中国のシンセン福田看守所での体験から、万家看守所での“集団自殺”があり得ないことを語る
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   黒竜江万家看守所の15名女子法輪功学員の死亡が江沢民集団によって集団自殺と称されたニュースを知って驚きました。心が痛み、2000年に私が不法拘置された体験を話す必要があると思いました。私の話から江沢民政府が信頼できるものかどうか、皆さんに判断して頂きたいと思います。

   看守所に入るには三つの関所が設けられており、一個目の関所では服や靴を脱ぎ、身につけたものを漏れなく全部出さなければなりません。例えば腕時計、歯磨き、ベルト、財布、携帯電話、ポケットベル、くし、ペン、本、紙などなど、甚だしきに至っては女性弟子の生理用ナプキンの持込までもが許されません。学員は裸足で入らされ、男性学員は下着しか着られず、女子弟子でも一重しか着ることができません。 

   かくして、まだ二個目の関所を通らなければなりません。看守はそばに立っていた人(正式な職員であるかどうか知りませんが、名札は身につけていなかった)に検査させます。個室に連れ込まれ、裸にされ、パンツや襟、ブラジャーまで細かくチェックされていました。 

   その次は獄舎に入るのです。牢屋の頭はもう一回我々を裸にしてチェックします。ある学員は口の中にものが入っていると疑われ、口中検査を強いられました。拘置の間は法輪功学員を互いに一緒にさせず、他の刑事犯罪者と一緒にさせます。

   壁に備え付けられた監視カメラの監視を受ける以外に、他の犯罪者らにも監視されます。牢屋の条件は非常に悪いのです。寝る時、およそ30人が体を斜めにし、一列で押し合いをしていました。互いの頭と足が向き合って、寝返りさえも困難でした。

   毎晩7時半から10時半まで中央放送局が捏造した番組を弟子らに強制します。テレビが壁の高所に置かれ、電源装置は統一にコントロールされます。電球は夜中にずっと消されず、朝7時になると消されます。就寝時は、11時から、ベッド両端に一人ずつが当番につき、1時間毎に交替します。当番の人によると、これは自殺を防ぐためでした。それだけでなく、夜12時から、1時間間隔で看守は牢屋毎を巡回し、壁の窓口から頭を差し込んで検査し、かつ検査済みを証明するために我々に検査記録にサインするよう要求しました。気候がだんだん寒くなって来ましたが、法輪功の学員の家族が送って来た衣服についていたファスナーとボタンなどの硬いものは全部はずされ、皆このような改造された衣服を体に掛けるほかありませんでした。ボタンがないので、ズボンなどははくことができませんでした。 

   我々はちょっと指示に従わないとすぐに、体罰を受けました。2000年11月江沢民がシンセンに来て、12号牢屋の女子弟子らが床の上で煉功したため、何人かの男性看守の前で裸にされました。60歳を超えるお婆さんも見逃さなかったのです。ある若い女子学員らが抵抗したため、髪を掴まれて壁にぶつけられ、そのうち一人は裸にされ、外で15分立つような罰を受けました。このような人間性のないごろつきの行為はおそらく中国の看守所に次々と現れるでしょう。

   我々のすべての微かな挙動さえもこんなに厳密に監視されているのです。よく考えて見ましょう。このような環境の下で自殺は発生しうるでしょうか。勿論、集団での自殺などできないことは言うまでもありません。もっと重要なこととして、法輪功では殺生してはいけないと明確に規定しており、自殺も有罪なのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2001/7/9/13126.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2001/7/19/12393.html)     更新日付:2011年10月4日
 
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