拘禁されているのか? 生きているのか死んだのかさっぱり分からないままである。禅城区派出所の関係者の話によると、李さんはすでに高明区留置場に移送されたというが「逮捕状」には、拘禁場所は「禅城区留置場」と書かれている。中国共産党は世界に「公平・公開・公正」のシステムが構築されていると宣伝しているが、明らかに嘘ではないか。家族が李さんの拘禁場所を知りたがっているのに、これほど難しいのか!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/2/404645.html)
 
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