中国からの投稿 二題
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 【明慧日本2020年6月10日】

 地域警察官「今日は、李先生の誕生日なので私達はお祝いに来ました」

 5月13日は大法の師父・李洪志先生の誕生日であり、世界法輪大法デーである。早朝からドアをノックする人がいて、開けてみると地域の警察官と安全担当者だった。警察官は慌てて「今日は、李先生のお誕生日なので、私達はお祝いに来ました」と言った。家に入った2人は、師父の写真の前でお祝いの言葉を述べた後、私と一緒にバースデーケーキと果物を供えたのである。

 地域の警察官が、李先生の誕生日を祝ったのは昨年と今年の2度目である。昨年は、この警察官はコミュニティーの副主任と一緒に来てくれた。「今日、李先生の誕生日です。あなたに会いに来ました」と言った。私は「私に会う必要はないと思います。もし大法の師父の誕生日を祝うのなら、どうぞお入りください、私に会うだけなら、お引き取りください」と言うと、彼らはニコニコしながら家に入ってきた。

 彼らが監視の任務で訪ねてきたのは分かりますが、彼らが私達の師父に対して内心から尊敬していることも知っている。

 私達は、地域の警察官と付き合って20年が経ちました。彼らは早い時期から真相を理解しており、中国共産党(以下、中共)組織の青年団から脱退した。渡したネット封鎖を突破するソフトも受け取り、中共の邪悪な本質についても一定の認識をもっている。この警察官はずっと我が家を監視する責任を担っており、祝日や敏感日になると、いつものように電話をかけて挨拶をしてくれた。時には家に訪ねて来ることもあるが、その時は必ず同僚や、コミュニティーの責任者を連れてきた。彼が言うには「私が彼らを連れて来るのは、彼らに真相を聞かせるためだ」と言った。私はその人たちに三退を勧めて、相手が迷っている時、彼は私の手助けをして「私は脱退したから福が訪れる」と相手に勧めてくれた。すると相手は喜んで三退をした。今までこのようにして三退した人は5、6人いた。

 この警察官が2019年5月13日に、コミュニティーの副主任を連れてきた時、家に入って椅子に腰を掛けると、米中貿易戦争の話をし始め、中共はいかにごまかしているのか、中共はいかに虚言をもって政権を奪ったのか、虚言をもって人々を騙して弾圧で政権を維持し、政権を守るためにいろんな政治運動を発動したこと、いかに法輪功を迫害し、私達一家は信仰を堅持したために、どれだけの迫害を受けたかについて話した。

 コミュニティーの副主任は「実は、これらの事は私達はよく知っています。話す勇気がないのです」と言った。私は「あなたは中共が邪悪であることが分かっているのだから、ならば中共から遠ざかり、かれらの列から離れ、中共組織から脱退しましょう。天が中共を滅ぼす時、私達は災いが身に降りかからなくなります」と話した。警察官は私を手助けして「その通りです。今では多くの人々が脱退したからね」と言ったので、副主任は安心して中共組織からの脱退に同意し、そして「ありがとう、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 実は、多くの警察官は善念を失ってはおらず、私達は慈悲心をもって彼らに接し、彼らが救われる生命と思っていれば、多くの警察官は真相を受け入れてくれる。真相がわかれば閉ざされた善念がよみがえり、そして大法に救われるのである。

 書類上での拘留

 書類上での拘留について戸惑う人がいるかもしれない。拘留とは人をある固定した場所に閉じ込めることであり、書類上での拘留はどういうこと? 実は以下の話を読めばわかると思う。

 世界法輪大法デーの5月13日の前日の夕方、外見では若く見える年配の女性2人が、東北部にある派出所に入って行った。2人は法輪功学習者である。その内の1人の女性は73歳で、赤ら顔をして元気はつらつだった。もう1人の女性は70歳で、軽やかなステップで健康そのものだった。

 2人は派出所に入って警官らに真相を伝え続けた。1人の若い警官は「実は私達もあなたたちを捉えたくはないのだが、通報者がいてどうにもならない」と言った。真相を知っていた警官は低い声で「この後、国家安全保衛部門の人達が来たら、家の鍵を持ってきていないと言って、そうするとあなたたちの家宅捜索に行かなくても済む、この前、あなたが通報された時、私は家宅捜索に行かなかったでしょう。実はあなたがどこに住んでいるのかは分かっている」と言った。

 最後に女性警官が一枚の紙を持ってきて「今は感染症の期間中であり、あなたたちを収容する場所がない、500元(約7703円)の罰金も免除するから、10日間の拘留も書類上の拘留にするので、あなたたちはもう帰っていい!」と言った。

 年配者がその紙を見ると「拘留釈放書」と書いてあった。この警官たちは形式だけで事を済ませ、上層部を納得させるために、このように行なっていた。このように書類上での拘留で終わったのだという。

 これを聞いた人は、感心して「邪悪な中共は確実に終末を迎え滅亡に向かっている」と、このように言うでしょう。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/21/406630.html)
 
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